なぜ自分に関係のある広告が表示されるのか?Googleのパーソナライズの仕組みや自分に表示される広告ジャンルの確認方法も解説
幅広いの方が利用しているニュースアプリといえば「スマートニュース(SmartNews)」。ジャンル別にタブが分かれていて読みやすいデザインや、地域別のニュース面が人気となっています。
実はスマートニュースに広告を掲載できるのをご存じでしょうか?
今回の記事を読むことで
- スマートニュース広告の特徴がわかる
- スマートニュース広告の活用シーン・成果を出すためのコツがわかる
地方でいち早くスマートニュース広告を取り扱ってきたWEB広告代理店だからこその「プロ目線」でお伝えいたします!
目次
1.スマートニュース(SmartNews)とは?
(画像:公式サイトより引用)
スマートニュースとは、月間アクティブユーザーが約2,000万人(2019年8月・日米合算)のユーザー数No.1のニュースアプリです。TVCMもおなじみとなっており、一度は目にしたことのある方がほどんどではないでしょうか?
1-1.利用頻度が高く利用時間も長いメディア
利用者が多いだけではなく、利用頻度が高く利用時間も長いのがスマートニュースの特徴です。
他のSNSやニュースアプリに比べ、「1か月あたり51回以上利用する」ユーザーの多さは際立っています
(引用元:SmartNews社媒体資料)
また、1人1日当たり約16.7分利用しており、特に朝の通勤時間や昼休みの時間帯では他のSNSサービスと比べても長時間利用されています。
1-2.働く世代を中心に人気のあるメディア
スマートニュースは性別・年齢を問わず幅広いユーザーに利用されています。
特に利用が多いのは20代-50代の働く世代です。また、年収が500万円以上のユーザーが約半数を占めています。企業や家庭で中心となって活躍しながら、スキマ時間にニュースを見るというユーザーが多いのが特徴です。
(引用元:SmartNews社媒体資料)
2.スマートニュース広告の特徴
2-1.ニュース記事になじみ広告感が薄い
スマートニュース広告はニュース記事の間に表示される場合が多いです。広告見出し・画像をニュース記事テイストに工夫することで、広告感を薄く配信することができます。
(引用元:SmartNews社公式サイト)
2-2.豊富なターゲティング
スマートニュース広告も他の運用型広告と同様に、詳細なターゲティングが可能です。
特徴的なのは予約型広告で利用できる「ジャンル指定」。自社の商品と関連のあるジャンルを選ぶことでそのジャンルに関連したチャンネルに広告を配信できます。
(例)「ビジネス」ジャンルを指定すると、「政治」「経済」「国際」などの関連チャンネルに広告が表示されます。
※詳細は Premium Ads チャンネル・ジャンル対応表 をご覧ください。
●スマートニュース広告ターゲティング一覧(2021年4月現在)
・OS
iOS/Android
・性別
男性/女性/不明
・年齢
19歳以下/20-24歳/25-29歳/30-34歳/35-39歳/40-44歳/45-49歳/50歳以上
・時間帯
1時間単位で指定OK
・携帯キャリア
docomo/au/Softbank
・オーディエンス(ユーザーの行動)
リマーケティング/類似拡張/キーワード指定/除外
・ジャンル
芸能&エンタメ/ビジネス/IT&テクノロジー/スポーツ&アクティブ/グルメ/コラム&ライフスタイル/社会
・興味関心
自動車/ビューティー&ケア/キャリア/恋愛&結婚/教育/エンタメ など…
・エリア
都道府県単位で指定OK
※広告メニューによりターゲティング設定不可の場合がございます。
2-3.SmartnewsAIによる最適化
スマートニュース広告では、ユーザー行動データが毎日約5億ログ、記事情報は毎日1,000万記事のデータを機械学習しています。膨大なユーザー行動データや記事情報、広告アクションをAIが分析し、ユーザーごとに最適化されたコンテンツが配信されます。
3.スマートニュース広告の種類・費用
スマートニュース広告は掲載種別やクリエイティブタイプによって複数のメニューがあります。
(引用元:SmartNews社媒体資料)
3-1.掲載種別:運用型と予約型
①運用型:SmartNews Standard
スマートニュースの記事一覧に配信できる運用型広告です。全体の約8割が運用型タイプの広告を出稿しているといわれています。予算に合わせて費用対効果を高めて配信したい場合はおすすめです。幅広いユーザーにリーチしたい「認知」目的の広告配信はもちろん、サイト誘導を最大化する「クリック」目的や購買や予約などの「コンバージョン数を高める」目的でも最適化して配信することができます。
広告クリエイティブ別にメニューが分かれています。
●静止画:Standard Ads
バナー画像を掲載するタイプです。単画像またはカルーセル(複数枚の画像をスライドするイメージ)を選ぶことができます。
