P-MAXの除外キーワード完全ガイド|設定手順と「効かない範囲」を解説

「Google広告は出しているけれど、Yahoo広告も出したほうがいいのだろうか」「記事によって言うことが違う」
このようにお悩みではありませんか。
さらに2026年4月には、Yahoo!広告の検索広告が「LINEヤフー広告 検索広告」に名称変更されました。
新旧の情報が混在し、いっそう判断しづらくなっています。
結論からお伝えすると、Google広告とYahoo広告は、どちらが優れているかで選ぶものではありません。
予算・商材・届けたい相手との噛み合わせで決まります。Google広告だけで目標の成果が出ているなら、それも正解です。
この記事では、Google広告とYahoo広告の併用を、自社の数字と体制から判断する方法をわかりやすく解説します。
ユニークワンではWebマーケティング事業を展開する企業として、50以上の業種、計1,250社のデジタルコミュニケーションを支援してきました。
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目次
まず、古い情報と食い違いやすい2026年の変更点を整理します。
この記事で扱うのは、検索したキーワードに連動して表示される「検索広告(リスティング広告)」です。
LINEヤフー for Businessの発表によると、2026年4月1日に名称が変わりました。
「Yahoo!広告 検索広告」は「LINEヤフー広告 検索広告」になっています。
すでにYahoo!広告の検索広告を利用している場合について、公式には次のように記載されています。
名前が変わっただけで、これまでのアカウントはそのまま使えます。

この記事では、検索される語形に合わせて、以降は「Yahoo広告」と表記します。
正式名称が必要な箇所だけ「LINEヤフー広告 検索広告」と書きます。
混同しやすいのが、ディスプレイ広告の統合です。
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に画像や動画で表示される広告を指します。
同じ発表では、LINE広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告の統合も案内されています。
統合後の名称は「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」です。
「LINEヤフー広告は移行が必要らしい」という情報は、LINE広告についての話です。検索広告の併用とは切り分けて考えましょう。
2010年の提携以降、Yahoo! JAPANの検索にはGoogleの技術が使われています。
2010年7月27日のGoogle Japan Blogで、検索技術の提供が発表されました。
ただし同じ発表の中で、次のように明記されています。
広告主と広告のデータは分離されており、広告の出稿もそれぞれのサービスで行います。
そのため、Google広告に出稿しただけでは、Yahoo! JAPANの検索結果の広告枠には表示されません。
Yahoo! JAPANで検索する人に広告を届けたい場合は、Yahoo広告への出稿が別に必要です。
これが、併用を検討するときの前提になります。
2つの媒体の使い分けを考えるうえで、判断に関わる違いに絞って整理します。
もっとも大きな違いは、広告が表示される場所です。
Google広告(検索広告)
検索パートナーは、検索ネットワークのキャンペーンでは初期状態で含まれています。
「Google 検索パートナーを含める」のチェックを外せば、Google検索のみに絞ることもできます。
Yahoo広告(LINEヤフー広告 検索広告)

次に、それぞれの検索エンジンがどの程度使われているかです。
アクセス解析サービスのStatCounterによると、2026年8月の日本の検索エンジンシェアは次のとおりです。

※StatCounterの数値は、同社の計測コードを設置したサイトに、各検索エンジンから流入したページビューの割合です。検索回数や広告の表示回数そのものではなく、月ごとに変動します。
また、Yahoo! JAPANの月間ログインユーザーID数は5,400万人です(2025年3月末時点・公式発表)
ここから言えるのは、「スマホ検索はGoogleが中心だが、Yahoo! JAPANにも一定の利用がある」ということです。
ただし、シェアの数字だけで出稿の要否は決まりません。
自社の商材を探す人のうち、どれだけがYahoo! JAPANを使っているかは、業種や地域で変わるためです。
なお、デスクトップではBingの数値が大きく出ています。
Bingに広告を出す場合は、Microsoft広告という選択肢があります。
以前は「Yahoo広告の検索広告では、年齢や性別で配信先を指定できない」という違いがありました。
しかし、この点は変わりつつあります。
LINEヤフー for Businessの告知によると、2026年3月12日から提供が始まりました。
Yahoo!広告 検索広告で、年齢・性別を指定したターゲティングが使えるようになっています。
あわせて「ターゲットリスト」は「オーディエンスリスト」に名称が変わりました。
名称のみの変更で、機能や配信への影響はないと案内されています。
ただし、提供対象は「一定の取引実績のあるアカウント」とされており、すべてのアカウントで使えるわけではありません。
提供条件の詳細は公開されていないため、自社のアカウントで利用できるかは管理画面でご確認ください。
数年前の比較情報では、この変更が反映されていないことがあります。
※執筆時点(2026年9月)の情報です。仕様は変更されることがあるため、最新は各媒体の公式ヘルプでご確認ください。
費用のしくみは、両媒体ともクリック課金が中心です。
広告が表示されただけでは費用はかからず、クリックされたときに費用が発生します。
Yahoo広告
初期設定サポートでは、仮の予算金額と配信期間が提案されます。
配信前に、自社の計画に合わせて見直すことをおすすめします(公式にも確認を促す注記があります)
Google広告

