ピンタレスト広告（Pinterest アド）とは？事例・広告の出し方・ターゲティングを丁寧に解説

Pinterest（ピンタレスト）とは、画像や動画で新しいアイディアを検索・シェアできるプラットフォーム。月間アクティブユーザー数は、全世界で4億人以上・日本では870万人（参考：Pinterest Business 公式サイト）。Z世代・ミレニアル世代を中心に、今勢いのあるプラットフォームです。

今回のコラムでは、下記を解説します。

• Pinterest（ピンタレスト）広告の特徴・ターゲティング・費用
• ピンタレスト広告の配信事例
• ピンタレスト広告の配信方法・必要な準備
• Pinterest広告で成果を高めるためのコツ

ユニークワンではWebマーケティング事業を展開する企業として、50以上の業種、計1,250社のデジタルコミュニケーションを支援してきました。

また、Pinterest広告をはじめ、あらゆるWeb広告の支援実績がございます。運用代行をご検討されている方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

※この記事は2022年8月24日に公開した記事を、2024年10月1日時点の情報に更新したものです。

 

1.Pinterest（ピンタレスト）とは？

まずは「Pinterest（ピンタレスト）」のプラットフォームについて、基本的な内容を押さえましょう。

1-1.ピンタレストは画像・動画を検索・シェアできるサービス

ピンタレストとは、画像や動画を検索・ブックマーク・シェアできるサービス。

（引用元：Product screens｜Pinterest-assets）

Pinterest Japan 公式ブログでは「ビジュアルディスカバリーエンジン」と定義しています。ビジュアル（＝画像や動画）をベースに、レシピやファッションなど「暮らしを彩るアイディア」を保存・整理できるツール、ということです。

Pinterestには様々なジャンルの情報がありますが、「ファッション」「インテリア」「フード」などが人気のカテゴリーとなっています。

1-2.Pinterestで出来ること

ピンタレストで出来ることは大きく3つです。

（1）ピンを作成する

ピンとは、画像や動画をクリックするとWebサイトに遷移できるクリエイティブ。クローリングによりサイト上の画像・動画から自動的にピンが作成される場合もありますが、自分でピンを作成することもできます。

ピンは、ホームフィードや検索画面などに表示されます。

（引用元：プロダクト｜Pinterest ニュースルーム）

（2）リピン＝他人のピンをブックマークする

他の人が作成したピンをブックマークすることを「リピン」といいます。

ホームフィードから、ブックマークしておきたい投稿を見つけたらタップ→「保存」ボタンをクリックするのが「リピン」です。保存をタップすると、どのボードに保存するかを選択できます。

（3）ボードを作成・フォローする

作成したピン・保存した他人のピンは「ボード」を作成して整理することができます。「フォルダ」別にデータを分けるイメージです。

例えばインテリアメーカーの場合、「リビング」「キッチン」「子ども部屋」などシーン別にボードを作成しておくと、訪問したユーザーに見てもらいやすいでしょう。

また、ピンタレストではアカウントだけでなく「ボード」単位で検索もできます（デスクトップ版での利用のみ）。

1-3.Pinterestのユーザーは女性・若年層が多い

Pinterestの月間アクティブユーザー数は、全世界で4億人以上・日本では870万人（参考：Pinterest Business 公式サイト）。性別・世代を問わず幅広く利用されていますが、特に利用が多いのは若年層や女性です。

日本における Pinterest の MAU（月間利用者数）は、約 870 万人（2020 年 12 月ニールセン調べ）で、性別・世代を問わず幅広く利用されています。男女比率は女性が 57%、男性が 43% となっていて、世代別に見ると約半数をミレニアル世代（30%）と Z 世代（23％）が占め、また 35% が子供がいる親です。
（引用元：Pinterest Business 公式サイト）

1-4.PinterestとInstagramの違い

ビジュアル重視のSNSといえば「Instagram（インスタグラム）」が思いつきます。インスタとピンタレストの違いは何でしょう？

（１）ピンタレストはインターネット上の画像を収集

Instagramではユーザーの投稿が表示されます。一方ピンタレストでは投稿だけでなく、Webサイト上の画像が表示されます。

（２）ピンタレストは「未来」のための情報収集

Instagramは、行った場所や購入したものなど過去の行動を投稿します。
一方Pinterestは「これから買いたいと思う商品やサービス」など、未来の自分のために情報収集するのがメインのサービスです。

