Z世代とは?詳しく解説!X,Y,α世代との違い・効果的なWebマーケティング手法
コラム
物心ついた頃からインターネットを使っているZ世代。そんなZ世代向けのマーケティングは「Z世代マーケティング」とも呼ばれています。
Z世代マーケティングはデジタル施策が基本となり、SNSへの訴求が有効的で必要不可欠です。
ただ「Z世代はどんなSNSを使っているのだろうか」「Z世代にはどのSNSを使って訴求すればいいのだろうか」と考える方もいるかもしれません。
今回はZ世代が使っているSNSについて、下記を説明します。
- そもそもZ世代とは
- Z世代の特徴
- Z世代のSNSの利用率や使い方の特徴
- Z世代が使っているSNS7選
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目次
1.そもそもZ世代とは?
まずは、そもそもZ世代とはどういう世代なのかについて説明します。
1-1.1990年代後半~2010年前半頃に生まれた世代を指す用語
Z世代(ゼットせだい)とは「1990年代後半~2010年前半頃に生まれた世代」を指す用語です。2024年時点では13歳くらいから28歳ぐらいまでの年齢に当てはまる人たちをZ世代といいます。
Z世代という言葉が有名ですが、Z世代以外にもY世代(1981年~1990年代半ば生まれの人)やα世代(2010年前半以降に生まれた人)という言葉もあります。
1-2.語源(由来)は、アメリカ合衆国
Z世代の語源(由来)は、アメリカ合衆国と言われています。
元々はジェネレーションX(1965年~1970年代に生まれた世代)から続く言葉で、ジェネレーションYの次に当たる世代として、ジェネレーションZと称したのが由来と言われています。
日本でZ世代という言葉が浸透し始めたのは2021年頃。Z世代という言葉は、当時のユーキャン「新語・流行語大賞」のトップ10に選出もされました。
※Z世代については下記のコラムも参照ください
Z世代とは?詳しく解説!X,Y,α世代との違い・効果的なWebマーケティング手法
Z世代(ゼットせだい)とは「1990年代後半~2010年頃に生まれた世代」を指す用語。アメリカ発祥の言葉で、メディアでもよく取り上げられている話題のキーワードです。
2.Z世代の特徴
ここからはZ世代の特徴について説明します。
2-1. デジタルネイティブ
今や生活の一部となっているインターネットですが、Z世代は生まれた時からインターネット環境が整備されていた世代です。
ネットで調べたり投稿動画を楽しんだりという行動が当たり前になっているのが特徴です。
2-2. SNSネイティブ
ネット環境が整備されていたと同時にSNSにも慣れ親しんでいる世代でもあります。
InstagramやX、TikTokなど様々なSNSを使いこなすのもZ世代の特徴。普段の情報収集にもSNSを活用しています。
2-3. 共感重視
InstagramやXには投稿に共感したり気に入ったりした時に押す「いいね」という機能が備わっています。Z世代はSNSで「いいね」をもらうのが当たり前となっている世代です。
共感が「いいね」というひと目でわかるシグナルで可視化される状態に常に置かれています。
また「いいね」をもらうのが当たり前という状態から、承認欲求(相手に自分の価値や考えを認めてほしいこと)が強いという特徴もあります。
2-4. タイパ(タイムパフォーマンス)重視
タイパ(タイムパフォーマンス)とは、時間対効果のことです。Z世代はタイパを重視し、短時間で満足を得られるタイパが高いものの消費が盛んな傾向にあります。
そのため、動画コンテンツを倍速で視聴したり、動画でもショート動画を好んだりする場合が多く見られます。
3.Z世代のSNSの利用率
インターネットやSNSを当たり前のように使いこなしているZ世代。ではZ世代のSNSの利用率はどれくらいなのでしょうか。
3-1. Z世代のSNS利用率は90%以上
総務省のデータによると、全世代のSNSの利用率は78.7%(2021年)。そしてZ世代の利用率は90%以上(2021年)と、他の世代に比べても非常に高くなっています。
※参考:総務省「年齢階層別SNSの利用状況」より
3-2. Instagramの利用率は75%以上
SNSの中でもZ世代はInstagramの利用率が非常に高くなっています。株式会社サイバーエージェントが調査した「2023年Z世代のSNS利用率」によると、Instagramの利用率が75.6%と最も高くなっています。
※参照:株式会社サイバーエージェント「2023年Z世代のSNS利用率」より
Instagramの次がXの71.7%、続いてTikTokの51.9%。
SNSの認知率に関しても、上記の3つのSNSはどれも95%と非常に高い率になっています。
この結果から、Z世代はほぼ8割の人がSNSを使い、SNSの認知率も非常に高くなっていると考えられます。
4. Z世代のSNSの使い方や使い分けの特徴
Z世代はSNSをどのように使い、どのように使い分けしているのでしょうか。
4-1.SNSは「生活の一部」
Z世代は生まれた時からネット環境が整備されていた世代。SNSが生活の一部として根付いています。
SNSの情報を元にして、商品やサービスを購入する場合も多く、「TikTok売れ(TikTok内で動画が拡散されてトレンドになり、商品やサービスが爆発的に売れること)」という言葉もあります。
Instagramに多くいるインフルエンサーを使ったマーケティングも数多く行われています。
※インフルエンサーマーケティングについては下記の記事も参照ください
インフルエンサーマーケティングとは?事例・効果を生むポイントを丁寧に解説!
インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサー(発言や行動が世間に大きな影響力を与える人のこと)に商品やサービスを紹介してもらい、購買意欲を高めるマーケティング方法のこと。
またSNSを情報収集の場として使う場合も多くあります。
4-2.SNSを使い分ける
SNSには様々な種類がありますが、Z世代はSNSを用途別によって使い分けているのも特徴です。
・Instagram…ファッションやグルメなどのトレンドを収集
・X…様々なリアルタイムの情報を収集
・TikTok…トレンド収集だけでなく、動画を楽しむ目的として閲覧
5.Z世代が使っているSNS7選
ここからはZ世代がよく使っているSNSを7つご紹介します。
5-1.Instagram(インスタグラム)
引用:Instagramホームページより
Instagramとは特に写真や動画を共有することに特化したSNSです。先ほどご紹介したサイバーエージェントの調べではZ世代が一番活用しているSNSとなっています。
写真や動画で自分のライフスタイルや趣味を表現でき、俗にいう「インスタ映え」という言葉も生み出しています。
Z世代が絶大な信頼を寄せるインフルエンサーが広く活躍しているのもInstagramの特徴。Z世代向けのインフルエンサーマーケティングを行うなら、まずはInstagramを検討するのもいいでしょう。
5-2.X(エックス/旧Twitter)
引用:Xホームページより
Xは旧名のTwitterで良く知られているSNSです。
リアルタイムで情報を共有できるため、Z世代が最新のトレンドやニュースを迅速にキャッチアップするのに利用されます。
ハッシュタグを活用したトレンドや話題の共有も特徴。Z世代が特定のトピックに関連する情報を効果的に見つけることができるSNSです。
ポスト(ツイート)できる文字制限や画像・動画のアップロードが容易であるため、短いコメントや独自のスタイルで情報をシェアすることができます。
5-3.TikTok(ティックトック)
引用:TikTokホームページより
TikTokは15秒~3分の短尺動画を楽しめるSNSです。動画を観るだけでなく、ユーザーが手軽に動画を作成して拡散できるのも特徴的です。
短尺動画という部分がタイパ重視のZ世代に受け入れられており、サイバーエージェントの調べではInstagramとXの次にZ世代に利用されているSNSでした。
短尺動画だけでなく、Instagramのようにインフルエンサーやクリエイターが新しいトレンドを生み出し、フォロワーに影響を与える力も大きいSNSです。
5-4.YouTube(ユーチューブ)
引用:YouTubeホームページより
様々なジャンルのコンテンツが利用可能な動画投稿型のSNSです。
あらゆるジャンルの動画を網羅しているため、Z世代が興味のあるテーマや情報も容易に見つけることができます。
YouTubuは長時間の動画だけでなく、2021年からはショート動画のサービスも開始されました。
そのためZ世代のタイパ傾向にも受け入れられています。
5-5.Discord(ディスコード)
引用:Discordホームページより
Discordは最初はゲーマー向けのボイスチャットとして注目されていました。
しかし2020年にゲーマーだけに限らない様々なユーザー向けのサービスとして方向転換。その後、Z世代を含めた一般ユーザーにも受け入れられています。現在では、趣味やビジネスツールとして活用されています。
Discordはチャット機能が魅力。テキストだけでなく動画や画像なども送信できます。音声やビデオ通話も可能です。
元々ゲーマーのSNSだったこともあり、プレイ中のゲームタイトルを表示して他のユーザーに共有する「ゲームアクティビティ」機能などゲームに特化した機能があるのも特徴です。
そのため、特にゲーム好きなZ世代にも受け入れられています。
5-6.LINE
引用:LINEホームページより
LINEは友だちや家族とチャットやトーク、ビデオ通話が無料で楽しめるSNSです。
総務省の調べによると、LINEの普及率は94%となっており、圧倒的な普及率を誇っています。
※参考:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」より
「Z世代はLINEは使わない」という話も聞くかもしれないですが、LINEもZ世代の間でも普及しています。
Z世代は相手の距離感や関係性でSNSを使い分けており、LINEは業務的な連絡で使う場合が多くなっています。
5-7.BeReal(ビーリアル)
引用:BeRealダウンロードページより
BeRealはその名の通り、リアルな日常の一コマを、写真一枚だけ友達とシェアできるSNSです。
Instagramと比較されますが、Instagramが画像にフィルターや編集できるのに対し、BeRealは画像フィルターや編集機能がないのが特徴。
Instagramと違い「映えないSNS」とも呼ばれていますが、そのリアルが伝わる部分がZ世代に受けていると言われています。
※BeRealについては下記の記事も参照ください
BeReal(ビーリアル)とは?使い方・インスタとの違い・2024年最新情報まで丁寧に解説!
BeReal(ビーリアル)とは、大学生など若者の間で流行しているSNS。投稿回数に制限があることやフィルターがないなど「盛らないSNS」として話題です。
6.Z世代向けにマーケティングを行うならSNSを活用しよう!
今回はZ世代が使うSNSについて下記を説明しました。
- Z世代とは1990年代後半~2010年前半頃に生まれた世代
- 「デジタルネイティブ」「SNSネイティブ」などの特徴を持つ
- Z世代のSNS利用率は90%以上
- Z世代はInstagramやXやTikTokなどのSNSを使っている
Z世代へマーケティングを行う際にSNSは有効な手段だと言えます。ただZ世代に響くようなマーケティングを行うにはSNS選びや運用方法が重要になってきます。
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