Twitterのコミュニティとは、Twitterの機能の一つ。ユーザーがグループを作って集まれる機能のことです。

コミュニティのツイートは誰でも閲覧できますが、「返信はできない」「いいねは押せない」などの制限があります。

コミュニティに興味があっても、「作り方がわからない」「そもそもコミュニティタブが表示されない」などの疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

今回はTwitterのコミュニティ機能について、下記を説明していきます。

• Twitterのコミュニティとは
• コミュニティのメリット
• 作り方や作れないときのチェックポイント
• コミュニティの使い方
• コミュニティとサークルの違い
• コミュニティ運用のコツ・企業での活用事例

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※2023年7月時点で、「Twitter」は「X（エックス）」へ変更されました。

 

1.Twitterの「コミュニティ」とは？

まずはTwitterのコミュニティ機能の概要をご説明します。

1-1.ユーザーがグループを作って集まる機能のこと

Twitterのコミュニティとは、特定のトピックに興味があるユーザーがグループで集まることができる機能です。

（引用元：アース製薬株式会社／アース隊のコミュニティより）

コミュニティの作成者は「管理者」と呼ばれ、一定の条件があれば誰でもコミュニティを作ることができます（条件は第4章で解説）。Twitterの有料サブスクリプション「Twitter Blue」に加入する必要もありません。（4月26日時点）

Twitterの認証バッジ（公式マーク）申請方法・条件を丁寧に解説【2023年最新・Twitter Blue情報あり】

Twitterにはプロフィールに青いチェックマークが付いているアカウントがあります。 これは「TwitterBlueサブスクリプションに加入し、一定の要件を満たしている」または「従来の条件を満たして認証された」ことを示してしています。

1-2.コミュニティのツイートは誰でも閲覧可能

コミュニティのツイートは、コミュニティのメンバー以外でも閲覧できます。リツイートや引用リツイートも可能です。

しかし、返信（リプライ）やいいねはメンバー以外はできません。

 

2.コミュニティのメリット

コミュニティに参加すると、様々なメリットがあります。

2-1.特定のユーザーに発信できる

コミュニティのツイートは誰でも閲覧可能です。しかし、ツイートする時「オーディエンスを選択」でコミュニティを選べば、そのコミュニティ内にのみツイートされます。

例えば下記のような場合、特定のユーザーに発信するとよいでしょう。

2-2.エンゲージメントを高められる

通常のツイートはフォロワーすべての人に発信されます。たくさんの人に見られる可能性がある反面、エンゲージメント率が低くなることも。

コミュニティ機能を使えば、特定のトピックのユーザーにのみ発信されます。トピックに沿った投稿をすれば、いいねやリツイートなどのエンゲージメント率が高まる可能性があります。

2-3.複数アカウントを作らなくて済む

コミュニティができる前は、トピックごとに複数のアカウント（俗に言う「複アカ」）を使い分けていたユーザーがいました。

「リア友」と呼ばれるリアルな友だちと繋がる用のアカウント、趣味の友だちと繋がる用のアカウント、仕事の知り合いと繋がる用のアカウントなどです。

複数のアカウントを持つには、その都度Twitterアカウントを作らなくてはなりません。「面倒」と思われている方も多かったのではないでしょうか。

コミュニティを使えば、アカウントを切り替えなくてもコミュニティの切り替えで済むようになります。複数のアカウントを管理する手間がなくなるのです。

 

3.コミュニティの作り方

ここからはTwitterのコミュニティの作り方を解説していきます。

3-1.Twitterメニューから「コミュニティ」を選択

任意のコミュニティに参加すると出てくる、コミュニティタブを選択します。

スマホの場合は、画面下の中央にコミュニティタブが表示されます。

コミュニティタブをクリックしたら、次に検索マークの隣にある+のマークをクリックしましょう。

コミュニティの作成画面に変わります。

3-2.必要事項を記入する

+マークを押すと、下記のような「新しいコミュニティの作成」が出てきます。

「コミュニティ名」「コミュニティの目的」を明記し、会員資格を選択。

全てを入力・選択し、右上の作成ボタンを押せばコミュニティの作成完了です。

ちなみにコミュニティを作成したユーザーは「管理者」と呼ばれます。

 