Instagramは画像や動画を加工して「投稿」を楽しむ人が多いのに対し、Pinterestでは他人が投稿したピンから「情報収集」します。

（３）ピンタレストはWebサイトへの流入を強化できる

Instagramでは、投稿のテキスト（キャプション）にURLを入力してもリンクとして機能しません。しかしPinterestでは、作成したピンに外部リンクをつけることができます。

Instagramよりもサイトへの流入を強化できるので、ビジネス目的での利用がおすすめできるサービスといえます。

 

2.Pinterest アド（ピンタレスト広告）の特徴とは？

Pinterest上で広告を配信できる「Pinterest アド（ピンタレスト広告）」。2022年6月より日本でも配信がスタートしました。ピンタレスト広告の特徴を3つ解説します。

2-1.画像・動画メインの自然な投稿

ピンタレスト広告は、通常の投稿になじむ形で配信されます。Pinterestになじむ形で広告クリエイティブを作ることで、広告感が少なくなり、クリックしてもらいやすくなります。

2-2.新しい情報を求めるユーザーへ訴求できる

Pinterest Business 公式サイト によると、Pinterestにおける検索の97％が”非”指名検索です。

つまり購入検討の初期段階にいるユーザーが、アイディアを探す目的でPinterestを活用しているといえます。ピンタレスト広告を配信することで、まだ購入する商品を決めていない＝新しいアイディアを探しているユーザーにアプローチできます。

2-3.さまざまな目的・配信フォーマットに対応

ピンタレスト広告は、画像や動画はもちろん、アイディアピンなどさまざまなフォーマットのクリエイティブを配信できます（参考：Pinterestアド公式ページ）。

また、認知拡大から比較検討、コンバージョンまで様々な目的にも対応。商材やターゲットに合わせて、最適な戦略のもと魅力的なクリエイティブを配信することでより成果を高めることができます。

 

3.Pinterest広告の基本情報

ここからは、ピンタレスト広告を配信する前に押さえておきたい基本情報を解説します。

3-1.配信目的（キャンペーンタイプ）

ピンタレスト広告では、3つの配信目的に応じて6つのキャンペーンタイプが用意されています。

（引用元：ピンタレスト広告管理画面）

（1）認知度を高める：ブランド認知度（インプレッション）／動画視聴／動画視聴完了
（2）比較検討を促す：比較検討（クリック）
（3）コンバージョン数を増やす：コンバージョン数／カタログ販売

キャンペーンタイプによって、利用できる広告フォーマットが異なります。詳細は「3-4.広告フォーマット」で解説します。

3-2.ターゲティング

Pinterest アドでは、Pinterest上のアクションやWebサイトでの行動、顧客情報などをもとに様々なターゲティングが可能です。

※2024年10月時点の内容です。最新情報は、Pinterest アド 公式ヘルプセンターのページをご覧ください。

（1）属性

性別／年齢／エリア／言語／デバイスからオーディエンスを絞り込めます。加えて、Pinterestではライフステージ（例：新婚、子育て中など）もターゲティング可能です。
（例）東京都にいる20-39歳の女性

（2）インタレスト

特定のトピックに関心のあるユーザーにリーチできます。
（例）リフォームに興味がある人

（3）キーワード

Pinterest上で検索するキーワードからターゲティングできます。特定キーワードの除外も可能です。
（例）「ワンピース 夏」で検索するユーザー

（4）拡張

（2）や（3）設定したインタレストやキーワードと似ているものを検索するを持つユーザーにも、自動的にリーチできます。

（5）オーディエンス

ウェブサイトに訪問したユーザーや自分のPinterestコンテンツにアクションしたユーザー、既存の顧客リストからターゲットを絞ることができます。なお、現在では動的リターゲティングも可能となり、特定の行動（例：カートに商品を入れたが購入しなかったユーザー）に基づいて広告を表示できます。
（例）商品詳細ページを閲覧したユーザー

