純広告とは、特定メディアの「枠」を媒体側の提示した料金で買い取る広告の一つ。認知・ブランディングを目的に配信されることが多い広告です。

Web広告においてメジャーな「運用型広告」と比較すると、さまざまな違いがあります。

今回のコラムでは、純広告の基本から、具体的なおすすめ広告メニュー、成果を出すコツまで詳しく解説します！

• 純広告の基本と配信目的
• 純広告と運用型広告の違い
• 純広告の種類と具体的な配信事例
• 純広告で成果を出す3つのポイント

ユニークワンはインターネット広告専業の代理店として、800社以上のお客様を支援してまいりました。

また、ユニークワンが運営するローカルメディアへのタイアップ記事やバナー広告掲載など、さまざまなメニューをご用意しております。

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1.純広告とは？

まずは純広告の基本について説明します。

1-1.特定の場所を指定して配信する

先述したように、純広告とは特定の広告「媒体」と、広告「枠」を指定して配信する広告です。

そのため、決められた期間では必ず広告を表示させることができます。また、「想定していた表示のされた方と違った」とはなりにくいでしょう。

1-2.認知・ブランディングによく使用される

出稿するメディアの特徴によって傾向が若干異なりますが、商品・サービスの認知拡大やブランディングを目的に使用されることが多い広告です。

リーチを確保しやすく、表示回数などが保証されている場合が多いです。

 

2.純広告と運用型広告の違い

Web広告の主流なメニューである「運用型広告」。広告主がターゲットや予算、クリエイティブ(配信内容)を自由に変更・改善し、効果を高めていく広告です。

【初心者向け】運用型広告とは？仕組みや種類、成果を出すためのポイントを解説！

「運用型広告」と呼ばれるタイプの広告は手軽に始められる一方、専門性が高いため効果的に運用できていない広告主様も多いです。そこで今回は、運用型広告の種類や仕組み、成果を出すポイントまで詳しく説明します！

そんな運用型と純広告には、主に3つの違いがあります。

2-1.課金形態・予算

純広告では「枠」を買い取ります。つまり、料金が決まっていて、媒体側が提示した額を支払う必要があります。

一方で運用型広告は、さまざまな広告枠で「入札（オークション）」が行われます。「入札額」だけでなく、広告の品質や誘導先の内容など、総合的な面から広告枠に配信する広告主を決定。

純広告と比べると、少額の予算からでも運用可能です。

2-2.広告の目的

純広告の配信目的は、認知拡大・ブランディングがメインとなります。有名で信頼度が高いメディアや、目に触れる機会が多い場所へ確実に表示されることで、上記の目的を達成できるでしょう。

対して運用型広告は、認知拡大～成果獲得まで、さまざまな目的に対応しています。

例えば、商品購入・資料請求などの成果獲得なら「リスティング広告（検索連動型広告）」がおすすめ。

また、自社サービスの認知を狙うなら、YouTubeなどの動画広告も効果的です。

2-3.掲載後の運用

純広告は、あらかじめ期間や配信場所などが決まっており、広告審査を通過すれば掲載は確実です。しかし、掲載後に広告内容の変更はできません。言い換えると、運用の手間は比較的に少ない、ともいえます。

一方で運用型広告は、掲載後にさまざまな変更ができます。

一度出稿しても、分析・改善を継続的にすることが重要。成果を出したいけど、ノウハウや手間をかける時間がない、という方には難しいのが現実です。

運用型広告のご相談・お問い合わせはこちら

 

3.純広告の種類

純広告にはさまざまな種類があります。一般的に純広告は雑誌など紙媒体も含みますが、今回はWeb広告に焦点を当ててご紹介します。

バナー広告	画像、または動画。メディアによってクリエイティブのサイズは異なる。
テキスト広告	テキストのみの広告。画像や動画広告と比べて安価に出稿できる。
動画広告	動画サイトに出稿できる広告。
記事・タイアップ広告	商品やサービスを記事コンテンツ化し、特定メディアに掲載する広告。
リッチメディア広告	音声や動画を使った広告。ユーザーのアクションに反応する。動画再生後にバナーになったり、クリックやマウスオンでアクションが変化したりする。
メール広告	テキストまたは、画像などを添付できるHTMLで構成された、メールを使った広告。