4.コミュニティが作れない時のチェックポイント

コミュニティを作成しようとした時、「コミュニティが作れない」という事態が発生することがあります。

なぜコミュニティが作れないのでしょうか。チェックポイントを用意したので参考にしてみてください。

4-1.コミュニティ作成の条件を満たしているか

コミュニティを作るには、「アカウントを開設して6ヶ月以上経過」「メールアドレスや電話番号の登録」など、いくつかの条件をクリアしている必要があります。

4-2.別のコミュニティへ参加をしているか

何かしらのコミュニティに参加していないと、そもそも3-1でご説明した「コミュニティタグ」が出てきません。

コミュニティに参加していないのなら、まずはコミュニティに参加しましょう。

コミュニティへの参加方法は、下記の2つです。

4-3.すでにコミュニティを作成していないか

コミュニティは1ユーザー1つしか作成できません。

※コミュニティへの参加は複数OK

すでに別のコミュニティを作成済みの場合は、既存のコミュニティを削除しなくては新しいものが作れなくなっています。

現在、コミュニティの管理者権限も譲与できないため、削除する他は新しいコミュニティを作る方法がない状態です。

 

5.コミュニティの使い方

コミュニティを作成したら、実際にコミュニティを使ってみましょう。ここからはコミュニティの使い方について説明します。

5-1.コミュニティにツイートするには

コミュニティにツイートするには、コミュニティを選択しなくてはいけません。

Twitterメニューの「コミュニティ」から、ツイートしたいコミュニティを選択してツイートしましょう。

 

もしくは、アイコンの横の「オーディエンスを選択」からコミュニティを選択してツイートしてもOKです。

この「選択」をしないと、コミュニティでのツイートにならないので注意しましょう。

ちなみにコミュニティにしたツイートは、自分のプロフィール画面や検索結果には出てきません。

5-2.コミュニティ内のツイートの管理方法

通常のツイートと違い、コミュニティ内のツイートは管理者もしくは管理者が選出する「モデレーター」で非表示にすることが可能です。

また、コミュニティメンバーは管理者やモデレーターによって削除することもできます。

コミュニティ内のツイートの右上の「…」マークをクリックすると、ツイートの非表示やメンバーの削除が行えます。

管理者は、コミュニティの管理ができるモデレーターを選出できます。コミュニティを作成した時点でモデレーターを選出しておくとよいでしょう。

5-3.コミュニティの退出・削除方法

コミュニティの退出は、「参加済み」ボタンをクリックすればいつでもできます。

注意しなくてはいけないのは、管理者は退出できないということです。また、コミュニティの削除も管理者以外は不可になります。

また、もし管理者がコミュニティを削除したとしても、それがメンバーに通知されることはありません。

 

6.コミュニティとサークルの違い

Twitterの機能にはコミュニティの他に「Twitterサークル」というものがあります。

ここからは、TwitterのコミュニティとTwitterサークルの違いについて説明していきます。

6-1.Twitterサークルとは限られたユーザーにツイートを公開

コミュニティは特定のトピックに興味があるユーザーがグループで集まる機能。それに対し、サークルは自分のツイートを限定のユーザーに見せられる機能になります。

6-2.サークルは人数制限がある

サークルには2023年4月現在、最大150人までのユーザーを追加できます。また自分のアカウントのフォロー・フォロワーではないユーザーも追加可能です。

6-3.ツイートはサークルに入っている人のみ閲覧可能

サークルでツイートするには、コミュニティと同じようにアイコンの横の「オーディエンスを選択」から「Twitterサークル」を選べばOKです。

 