▲単画像の広告イメージ(ユニークワン作成の架空イメージ)
▲カルーセルの広告イメージ(ユニークワン作成の架空イメージ)
●動画:Standard Video Ads
動画を掲載するタイプの広告です。1分以内・サイズが16:9の動画を掲載することができます。
②予約型:SmartNews Premium
予約型のPremiumタイプは、スマートニュース起動画面やチャンネルのファーストビューなど目立つ配置に広告を掲載できます。いわゆる「純広告」と呼ばれます。運用型に比べて最低出稿金額は高額ですが、掲載期間や広告表示回数が保証されます。短期集中で多くのユーザーに認知拡大を狙いたい場合にピッタリな広告です。
広告クリエイティブ・掲載期間別にさらにメニューが分かれています。
メニュー名 | 掲載面 | クリエイティブ | 掲載期間 |
Cover Story Video Ads | アプリ起動画面 | 動画 | 1日 |
Cover Story Ads | アプリ起動画面 | 静止画 | 1日 |
1Day Premium TOP Video Ads | “トップ”チャンネルのファーストビュー | 動画 | 1日 |
1Day Premium TOP フルブリード | “トップ”チャンネル | 静止画 | 1日 |
Premium Video Ads | 様々なチャンネルのファーストビュー | 動画 | 1週間 |
Premium Display Ads フルブリード | 様々なチャンネルのファーストビュー | 静止画 | 1週間 |
3-2.課金タイプと最低出稿費用
スマートニュース広告の課金タイプや単価、最低出稿額は、広告メニューによってさまざまです。
●運用型の場合
大きく分けて「クリック課金(CPC)」と「広告表示課金(CPMまたはvCPM)」の2タイプがあります。クリエイティブのタイプや広告目的によってどちらかを選択しましょう。予約型に比べて出稿額を柔軟に決めることができます。
●予約型の場合
「期間保証」と「インプレッション保証(表示回数保証)」の2タイプになります。期間保証の場合は広告の「掲載期間」が保証されるタイプで、例えば「掲載1日で●万円」というイメージです。一方の「インプレッション保証」は、「広告の表示回数」が保証されるタイプです。予約型は目に入りやすい掲載面に集中して配信されることから、最低出稿額はかなり高額となります。
広告タイプ | 課金タイプ | 単価 | 最低出稿額 |
運用型(静止画・動画ともに) | CPCまたはCPM | CPCの場合、1円~/クリック | 要相談 |
Cover Story Video Ads | 期間保証 | imp 2.0円 | 700万円~ |
Cover Story Ads | 期間保証 | imp 1.16円 | 1,000万円~ |
1Day Premium TOP Video Ads | 期間保証 | vimp※ 2.5円 | 800万円~ |
1Day Premium TOP フルブリード | 期間保証 | vimp※ 1.5円 | 800万円~ |
Premium Video Ads | 表示回数保証 | vimp※ 1.3円 | 200万円~ |
Premium Display Ads フルブリード | 表示回数保証 | imp 0.8円 | 200万円~ |
※vimp:ビューアブルインプレッションの略。実際にユーザーが閲覧できる状態にあった広告表示の状態。Smart Newsの場合は「広告が50%以上の領域で1秒以上表示された場合」を指します。
なお、上記単価や出稿額についてはスマートニュース社公式資料から引用しております。代理店などに出稿を依頼する場合、手数料などにより単価や金額が異なる場合がございますので、目安としてご確認ください。
4.スマートニュース広告の活用シーン
4-1.ビジネスマン向けの商材(金融・人材・不動産など)
メインユーザー層が20-50代の働く世代であることから、ビジネスマン向けの商材は相性がよいです。
たとえば人材系では転職系サービスやキャリアアップを狙う人向けの習い事、金融系では保険や投資商品などの広告が多いです。また、年収500万円以上のユーザーも多いことから、不動産や自動車などの高単価商材とも相性がよいです。
4-2.記事型コンテンツがある場合(コスメ・食品など)
スマートニュース広告はニュース記事の中に掲載されることが多いので、記事型コンテンツがある場合は親和性が高く成果につながりやすいです。商材としてはコスメや食品など、ユーザーインタビューをそのままコンテンツ化しやすいBtoC商材がおすすめです。
5.スマートニュース広告で成果を出すコツ
ここからは、実際にスマートニュース広告を出稿してから成果を出すためのコツをお伝えします。WEB専業の広告代理店だからこそのプロ目線でお伝えします!