（6）アクトアライクオーディエンス

（5）で設定したオーディエンスリストの類似ユーザーへ広告を配信できます。

3-3.配信される場所（プレースメント）

Pinterest アドの配信先（プレースメント）は下記3つから選択できます。

・ホーム：ホームフィードや関連フィード
・検索：検索結果や関連ピン
・すべて：ホーム＋検索の両方

より多くのユーザーにリーチするために、配信開始時にはすべての配信面（ホーム＋検索の両方）への掲載が推奨されています。

3-4.広告フォーマット

（引用元：広告で潜在顧客にアピール | Pinterest Business）

ピンタレスト広告で利用できるクリエイティブのフォーマットは、8種類です。

フォーマット	詳細
画像	1枚の画像＋タイトル＋説明文で構成される広告。 基本的なフォーマット。
カルーセル	2-5枚の画像＋タイトル＋説明文で構成される広告。 スワイプで1枚1枚を表示できる。 1枚あたり最大32MBまで対応。
スタンダード動画	通常のピンと同じサイズの動画が利用できる広告。 推奨アスペクト比は9:16、1:1、2:3。最大2GBまで対応。動画の長さは4秒から15分。
ワイド動画	モバイル画面全体に動画が表示される広告。 オーガニック投稿では作成不可（有料のみ）。
アイディア	複数の画像・動画・テキストを組み合わせる広告。 Instagramのストーリーズと似たフォーマット（ただし24時間で削除されない）。
ショッピング	データフィードを利用した広告。 Pinterestで見つけた商品を購入できる。
コレクション	メイン画像＋下部の3枚画像の形で表示される広告。最大24枚までのサブ画像を追加可能。
クイズ広告	クイズ形式でユーザーのエンゲージメントを高める新しい広告フォーマット。結果に基づいてパーソナライズされた商品やコンテンツに誘導可能。

キャンペーンの目的によって利用できる広告フォーマットが変わってきます。以下の表を参考にしてください。

キャンペーン目的	対応フォーマット
ブランド認知度	画像・カルーセル・動画・ワイド動画・コレクション・アイディア・クイズ広告
動画視聴回数	動画・ワイド動画（動画長は4秒～15分、最大2GBまで対応）
比較検討	画像・カルーセル・動画・コレクション・アイディア・ショッピング広告
コンバージョン数	画像・カルーセル・動画・コレクション・アイディア・クイズ広告・動的リターゲティング広告
カタログ販売	ショッピング・コレクション（最大24枚のサブ画像が追加可能）

オーガニック投稿をそのまま広告として配信できるものもあれば、広告キャンペーン配下のみで作成できるものもあります。

各フォーマットの詳しい仕様は、以下の公式ページよりご確認ください。
プロダクト仕様を確認する｜Pinterest Business 公式ヘルプ

3-5.Pinterest広告の費用（入札タイプ）

Pinterest アドは運用型広告の一種。クリックや動画視聴などのアクションが発生するタイミングで費用が発生します。たとえばクリック課金であれば、クリック単価（CPC）を抑えて多くのアクセスを獲得できるよう、入札が進みます。

キャンペーン目的によって入札タイプが異なるので注意が必要です。

キャンペーン目的	入札タイプ
ブランド認知度	広告表示課金（CPM）
動画視聴回数	視聴課金（CPV・動画を2秒以上視聴した場合に課金）※スキップ不可の動画にはCPCオプションも追加
比較検討	クリック課金（CPC）
コンバージョン数	平均コンバージョン単価（CPA）※動的リターゲティングを活用することでCPAの最適化が強化されています
カタログ販売	平均コンバージョン単価（CPA）

入札方法は「自動」と「カスタム」があります。「自動」は、Pinterest側で入札単価を自動で最適化されます。「カスタム」は、最大CPCなど入札の制限を手動で設定する方法です。

2024年には、Pinterestの機械学習アルゴリズムがさらに強化され、「自動」入札がより推奨されています。また、ユーザー行動データに基づいて広告効果をリアルタイムで最適化する機能も追加されています。

