女性向け商材のアピールに最適なInstagram（インスタグラム）。
意外にも低予算から広告出稿ができることをご存じですか？
この記事ではInstagramの基本情報や広告の種類、費用感などを実例を交えてご紹介します。
【Instagramの最新情報についての記事もお読みください】
【2020年8月更新】Instagram(インスタグラム)日本のユーザー数・属性・活用シーン|企業の事例も紹介

1.Instagramの概要・メリット

（ガイアックスソーシャルメディアラボの記事内データを参考に作成）

Instagramの日本国内における月間アクティブユーザー数は3,300万人(2019年3月時点)。
若い世代を中心に活発に利用されています。

1-1.女性や若い世代に人気

グラフを見ると、20～40代の利用者が多く、特に女性ユーザーの比率が高いことがわかります。
商品の写真を大きく見せられるので、かわいい・キレイ・珍しいなど目をひく写真であれば注目度がさらにアップします。

1-2.店舗半径での詳細な配信が可能

店舗から半径10kmなどの指定が可能なので、来店可能性が高いユーザーに絞ってアピールできます。
「この地域に住んでいる人」「最近この地域にいた人」「この地域を旅行中の人」などのオプションも非常に便利です。

2.Instagram広告の種類

Instagramで出せる広告はさまざまありますが、代表的なのは「フィード広告」と「ストーリーズ広告」です。
(以下、サンプル画像はInstagram広告公式サイトから引用)

2-1.フィード広告

画像または動画と広告文の組み合わせで作成します。一般の投稿記事の間に表示されます。

画像とテキスト

画像とテキストで構成される、オーソドックスな形式です。

カルーセル

スワイプで複数の画像を見せることができます。
商品の品揃えを見せたり、ストーリーを伝えるのに効果的です。

動画

動画と広告文の組み合わせで表示されます。
音声オフで視聴するユーザーが多いので、重要な内容は広告文で補足しましょう。

2-2.ストーリーズ広告

縦型の動画で、スマホであれば全画面表示されるので注目度抜群です。
一般のストーリーズの投稿の間に表示されるので自然に視聴してもらえます。

3.Instagram広告の出し方（広告アカウント作成方法）

実はInstagramアカウントがあるだけでは、広告を出すことができません。

Facebookページ連携や広告アカウントの設定についてご説明します。

3-1.Facebookページの作成

まずはFacebookページを作成します。
InstagramはFacebook社のサービスなので、同じ広告プラットフォームです。
普段使う個人のFacebookアカウントとは別で、会社やブランドの情報を載せることができるページを作成する必要があります。

詳しい作成方法はFacebook公式サイトをご確認ください。

3-2.Facebookビジネスマネージャの作成

FacebookビジネスマネージャはFacebook/Instagramの広告や通常投稿を複数人で管理するためのシステムです。
複数店舗をもつビジネスの場合、一括管理ができるので非常に便利です。

こちらのページからアカウントを作成することができます。

ビジネスマネージャーが作成できたら、先ほどの企業ページを追加しましょう。

3-3.Instagramとの連携

InstagramとFacebookページを連携して、ビジネスマネージャーから広告の作成ができるようにします。

Facebookページの「ページ設定」→「Instagram」からInstagramアカウントを追加してください。

3-4.広告アカウントの追加

 

ビジネスマネージャから「ビジネス設定」→「①アカウント」→「②広告アカウント」を選択。
「③追加」「④アカウントを追加」からFacebookページを広告アカウントとして追加できます。

3-5.広告の作成（広告マネージャ）

ビジネスマネージャから「広告マネージャ」を選択すると上記画像のような広告管理画面が表示されます。

広告の配信設定、写真やテキストの入稿、配信開始や停止もすべてこのページから操作可能です。

4.Instagram広告で使用できるターゲティング

興味のない広告がSNSに出てきても、ユーザーはなかなか見てくれません。
Instagramならではの精密なターゲティングを使って、関心の高い人を狙いましょう。

4-1.属性（地域・年齢・性別・言語）

地域…郵便番号・国・都道府県・市区町村・特定の住所から半径1~80km範囲内
年齢…13歳から65歳以上まで、1歳刻みでターゲティング可能
性別…男性・女性・または両方
言語…使用言語でターゲティング

4-2.ユーザーのプロフィール情報

学歴、世帯年収、ライフイベント、子供の有無、交際ステータス、仕事などでターゲティングできます。

4-3.興味・関心

ユーザーが興味をもっているカテゴリでターゲティングできます。
「グルメ」「自動車」「旅行」など、商材にあったカテゴリを選べます。

4-4.サイト訪問者へのリマーケティング

サイト訪問者を追跡する広告も配信できます。
家電製品のように、複数商品を比較検討する商材の場合は非常に効果的です。
事前に自社サイトに「タグ」を設置するので、サイト制作会社と連携が必要です。

5.Instagram広告の活用事例

佐渡汽船株式会社様

新潟本土ー佐渡島間の航路を結ぶ、佐渡汽船株式会社。
佐渡の魅力を発信するため、自慢のグルメや観光地の動画を配信しました。

ターゲット：旅行に興味関心
配信地域：東北～近畿
配信目標：広告接触人数の最大化

結果、一人当たり0.2円という価格で配信することができました。
広告費が1万円あったとすると、5万人に広告を配信したことになります。
ターゲティングも「旅行への関心が高いユーザー」にしてあるので、佐渡に興味を持ってくれる可能性の高い人々へアプローチができたと言えそうです。

佐渡汽船様の事例については以下の記事もお読みください。

ユニークワン事例紹介（佐渡汽船株式会社様）

鍵を握るのはInstagram分析

Instagramの重要指標「エンゲージメント」

前述の通り、Instagramはユーザーにとって価値あるコンテンツ、新たな発見があるコンテンツを重視しています。
そこで企業アカウントを運用している方にぜひ重視してほしいのが「エンゲージメント」。
エンゲージメントとはユーザーの反応です。Instagramでは「いいね」や「コメント」がエンゲージメントにあたります。

「どんな投稿にユーザーは反応を示すのか」
「ユーザーに見られやすい投稿時間帯はいつなのか」
「自社のアカウントをフォローしている人たちはどの投稿が好みなのか」といったことを分析し、投稿内容を改善していく必要があります。

そのために必要なのが、Instagramアカウントの分析です。
ユニークワンでもいいねやコメント数が多かった投稿、フォロワーの属性などを把握するための分析ツール「ooowl」を2020年秋にリリース。

すでに法人のお客さまからたくさんのお問い合わせを頂いています。

ooowlを見てみる

まとめ

FacebookやInstagramの事前設定が少し面倒ですが、そこさえクリアするば自由自在に広告を出すことができます！
自社で全てを実施するのは難しい、という担当者様はぜひユニークワンにご相談ください。

広告配信全般についてのサポートはもちろん、自社でInstagram広告を運用するためのトレーニング承ります。