 

4.純広告の費用・種類

純広告にはさまざまな費用形態がありますが、今回は代表的な課金方式8つを簡単に紹介します。

4-1.期間保証方式

期間保証方式とは、広告が掲載される期間に応じて費用が発生する方式。広告掲載期間が長くなるほど、料金は上がっていきます。

期間を保証しているので、インプレッションやクリックは保証されません。

ただ、「期間保証方式」のメリットとして予算が立てやすいです。「特定の期間で、確実に広告を表示させたい」と明確に決まっている場合に向いている方式でしょう。

4-2.インプレッション保証方式

特定のインプレッション数（表示回数）に応じて、料金が決められている方式。「10万回表示で●万円」のような料金タイプです。

広告が表示された分だけ費用が発生する「インプレッション課金方式」とは異なる方式です。

4-3.その他

・クリック保証方式

広告のクリック数に応じて費用が発生しますが、一定のクリック数は保証されています。

・クリック課金方式

広告がクリックされた回数に応じて費用が発生します。そのため、クリックがされないという場合も考えられ、その場合は費用が発生しません。

・配信保証方式

メールの配信数に応じて費用が発生する方式。配信の数は決められており、保証されます。開封数や読了率などは保証されません。

・再生保証方式

動画広告の再生回数に応じて費用が発生しますが、一定の再生回数は保証されています。

・成果報酬方式

広告代理店を通して広告を配信している際に、成果に応じて報酬を支払う方式。成果がなければ費用は発生しません。プロの力を借りて、広告を配信することができるので、広告の知識がない人でも安心です。

 

5.中小企業・ローカルビジネスにおすすめな純広告媒体

続いて、具体的にどんな純広告がおすすめかを解説していきます。今回は特に、中小企業やローカルビジネスに向いている媒体をご紹介。

5-1.Yahoo!ブランドパネル

「ブラパネ」と呼ばれることが多い、Yahoo!ブランドパネル。知名度の高いYahoo!JAPANのトップページに広告を掲載できます。画像や動画などさまざまなクリエイティブに対応しています。課金形式はビューアブルインプレッション購入型です。

（引用：Yahoo!JAPAN広告　Yahoo!広告ディスプレイ広告　予約型専用の特別フォーマット）

「Yahoo!のページへ広告出稿なんて、多額の費用がかかるのでは…」と思う方もいるかもしれません。

ご想像の通り、通常のブランドパネル（全国に表示されるメニュー）は、1日間〜31日間で500万円以上かかります。

しかし、Yahoo! JAPANエリアターゲティングブランドパネルは、最低出稿金額20万円〜購入が可能です。市区群単位でターゲティングできます。

特定の地域を狙って、ピンポイントに認知獲得がしたいという場合にはおすすめの媒体です。

参考：ディスプレイ広告（予約型）のご利用料金

5-2.LINEのトーク最上部

LINEのトークリスト上部に出稿する「Talk Head View」は、運用型広告とは別メニュー。純広告独自の配信面です。

国内でもトップに位置する媒体の、かなり目立つ場所に表示されます。

（引用：Talk Head View とは）

1日で最大6,500ユニークユーザー以上のリーチが実現可能なメニュー。

LINEユーザーに広く配信したい場合に向いている広告です。ただし、予算規模はかなり高額になります。

LINEのトーク上部に表示できる広告メニューは、もう一つあります。「Talk Head View Custom」です。

通常のLINE広告（運用型広告）と同様、属性やエリア、興味関心などさまざまなターゲティングができます。最低出稿金額は50万円〜で、比較的低価格から配信可能な運用型広告です。