Pinterest アドの管理画面では「自動」が推奨されています。機械学習を進めるためにも、迷ったら「自動」を選択するとよいでしょう。

3-6.Pinterest広告の配信事例

Pinterest広告を配信した具体的な事例をご紹介します。

配信結果は下記のようになりました。

広告表示回数	クリック数	クリック率
28万回	800回	0.29％

※都合上、CPCや費用は公開できかねます。

なお、このクリック数は「有料プロモーション」で生じた「アウトバウンドクリック数（リンククリック数）」になります。Pinterest アド管理画面上では「ピンクリック数」や「オーガニック」の結果を含んだ数値が表示されるケースが多いので留意してください。

 

4.ピンタレスト広告配信に必要な準備

Pinterest広告を配信する前に、必要な準備が整っているか確認しましょう。今回は、企業のPinterestアカウントから広告を配信する場合をご紹介します。

4-1.ビジネスアカウント・アドアカウントの作成（無料）

Pinterestには「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」の2種類があります。Pinterest広告を配信するには「ビジネスアカウント」を作成しましょう。

Pinterest広告を配信するには「アドアカウント」という、広告配信用アカウントが必要です。アドアカウントを作成できるのはビジネスアカウントからのみです。

「個人アカウント」として作成してしまった場合でも、[設定]＞[アカウント管理]より「ビジネスアカウント」への切り替えが可能です。

Pinterest ビジネスアカウントの作成方法について、詳細はこちらの記事もご覧ください。

【企業向け】Pinterest（ピンタレスト）とは？ビジネスアカウントの使い方・開設方法を解説！

Pinterestを企業で活用する際、ビジネスアカウントを作成すると便利です。アカウントの開設方法や使い方を分かりやすくご紹介します。

ビジネスアカウントが出来たら、[ビジネスアクセス]>[アドアカウント]タブへ移動します。

すると上部に、[新しいアドアカウントを作成する]のボタンが出てくるので、クリックします。

アドアカウント名と居住国を設定し、[お支払い情報を設定する]を選びます。

ビジネス情報を設定する画面に移ります。Pinterest アド 規約に同意し、住所や電話番号などを設定→保存しましょう。

保存すると、請求情報を入力する画面に移ります。

特に「クレジットカード」情報は正確に入力しましょう。2022年8月現在、日本ではクレジットカード支払いのみ対応しています。対応しているのは下記です。

・American Express
・Visa
・Mastercard（Maestro カードは含まない）
・JCB

以上で、アドアカウントの開設・設定は完了です！

4-2.ウェブサイトの認証

Pinterest広告では、ピンに外部リンクを設定できます。広告に設定したい外部リンクは、Pinterest上で認証しておく必要があります。

画面右上のアカウント横より[設定]＞左サイドバーより[ドメイン・アカウントの認証]をクリックします。

「ウェブサイトの認証」をクリックすると、下記3つの方法から認証方法を選択できます。

各認証方法の詳細については、下記の公式ヘルプをご確認ください。
ウェブサイトを認証する | ビジネス向け Pinterest ヘルプ

4-3.Pinterestタグの設置（任意）

Pinterest広告の配信前に、Pinterest タグをウェブサイトに設置するのをおススメしますです。必須の設定ではありませんが、設置すると

・サイトを訪れたユーザーをターゲティングできる
・サイト上で行ったアクション（購入など）をトラッキングできる

といったメリットがあります。

Pinterestタグには「ベースコード」と「イベントコード」の2種類があります。「ベースコード」はすべてのページに、「イベントコード」はコンバージョン対象のページに追加するコードです。

サイトによって、タグ設置の手順は異なります。詳細は、公式ヘルプをご確認ください！
Pinterest タグのインストール | ビジネス向け Pinterest ヘルプ

4-4.アドアカウントの権限付与（任意）

Pinterestアドの運用を外部会社（広告代理店）に依頼する場合、アドアカウントの権限を付与する必要があります。

[ビジネスアクセス]>[パートナー]より、[パートナーを追加する]をクリックします。

権限を付与したい代理店のビジネスIDを入力し「あなたのアドアカウントやツールへのアクセス権を付与します」を選択します。

権限を付与したいアドアカウントを選択し、「管理者」にチェックして権限を付与します。

ちなみに権限の種類は下記ですが、広告代理店に依頼する場合は基本的に「管理者」権限を付与するのがよいでしょう。

（引用元：アドアカウントを共有してアクセスを管理する | ビジネス向け Pinterest ヘルプ）

 