違いが出るのは、支払い方法や初期設定の支援といった「始めやすさ」の部分です。
併用するかどうかは、次の順番で考えると整理しやすくなります。
最初に確認したいのが、Google広告のインプレッション シェアです。
インプレッション シェアとは、広告が表示される可能性があった回数のうち、実際に表示された回数の割合を指します。
検索広告では、主に次の指標を確認します。
広告ランクとは、広告の品質や入札単価などで決まる、掲載順位の評価です。

確認の手順は以下のとおりです。
※アカウントによって表示が異なる場合があります。

数字の読み方は、次のように考えられます。
ここで注意したいのは、「損失率が大きいから併用しない」と直結させないことです。
インプレッション シェアは、限られた予算をGoogle広告とYahoo広告のどちらに足すかを考える材料です。
何%なら併用する、という公式の基準はありません。
業種や地域、キーワードの数によって見え方が変わるため、自社の推移を見ながら判断します。
次のような状態であれば、Google広告に集中する選択が噛み合います。
Google広告だけで成果が出ているなら、それも正解です。
一方で、次のような状態であれば、Yahoo広告の併用を検討する意味があります。
2つ目は、数字だけでは判断しにくい項目です。
既存のお客様が普段どこで調べものをしているか、といった手元の情報も手がかりになります。
どの業種なら向く、と一律には決められません。「検索している層」と「自社の商材」の組み合わせで考えます。
判断がつかない場合は、実際に配信して確かめる方法があります。
いきなり予算を半分ずつに分けず、Google広告の成果を崩さない範囲で、Yahoo広告を小さく試す考え方があります。
そのうえで、2つの媒体を同じ指標で比べます。

どちらか一方に決めるだけでなく、試した結果をもとに、媒体ごとに役割を分けて使い分けるという選択肢もあります。
判断に必要なのは、どちらの媒体が優れているかという一般論ではなく、自社の数字です。
月10〜50万円規模の予算では、配分の小さな変化も、Google広告側の件数に影響しやすくなります。
そこで、Yahoo広告を試すと決めた場合の進め方を、予算・期間・体制の観点から整理します。
試す予算をどこから出すかによって、検証の意味が変わります。
配分の比率は業種や地域、キーワードによって異なるため、一律の数字はありません。
「Google広告の成果を崩さない範囲はどこか」を起点に、許容できる金額を決めるという考え方があります。
Yahoo広告で最初に設定する内容は、ゼロから考えなくても、Google広告で成果が出ているものを出発点にできます。
キーワード群・広告文・LP(ランディングページ)をGoogle広告から移すと、比較もしやすくなります。
ただし、そのまま丸ごとコピーすればよいわけではありません。
入稿規定(広告文の文字数や使える記号など)や、キーワードの設定方法の呼び方は媒体によって異なります。
登録する前に、LINEヤフー広告の公式ヘルプで入稿規定を確認しておきましょう。
試験配信を始める前に、次の3点を決めておきます。
自動入札を使う場合は、媒体のAIが成果の出やすい配信を学習する期間があり、始めてすぐは数値が安定しにくいことがあります。
LINEヤフー for Businessの公式コラムでは、学習期間の長さは一概にはいえないと説明されています。
クリック数やコンバージョン数によって変わるためです。
また、自動入札の設定変更や、キャンペーン・広告グループ・キーワードの新規追加で、学習がリセットされるとされています。
試験期間中に設定を頻繁に変えると、学習がやり直しになる点にも注意が必要です。
撤退や見直しのラインを先に決めておく考え方は、下記コラムでも詳しく紹介しています。
P-MAXで効果が出ない原因と改善手順|2026年最新機能での診断方法も解説
「Google広告のP-MAXを始めたものの、CPA(顧客獲得単価)が悪化してしまった」「以前より広告費は使っているのに、問い合わせが増えない」。このようにお悩みではありませんか。
併用すると、運用の手間は単純に増えます。
どちらが良いということではなく、社内の体制との噛み合わせで考えます。
自社で運用する場合
代理店に任せる場合
併用を始めると、「数字の見方」と「管理の手間」に備える必要があります。
Google広告とYahoo広告の管理画面は、それぞれ自媒体の広告を経由したコンバージョンを数えています。
たとえば、同じ人が両方の広告をクリックしてから問い合わせたとします。
この場合、両方の管理画面にコンバージョンが計上されることがあります。
2つの管理画面の件数を単純に足すと、実際の問い合わせ件数より多くなる場合があるということです。
どちらかの管理画面が間違っているわけではありません。それぞれの媒体から見た成果を数えているためです。
媒体の管理画面と、アクセス解析ツールのGA4(Googleアナリティクス4)は、どちらでも成果を確認できます。
目的によって使い分けると整理しやすくなります。
GA4で広告の成果を確認する方法は、【内部リンク:URL要確認】GA4広告効果測定の記事で詳しく解説しています。
2つの媒体を無理なく管理するために、次のような工夫があります。
ここまでの内容を、判断の順番に沿って振り返ります。

「Google広告だけ」も「Yahoo広告との併用」も、目的に噛み合っていれば正解です。
大切なのは、一般論ではなく自社の数字と体制で決めることです。
一方で、判断に迷う場面もあるかと思います。「どちらの媒体に予算を足すべきかわからない」「試験配信の予算や期間を決められない」といったケースです。
株式会社ユニークワンでは、Google広告やYahoo広告をはじめとするリスティング広告の運用代行を行っています。
実際のアカウントの数字を拝見しながら、併用するかどうかを一緒に判断することも可能です。
こちらより、お気軽にご相談ください。