テレビCMとネット広告を組み合わせて活用しよう!相乗効果を生むための4つのポイント
さまざまな分野でDX(デジタルトランスフォーメーション)が広がる中、マーケティング分野でもDXを推進する企業が増えています。
しかし
「そもそも”マーケティングDX”ってなに?今さら聞けない…」
「“マーケティングDX”って何から取り組めばいいの?」
と不安の声も少なくありません。
今回のコラムでは「マーケティングDX」について、初心者向けに解説!
- マーケティングDXとは何か?「IT化」との違い
- マーケティングDXによる効果
- マーケティングDXの事例・成功させるコツ
「マーケティングDXって結局何をすればいいの?」と感じている経営者・担当者の方は必見です!
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「今さら基本的なことを聞けない…」という不安に寄り添い、初心者でもわかりやすい内容が好評でした。ぜひご覧ください。
目次
1.マーケティングDXとは?
「マーケティングDX」を一言で説明できますか?
「マーケティング」も「DX」も、何となくしか分からない…という方も多いのではないでしょうか。今回は「マーケティング=販売活動」、「DX=デジタル化」と捉えます。
1-1.マーケティングとは「販促活動のデジタル化」
一言で言うと、マーケティングDXとは「販売活動のデジタル化」。
今までアナログな手法に頼ってきた販売活動をデジタル化することで、売上拡大を目指す取り組みを指します。
販促活動を分解すると、集客・接客・追客の3段階に分けることができます。
段階 | デジタル化できそうな施策 |
集客 | 折込チラシ、看板、テレビCM、ラジオCM |
接客 | 店舗での販売、ニーズの把握 |
追客 | ポイントカード、ダイレクトメール |
段階ごとに、マーケティングDX=デジタル化できる施策はたくさんあります。
細分化して考えることで「マーケティングDX」を始めるハードルは下がるでしょう。
1-2.マーケティングDXの重要性が増した背景
近年、私たちの生活にはインターネットが欠かせない存在となっています。
さらに外出自粛の影響により、その流れはさらに加速しています。
NHK放送文化研究所の調査によると、若年層はテレビよりもインターネットを利用するユーザーの方が多いと分かります。
(引用元:NHK放送文化研究所「国民生活時間調査2020」)
今後もインターネットの存在感はますます強まっていくことでしょう。
実際、株式会社電通による調査では8割以上の企業がマーケティングDXに取り組んでいると結果が出ています。
(引用元:DXで成果が出る企業・出ない企業の違いって? | ウェブ電通報)
アナログな販売手法から「インターネットを活用=デジタル化」することが、販路拡大のキモになります。
2.マーケティングDXがもたらす3つの効果
一言で言うと、マーケティングDXは「売上拡大」に貢献する施策です。
取り組むことによる効果を3つご紹介します。
2-1.新規顧客への認知拡大・獲得につながる
アナログな販売手法をデジタル化することで、今まで自社商材を知らなかったお客様に知ってもらう機会が増えます。
例えば店舗のみで販売していた企業がECサイトを立ち上げた場合。
今まで店舗に来てくれていたお客様以外にも購入してもらえるチャンスが多くなります。
2-2.費用対効果が見えやすくなる
販促活動をデジタル化することで、費用対効果が見えやすくなります。
たとえば認知拡大のために「看板広告」を出している場合、その看板をきっかけに何人が来店したか・売上につながったかなどの効果が見えにくいです。
しかし「ディスプレイ広告」を出した場合は、広告がクリックされた数や成果(購入や問い合わせなど)数が一目で分かるようになります。
2-3.施策の実行・改善スピードが速くなる
販促活動をオンライン化することで施策の実行・改善をスピーディに行えます。
たとえば実店舗で販売している場合「売り場スペースを増やしたい」と思っても、すぐに工事をすることは難しいかもしれません。
しかしECサイトであれば数時間で商品ページを増やすことができます。
3.マーケティングDXの事例
ここからは、マーケティングDXの事例をご紹介します。
販促活動は集客・接客・追客に分解できます。それぞれの事例を掲載します。
3-1.テレビCMをYouTube広告に【集客】
テレビCMをYouTube広告に配信することで、新規ユーザーにリーチを広げることができます。
YouTubeは、月間アクティブユーザー数6500万人以上(2020年9月時点)を誇る動画投稿・再生プラットフォームです。
(引用元:Google広告ヘルプ「YouTube広告について」)
近年は「コネクテッドTV(インターネットに接続されたテレビ端末)」が増え、テレビ画面でネットコンテンツを視聴するユーザーが増えました。実際、テレビ画面で見られるコンテンツの約50%はネットコンテンツだというデータもあります(参考:株式会社マクロミル「2021年 年末最新のテレビ利用動向調査」)。
テレビ番組を見ない層にも商品・サービスを知ってほしい場合は、ネット広告を併用することでリーチできます。
(ニールセン2019年5月29日メルマガ「クロスプラットフォーム計測がもたらす価値とは」内データを基に作成)
YouTube広告はメニューが豊富で、動画の秒数やスキップ可/不可によってメニューが分かれています。16:9の横長フォーマットが基本なので、CM素材を大幅に変更しなくても活かしやすいです。
実際、積水ハウスがテレビCMと同じクリエイティブをYouTube広告(コネクテッドTV)へ配信した事例があります(調査レポートはこちら)。テレビを見ない層へのリーチが広がったのはもちろん、リーチ単価がテレビCMを下回ったという結果に。
(引用元:Think with Google 「テレビ画面」でも関心層へのリーチと PDCA ——積水ハウスのコネクテッドテレビ広告に学ぶ)
テレビCMと異なり「広告が視聴された場合にのみ課金する」メニューを選ぶことも可能。気軽にチャレンジすることができます。
テレビCMのネット広告活用については、こちらもご覧ください!