5.Pinterest広告配信までの流れ

事前準備ができたら、いよいよPinterest広告を配信しましょう。

Pinterest広告は、キャンペーン＞アドグループ＞クリエイティブ という階層になっています。それぞれで設定する項目はこちらです。

5-1.キャンペーンの作成

上部バーで、[広告]>[広告を作成する]を選択します。まずはキャンペーンの目的を選びます。

次に、キャンペーン詳細を設定します。キャンペーン名や予算、スケジュールを設定しましょう。

予算は「日予算（1日当たりの予算）」と「合計予算（キャンペーン全体の総額）」のどちらかを設定できます。

スケジュールは、キャンペーンの開始／終了日時を設定できます。

注意点として、日時はUTC（世界協定時）です。日本時間とUTCでは約9時間の時差があります。特定の時間帯に広告を配信したい場合は気を付けましょう。

5-2.ターゲットの設定

属性やインタレスト、キーワード、オーディエンスリストなどから、狙いたいユーザーを絞ります。ちなみにエリアで日本を指定したい場合、都道府県単位（または郵便単位）となります。

ターゲティング設定が完了したら、入札方法を設定しましょう。

入札方法は「自動」と「カスタム」があります。「自動」は、Pinterest側で入札単価を自動で最適化されます。「カスタム」は、最大CPCなど入札の制限を手動で設定する方法です。

管理画面では「自動」が推奨されています。機械学習を進めるためにも、迷ったら「自動」を選択するとよいでしょう。

5-3.クリエイティブ（ピン）の作成

アドグループを設定したら、配信するクリエイティブ（ピン）を設定しましょう。

広告として配信するピンは「ピンを作成する」から作れます。ただし、通常投稿で作成したピンを選択することも可能です。

「ピンを作成する」をクリックすると、画像や動画、タイトル、説明文、リンク先、ボードを設定する画面に移ります。

まず押さえておきたいクリエイティブ要件はこちらです。

要素	主な要件
画像	・ファイル形式：PNG,JPEG ・容量：20MB以下 ・推奨アスペクト比：2:3 または 1,000 x 1,500 ピクセルまたは 1:1（正方形フォーマット） ※最大解像度は4,000 x 6,000ピクセルに対応可能
動画	・ファイル形式：MP4,MOV,M4V ・容量：2GB以下 ・アスペクト比：1.91：1～1:2、9:16（縦長フォーマット） ・尺：4秒～15分
タイトル	最長で全角100文字まで　※推奨文字数は50文字以内
説明文	最長で全角500文字まで　※推奨文字数は50文字以内

クリエイティブ形式の最新ガイドラインでは、動的コンテンツの使用や、Pinterest AIによるクリエイティブ最適化ツールが強化されています。これにより、ユーザー行動に応じたリアルタイムな広告表示が可能となりました。

クリエイティブ形式により、要件が異なる場合もあります。詳細は公式ヘルプをご確認ください。

5-4.審査が完了したら配信開始

クリエイティブピンの設定が完了したら、広告審査が入ります。公式ヘルプによれば、審査には24時間程度かかるとのことです。広告のガイドラインに違反している場合、Pinterestアカウントのメールアドレスに通知メールが来ます。

もし違反したら、Pinterestの広告ガイドラインを再確認してターゲティング・クリエイティブなどを修正しましょう。

 

6.Pinterest広告で成果を高めるコツや注意点

Pinterest広告で成果を出すためのコツや注意点をお伝えします。ネット広告専業代理店として、実際に配信したノウハウをもとにご紹介します。

6-1.広告施策の目標を決め、定期的に改善する

ピンタレスト広告に限らず、運用型広告では目的にあった目標を決め、配信結果を振り返ることが重要です。

目的	目標とすべき指標の例
認知拡大	表示回数、視聴数、エンゲージメント率（推奨）
比較検討	クリック数、インタラクション数
成果獲得	成果数、成果単価、動的リターゲティングを活用したCVR（コンバージョン率）