5-1.ニュース記事との親和性が高い見出し&誘導先サイト
繰り返しになりますが、スマートニュース広告はニュース記事の中に紛れて表示される場合が多いです(運用型の場合)。ユーザーに広告を見てもらうには、「記事っぽい」見出しをつけることをおすすめします。ちなみに見出しは静止画の場合35文字、動画の場合28文字以下という文字数制限があるので注意しましょう。
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自社サービス名を押し出す広告感のある見出しよりも、ユーザーへの問いかけなど広告感の薄い見出しが重要になります。
また、広告の誘導先サイト(LP)も可能な限りコンテンツ型のページ(ブログ記事やインタビュー記事のようなもの)を用意しましょう。
5-2.画像はスマホから見てもわかるものを
スマートニュース広告はスマートフォンに表示されるため、イメージよりも小さく表示されます。機種や閲覧環境によってはトリミングされる場合があり、表示保証領域は画像の中心から80%です。
(引用元:SmartNews社媒体資料)
小さい画面でも見やすくかつトリミングにも対応した画像をおすすめします。例えばテキストがたくさん入っている画像だと見づらい場合があるので注意しましょう。
5-3.見出しや画像でABテスト→効果の高いクリエイティブを使う
スマートニュース広告ではひとつのキャンペーンで複数のクリエイティブを入稿することができます。見出しや画像を複数パターン用意して、一定期間テスト的に配信したうえで成果の高いものに絞っていくことをおすすめいたします。
5-4.クリエイティブは定期的に変更する
スマートニュース広告に限った話ではありませんが、同じ広告クリエイティブが何回も表示されるとユーザーは飽きてしまいます。クリックされなかったり「しつこい広告だな」とマイナスイメージを持たれてしまう可能性が高まります。
ターゲティングを限定すればするほど広告の表示頻度(=フリークエンシー)は高まります。例えば1週間で4-5回も表示される場合はクリエイティブの変更をおすすめします。ただし、認知を高めたい場合はフリークエンシーを高めた方がいい場合もあります。
適切な表示頻度は商材やターゲティング、広告目的により異なります。可能であれば、スマートニュース広告に詳しい広告代理店などへのご相談をおすすめいたします。
5-5.目的を忘れずに効果測定をする
こちらもスマートニュース広告に限った話ではありませんが、なんとなく広告配信を始めても広告配信がうまくいってるかどうかがよくわからなくなります。目的に応じたKPIを定め、定期的に振り返ることでパフォーマンスが向上します。
例えば認知目的であれば「リーチ数」をKPIとし、1か月あたりのリーチ数目標を定めて振り返り→改善していく、というプロセスをたどります。
※ユニークワンの広告運用サービスでは自社開発の広告レポーティング「racooon(ラクーン)」を活用しているため、重要な指標をすぐ振り返ることができます!
6.スマートニュース広告(運用型)出稿時の注意点
ここでは、スマートニュース広告を多数出稿してきたユニークワンだからこそお伝えできるスマートニュース広告出稿時の注意点をお伝えします!
6-1.アカウント作成や広告の審査に時間がかかる場合がある
スマートニュース広告は、広告アカウントの作成段階で審査が入ります(目安:3業日前後)。また、広告クリエイティブの入稿にもアカウント審査と同程度の期間を要する場合があるので配信したい場合は余裕をもって準備を進めましょう。特に審査落ちする場合が多いのは「誘導先サイト」が下記条件を満たしていない場合です。
●すべてのサイト
・主体者の正式名称、所在地や問い合わせ先が明示されている
・スマホ最適化されている
●記事風LP
・サイト上部に「広告」「提供」などの広告表記が明示されている
●ECサイト
・特定商取引法に基づく表示
・プライバシーポリシーの表示
審査について詳細は公式の広告掲載基準をご確認ください!
6-2.商材ごとにアカウントを作成する必要がある
アカウントは商材ごとに作成する必要があるため、追加で別商材を広告配信したい場合は再度アカウント作成から準備する必要がありますのでご注意ください。
7.まとめ:スマートニュース広告を効果的に活用しよう!
実は目にしたことのある方も多いスマートニュース広告。
- 記事に紛れ広告感が薄く抵抗が少ない
- 20-50代の働きざかり層向けの商材におすすめ
- ニュース記事になじむクリエイティブの用意・運用が重要
実際に出稿する場合は、商材やご予算に応じて最適なターゲティング・クリエイティブを組み合わせる必要があります。ユニークワンでは地方企業の中でいち早くスマートニュース広告を取扱い、ローカルならではの知見を蓄積しています。
少しでもスマートニュース広告に興味のある方はぜひお気軽にご相談ください!