純広告に近い運用型広告として、「知名度の高い媒体に配信したいけど、多額な予算は割きにくい」という中小企業でも出稿しやすい媒体でしょう。

5-3.ローカルメディア媒体

地方企業や特定地域を狙いたい場合、ブランドパネルだけでなくローカルメディア媒体も効果的です。

例えば、ユニークワンでは「にいがた通信」をはじめとするローカルメディアを各地で展開しています。

「にいがた通信」のサイトは、月間最高330万ページビュー／月間訪問118万人（※2023年1〜3月時点）を記録。バナーや記事タイアップ、SNSタイアップなどさまざまな広告種類を提供しています。

ローカルメディアは特定地域に特化している（例：「にいがた通信」であれば新潟市）ため、その地域に住んでいる人へピンポイントに刺さる広告を配信できます。

テレビCM・チラシなどのマス広告と比べて、お手頃価格な広告メニューも多いです。多くの予算を割けない企業でも気軽に配信することができます。

他にも、純広告を出稿できるローカルメディアには下記のようなサイトがあります。

【沖縄県北谷町の地域情報サイト「美ら浜つーしん」】

グルメやお店の開店・閉店情報、お得な情報まで発信しています。月間PVは7万5千以上、ユニークユーザー数は4万以上です。

※参考：https://churahama-t.com/archives/8959417.html

広告のプランは「月額サブスクリプション制のバナー広告」です。

※公式サイト：https://churahama-t.com/

【大阪市の地域情報サイト「大阪つーしん」】

大阪市の話題グルメやお店の開店閉店情報などを発信しています。月間約50万ページビュー、読者数約16万人のローカルメディアです。(2022年8月実績)

広告メニューは「スポット記事広告」と「大阪つーしん年間スポンサー」。

※公式サイト：https://www.osaka2.jp/

Yahoo!ブランドパネル・LINE広告・ローカルメディア媒体への出稿などは、ユニークワンで配信実績がございます。お気軽にこちらからご相談ください。

 

6.純広告で成果を出す3つのポイント

最後に、純広告で成果を出すための3つのポイントを解説します。

6-1.適切な広告媒体に掲載する

適切な広告媒体とは、広告を出稿する目的や商品の特徴とマッチしている媒体です。

単にYahoo!やLINEのような知名度の高い広告枠に配信して、認知を獲得できればいい、というだけではその先の成果には繋がりにくいです。

ターゲットとする地域の人へピンポイントに露出できたり、自社の商品やサービスに興味を持ちそうなユーザー層が閲覧するサイトへ出稿することで、その後の成果につながる確率が高くなっていくでしょう。

6-2.PDCAを回してクリエイティブを改善する

純広告は掲載後、広告内容の変更はできないため運用の手間がかからないと説明しました。

しかし、クリエイティブは複数用意し、それぞれの効果を比較検証することがとても重要です。どんなクリエイティブが最も成果に繋がりやすいのか、分析しましょう。

PDCAを回して分析・改善していく必要があるのは、運用型広告と同じ点です。

6-3.運用型広告も取り入れる

純広告は、併せて運用型広告も取り入れることをおすすめします。

運用型広告は少額予算から配信可能です。純広告ではカバーできないユーザー層へのアプローチとして取り入れると良いでしょう。

また、運用型広告は配信の途中で画像の差し替えや、ターゲットの変更ができる媒体が多いです。

例えば、運用型広告でクリエイティブの効果検証を行い、反応が良かった方のクリエイティブを純広告で配信する、という手法も可能です。

 

7.まとめ

今回は、純広告について詳しく解説しました！

• 純広告は特定の「媒体」と「枠」を指定
• 純広告は認知・ブランディングが目的
• 中小企業やローカルビジネスへの推奨媒体は「エリア別にターゲティングができる・比較的低予算・効果が期待できる」もの
• 適切な広告媒体へ、運用型広告も併用しながら出稿することで成果につながりやすい

ユニークワンでは、Yahoo!ブランドパネルやローカルメディアへの広告掲載など、純広告の配信実績がございます。また、多くの企業様の運用型広告を支援してまいりました。

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