 

7.コミュニティの運用のコツ

ここからはコミュニティを作成したい方向けに、コミュニティの運用のコツをご説明します。

7-1.コミュニティのルールを明確にしておく

コミュニティはルールを設定することができます。ルールは最大10個まで設定可能。ちなみに管理者は、ルールだけでなくコミュニティの名前や目的なども編集できます。

Twitterで気を付けなくてはいけないことの中に、誹謗中傷や炎上があります。こういったトラブルを未然に防ぐためにも、最初にルールをしっかり決めておくことが必要です。

ただし、ルールを変更しただけではメンバーに通知されません。ルールを変えたらメンバーに周知することも大切です。

7-2.ツイートをこまめにチェックする

メンバーがルール通りにツイートしているか、何かしらのトラブルが発生していないかをこまめにチェックすることも必要です。

前述した通り、管理者もしくはモデレーターはコミュニティ内のツイートやメンバーの削除を行えます。

ツイートの内容によっては、ツイートやメンバーの削除などの対応を考えましょう。

7-3.積極的にコミュニケーションを取る

せっかく作ったコミュニティ。メンバーと積極的にコミュニケーションをとり、コミュニティを盛り上げるようにしましょう。

メンバーのツイートをチェックし、いいねや返信をしたりオフ会などのイベントを考えたりするとよいです。

7-4.Twitter運用のコンサルティングを受ける

Twitterの運用には手間や時間がかかります。前述したツイートのチェックやメンバーとのコミュニケーションは必須。他にも誹謗中傷や炎上などのリスクを防ぐためのチェックも必要です。

Twitterの運用には一定のコツがあります。運用になれている会社からコンサルティングを受けると安心でしょう。

ユニークワンは中小企業を中心にTwitterの運用実績も多数。Twitter運用が初めての企業でも、ユーザーに刺さるTwitter運用のお手伝いをいたします。

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8.企業でのコミュニティの活用事例3選

ここからは企業などのコミュニティの活用事例をご紹介します。

8-1.アース隊（アース製薬株式会社）

（引用元：アース製薬株式会社／アース隊のコミュニティより）

「アース隊」は殺虫剤などでおなじみ、フォロワーが27.1万人（2022年4月17日現在）いる「アース製薬株式会社」の公式コミュニティです。

「おはようございアース」「こんにちアース」などの独特のあいさつで、メンバーがツイートを行っているのも特徴です。

8-2.わかさーのたまり場（わかさ生活）

（引用元：株式会社わかさ生活／わかさーのたまり場のコミュニティより）

「わかさーのたまり場」はブルーベリーサプリメントで有名な「わかさ生活」の公式コミュニティです。

「一つのツイートができるまでの過程」をコミュニティでツイートするなど、公式Twitterの裏側を紹介。

8-3.Canvaコミュニティ（Canva）

（引用元：Canvaコミュニティより）

「Canvaコミュニティ」はオンラインで使える無料のグラフィックデザインツール「Canva」のコミュニティです。

「袋文字が使えるようになった」「Canvaの一括作成すごすぎる」など、メンバーがCanvaについての情報を交換しています。

メンバー同士がCanvaで作った自作の画像を投稿するなど、活発なコミュニケーションを行っているのも特徴です。

 

9.まとめ：Twitterコミュニティでユーザーとコミュニケーションを取ろう！

今回は、Twitterのコミュニティについて解説しました。

• Twitterのコミュニティとは、ユーザーがグループを作って集まれる機能
• 特定のユーザーに発信でき、エンゲージメントを高められる
• コミュニティは誰でも作成可能
• 何かしらのコミュニティに入っていないと作成できない

コミュニティを含め、Twitterの運用には一定のコツがあります。このコツを把握していないと、せっかく運用しても効果が出ない場合も。

特に企業で運用する場合は、炎上等のリスクが伴う可能性もあります。

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