テレビCMをネット広告に活用しよう!
せっかく作ったCM動画、テレビだけに放映していませんか?より多くのユーザーに知ってもらうためにCM素材をネット広告へ有効活用する方法をお伝えします
3-2.店舗販売だけでなくECサイトを開設【接客】
店舗販売を行っている場合、ECサイト(通販サイト)を開設するのもマーケティングDXといえます。
最近では「BASE(ベース)」や「STORES(ストアーズ)」など、無料で開設できるサービスもあります。また、楽天市場やAmazonなど大手プラットフォームで出品するのも一つの手です。
ただサイトがあるだけでアクセスが集まるわけではありません。
ECサイトを開設したら、集客施策も併せて実施しましょう。
3-3.紙で送っていたDMをメルマガ配信に【追客】
お客様にまた来てもらうための「追客」施策でも、マーケティングDXは可能です。
たとえばダイレクトメールを紙で送っている場合、メルマガ配信にチャレンジしてみるのもよいでしょう。
一般的なメーラーから一斉送信するよりは、メルマガ配信ツールを使うのがおススメ。
多くのツールでは、簡単な操作でHTMLメールを作成できます。
また開封・リンククリックの分析ができるツールが多いので、メルマガ内容の改善にもつながります。
4.マーケティングDXを成功させる3つのコツ
4-1.経営トップが積極的に推進する
従来の販促活動を変革するには、経営トップの積極的な姿勢が不可欠です。
実際、マーケティングDXにおける調査にて成果が出ている企業は「経営トップがコミットメント」している割合が高かったです。
(引用元:DXで成果が出る企業・出ない企業の違いって? | ウェブ電通報)
当然の結果だと感じられるかもしれません。
ただやはり、マーケティングDXは既存の販促活動を変革するもの。抜本的な変化を起こすには、経営トップの推進力が必須です。
4-2.トライ&エラーの姿勢でチャレンジする
マーケティングDXで重要なのは「トライ&エラー」を重ねること。
たとえば大掛かりなシステムを数百万~数千万円かけて導入する、というイメージではなかなか前に進みません。それよりは、無料で使えるツールなども試しながら自社にフィットするものを探す方がスピーディに進みます。
まずは最小限のコストでやってみて、結果を分析し自社とあっているかどうか確かめるのが良いでしょう。
4-3.プロのアドバイスをもらう
はじめてマーケティングDXに取り組む場合、
・どの施策から優先的に取り組むべき?
・適性予算は?
・施策がうまくいっているかどうかが分からない…
など、疑問が出てくるはず。
そんな時は、自社で完結しようとせずマーケティングDX=販売活動のデジタル化に詳しい会社へ相談しましょう。
特に「施策の優先順位」「施策の効果検証」は、知見がないとなかなか難しいです。
ユニークワンでは、マーケティングDXに関するご相談を受け付けております。
地方企業・中小企業での実績もご紹介できますので、ぜひご相談ください。
5.まとめ:マーケティングDXを取り入れて売上拡大!
マーケティングDXを実行すると売上拡大につながります。
- マーケティングDXは「販売手法のデジタル化」
- 集客・接客・追客の各フェーズでアナログな手法をデジタル化すること
- 経営層の積極姿勢+プロからのアドバイスをもらうことが大事
ユニークワンは「ポスティングをやめてWeb広告にしたい」など、マーケティングDXに関するご相談を受けております。
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