上記は一例ですが、目的に応じて適切な指標で目標を設定しましょう。

適切な目標数値は、商材・予算・ターゲティングにより異なります。
ユニークワンでは、配信シミュレーションをお出しすることも可能です。詳細はこちらよりお問い合わせください。

6-2.広告クリエイティブは適切なサイズ・尺で

新しいアイディアを探すユーザーに広告を届けることができる「Pinterest アド」。ユーザー体験を損なわない形で、かつ興味を引くクリエイティブが成果に直結します。

例えば画像広告（スタンダードピン）であれば、下記の工夫をするとよいでしょう。

動画広告（スタンダード動画・ワイド動画）の場合は、動画の尺やカバー画像も工夫するとよいです。

Instagramストーリーズの画像や動画をピンタレストでも使用したいこともあるでしょう。しかし、Instagramストーリーズの推奨アスペクト比は9:16。ピンタレストの画像広告（スタンダードピン）の場合、リサイズが必要な場合もあるのでご注意ください。

また、2024年現在では、動的リサイズ機能が強化され、異なるプラットフォーム間で簡単にクリエイティブのサイズ調整が可能になっています。

広告クリエイティブ作成のコツは、下記公式ページもご覧ください。
Pinterestのガイド： 成果を出すピンを作成するコツ | Pinterest Business

6-3.日本国内にターゲティングする場合は申請が必要な場合も

2022年6月の日本国内における広告サービス開始以来、広告アカウント開設が急増しているPinterest アド。

媒体社からの連絡によると2022年8月現在、新規広告アカウントの日本向けのターゲティングを一時制限しているとのことです。サービス・オペレーション品質担保の観点から制限されています。

なお、2024年には、この制限が一部緩和され、広告アカウントの開設手続きが簡素化されていますが、特定業種に対しては引き続き審査が必要な場合があります。

Pinterest広告を日本国内に配信するには、媒体社へ事前に連絡・審査してもらう必要があります。媒体社への連絡は、広告代理店経由の方がスムーズに行えるケースも多いです。

もしPinterest広告を具体的に検討している場合は、ぜひへご相談ください（問い合わせはこちら）。

6-4.ターゲティングを絞りすぎない

Pinterest広告は、キーワードやインタレストのジャンルが細かく用意されています。

狙いたいトピックをピンポイントに設定したくなりますが、あまり細かく設定しすぎると広告がなかなか露出せず、広告の成果が上がりにいです。ターゲティング拡張機能が強化され、自動的に最適なオーディエンスにリーチできる仕組みが進化していますが、配信開始時は、ある程度広めにターゲティングを設定して機械学習を進めていくのがおススメです。

6-5.管理画面の配信結果には「オーガニック」が含まれている指標も

アドアカウントで確認できる配信結果には、オーガニック（アーンド）のアクションも含まれている指標もあります。

たとえば「サイト誘導」が目的の場合「アウトバウンドクリック数」に注目すると思います。ただ、デフォルトで表示される指標はペイド（有料）で発生したクリックだけでなく、オーガニックの結果も含まれます。

有料で発生したアウトバウンドクリック数を知りたい場合は、指標に「ペイドアウトバウンドクリック数」を追加すると良いです。指標の定義には十分注意しましょう。指標をマウスオーバーすると、定義が表示されるので一度確かめるのをおススメします。

 

7.まとめ：ピンタレスト広告を活用してみよう！

今回はPinterest広告について解説してきました。

• ピンタレスト広告は新しい情報を求めるユーザーへ訴求できる
• 認知拡大から成果獲得まで、さまざまな目的で活用できる
• 広告配信にはビジネスアカウント・アドアカウントを作成する必要がある
• クリエイティブは適切なサイズ・尺で

ピンタレスト広告は、日本での配信がスタートしたばかり。ノウハウがなく不安な企業様も多いでしょう。

ユニークワンはネット広告専業代理店として、いち早くPinterest広告の取り扱いをスタートしました。実際の配信事例も交えてご提案・配信シミュレーションもご提供できます。

Pinterest広告のご相談・お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ！

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