【最新】Google広告「キャンペーンタイプ」主要8種類を解説!特徴と目的に適した選び方とは
近年、「自動化」「AI」などという言葉が流行しています。AIによる自動化で、コスト削減・新しい価値を創出する時間を作り出すことができると言われています。
広告運用も同様に、AIや機械学習に一部を任せ、全て手動でコントロールしない方が良いケースもあります。
そこで今回は、機械学習によって自動で最適な入札が行われるGoogle広告の「自動入札戦略」についてご紹介。
「自動入札のメリットって?」
「目的に応じた選び方がわからない」
という方へ、この記事では下記を解説しています。
- 自動入札の特徴とメリット
- 自動入札種類一覧
- 自動入札戦略の選び方や注意点
ユニークワンではWeb広告に関するご相談を多く承っております。詳しくはこちらよりお問い合わせください。
目次
1.自動入札とは?
はじめに、自動入札の概要をおさえましょう。
1-1.媒体が最適な広告の入札単価を自動で設定
自動入札とは、設定したキャンペーン目的・入札戦略によって最適な価格の入札を自動で行ってくれる機能です。
入札戦略はクリック数の最大化やコンバージョン数の最大化があり、これらは目標に応じて選択すべきです。詳しくは4章で解説します。
1-2.個別クリック単価制との違い
個別クリック単価制とは、上限クリック単価を自分で設定することができる機能。
入札単価が自動で設定される自動入札機能とは異なり、手動で更新する必要があります。
2.自動入札のメリット
自動入札については理解しているが「自動化」に頼るのが本当に良いのか、判断できかねている方もいらっしゃると思います。
この章では自動入札を活用するメリットについて解説しました。
2-1.様々なシグナルを加味して調整される
入札単価は様々なシグナルを加味して調整されます。例えば、デバイス・所在地・曜日と時間帯・広告の特性・表示言語・ブラウザなど。
その他シグナルの詳細についてはこちらをご覧ください。
2-2.成果の改善に役立つ
前述したように、様々なシグナルを加味して入札単価が調整されます。これらのデータが蓄積され機械学習が進むことによって、成果の改善が見込めます。
また、「今まで手動入札で運用していたが、コンバージョン数が伸び悩んでいる」という方は、自動入札に切り替えてみると良いかもしれません。
2-3.運用にかかる時間の節約
手動入札にした場合、検索広告ではキーワード1つひとつに入札単価を設定する必要があります。
一方で、自動入札にするとまとめて設定ができるので、工数を削減することができます。
目標とするコンバージョン単価の範囲内でキャンペーンのコンバージョンを増やしたいものの、個々のキーワードの上限クリック単価を個別に設定する時間が十分にないとします。このような場合は、「目標コンバージョン単価」のポートフォリオ入札戦略にキャンペーンを追加し、目標とするコンバージョン単価を設定します。すると、目標の範囲内でより高い成果を上げられるように、高度な AI を使って入札単価が最適化されます。(引用元:Google広告ヘルプ)
3.自動入札の種類一覧・選び方
自動入札戦略にはいくつか種類があり、どれを設定すれば良いか迷う方もいるでしょう。そんな時は、以下を参考にしてください。
自動入札戦略 | 適したシーン |
クリック数の最大化 |
サイトのアクセス数を増やしたい |
目標インプレッションシェア |
検索結果ページの最上部、上部、または任意の場所に表示させたい |
目標コンバージョン単価 |
指定の範囲内でコンバージョンを増やしたい |
目標広告費用対効果 |
指定の範囲内で売上を増やしたい |
コンバージョン数の最大化 |
予算内でコンバージョン数を増やしたい |
コンバージョン値の最大化 |
予算内でコンバージョン値を増やしたい |
3-1.クリック数の最大化
【サイトのアクセス数を増やしたい】
「クリック数の最大化」は、対象Webサイトへの訪問者を増やしたい時に選ぶのがおすすめ。入札単価は、予算内で多くのクリックを獲得できるよう自動で調整されます。
3-2.目標インプレッションシェア
【検索結果ページの最上部、上部、または任意の場所に表示させたい】
例えば、ユーザーが「株式会社〇〇(ブランドキーワード)」と検索した場合、必ず検索結果に広告を表示させる設定をすることが可能です。
ブランドの認知度向上にも役立ちます。
このように指定した場所に、広告を表示させるよう入札単価が自動で設定されるのが「目標インプレッションシェア」です。
3-3.目標コンバージョン単価(CPA)
【指定の範囲内でコンバージョンを増やしたい】
目標コンバージョン単価を指定し、その範囲内でコンバージョンを最大化できるよう 入札単価が自動で調整されます。
Google広告によると、対象とするコンバージョンが全て同程度の価値がある場合に使用が適していると述べています。
3-4.目標広告費用対効果
【指定の範囲内で売上を増やしたい】
目標広告費用対効果を指定し、その範囲内でコンバージョン値を最大化できるように、入札単価が自動で設定されます
目標広告費用対効果とは「ROAS」とも呼ばれ、広告費に対する目標の売上割合を意味します。
3-5.コンバージョン数の最大化
【予算内でコンバージョン数を増やしたい】
設定した予算のなかで、コンバージョン数を最大化させるよう入札単価が自動で調整されます。
目標コンバージョン単価と同じように、対象のコンバージョンが全て同程度の価値がある場合に適すとともに、予算の消化を優先したいケースにも使用されます。
3-6.コンバージョン値の最大化
【予算内でコンバージョンの値を増やしたい】
こちらは「コンバージョン数の最大化」と同様に予算消化を優先したいケースに使用されます。加えて、対象のコンバージョンの価値が異なる時に使用しましょう。
「コンバージョン数最大化」はコンバージョンの値に関係なく調整されます。一方で、この自動入札戦略では、コンバージョンの値が大きくなるものが高く入札されることがあります。
4.Google広告自動入札の設定方法
4-1.キャンペーンを作成
通常の広告同様、キャンペーンを作成します。
4-2.設定>単価設定から自動入札を設定
[設定]の項目から[単価設定]の編集を行います。任意の自動入札戦略を選択ください。
5.自動入札活用の注意点
ここまで、自動入札を活用するメリットや適したシーンを解説してきました。最後に、自動入札を使用する際に、注意していただきたい点をお伝えします。
5-1.ある程度コンバージョンが獲得している必要がある
先ほど自動入札のメリットとして、一定のデータが蓄積され機械学習が進むことによって成果改善が見込める、という点をお伝えしました。
この機械学習を進めるためには、ある程度コンバージョンデータを獲得できている必要があるということです。
例えば「目標広告費用対効果」をキャンペーンで使用する場合、「過去30日間にコンバージョンを15 件以上獲得」という推奨条件があります。
5-2.機械学習の期間を確保する
キャンペーンが開始して、すぐに設定を変更してしまうのはNGです。
こちらも機械学習のために、一定の期間を確保することをおすすめします。既存のキャンペーンの自動入札戦略を変更した際も同様に、学習期間に入ります。
その場合、ステータスは「学習中」になっているはずです。
データの量などによって変動しますが、入札戦略が調整されるまでに 2~3週間程度かかります。この間は変更を加えず、機械学習の期間を確保してあげましょう。
6.まとめ:適切に自動入札を活用しよう
今回は、Googleの自動入札戦略について解説しました。
- 自動入札とは最適な入札単価を自動で設定する機能
- 自動入札には種類があり、最適なシーン別に選択する必要がある
- 一定のCVと機械学習の期間が必要
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