【テンプレ無料DLあり】縦型動画の媒体別セーフティゾーンについて徹底解説!YouTube・Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・Facebook
【必読】2024年ショート動画を総まとめ|2024年の最新トレンド&2025年に向けて抑えるポイント
ショート動画は、いまや世界中で注目を集めるコンテンツ形式のひとつです。
ここ数年で、ショート動画に特化したプラットフォームや機能が次々と登場し、ユーザー数や投稿数が急増しています。特に縦型動画形式を採用したYouTubeショートやInstagramリール、TikTokなどは、SNS運用やマーケティングにおいても欠かせない存在に。
ですが、この変化のスピードについていけず、どう取り組むべきか悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、2024年版ショート動画の最新情報をまとめ、押さえておきたいポイントを解説します。
- ショート動画とは?その背景と特長
- 2024年版、注目すべきショート動画トレンドは?
- ショート動画で成功するためのポイントとは?
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目次
1. ショート動画とは
1-1. ショート動画とは
ショート動画とは、一般に15秒から60秒程度の短い動画コンテンツを指します。
多くの場合、縦型動画の形式で、スマートフォンでの視聴を前提としているため、視聴者はスキマ時間でも気軽に動画を視聴できるというメリットがあります。SNS上での拡散力も高いことから、多くのユーザーや個人が活用しています。
また、縦型動画とは、スマートフォンを縦に持った状態で視聴することを想定した動画形式を指します。アスペクト比は通常「9:16」で、スマホ画面をフルに活用できるため、ユーザーの印象にも残りやすいのが特徴です。
▼縦型動画についてはこちらの記事もご覧ください。
流行りの縦型動画とは?YouTubeショート・TikTok・インスタリールの違い・注意点・動画作成のコツまで解説
縦型動画とは、主に9:16の比率で作成され、スマートフォンを縦にしたままフルスクリーンで視聴できる動画です。
近年はYouTubeショートやInstagramリール、TikTokなど、ショート動画×縦型動画をメインコンテンツとして扱うプラットフォームが急速に成長しています。これらのサービスは短い動画を簡単に作成・投稿できる機能を備えており、多種多様なジャンルのコンテンツが日々アップされることで、ユーザーの熱量や関心がますます高まっています。
情報量の最適化:短尺のため、ユーザーが最後まで視聴しやすい
拡散性の高さ:共有やおすすめ表示によって、短時間で多くの人に動画を届けられる
制作のハードルが低い:スマホ1台あれば手軽に撮影・編集できる
このように、短尺かつ縦型の動画はSNSユーザーとの親和性が高く、今後もさらに利用者が増えることが予想されます。企業のマーケティングやブランディングにおいても、ショート動画の活用は今や外せないトレンドです。
1-2. ショート動画の人気が高まった背景
このような短尺×縦型形式のショート動画の人気が高まっている背景には、下記の3つの要因が挙げられます。
①スマホ普及率の上昇
総務省の調査によると、2023年時点で日本のスマートフォン普及率は約85%に達しています(参考:令和5年版情報通信白書)。通勤・通学など、スキマ時間に動画を視聴できる環境が整ったことで、短尺かつ縦型のショート動画が急速に拡大しました。
②ユーザーの“短時間視聴”傾向
現代のユーザーは限られた時間の中でできるだけ効率よく情報やエンタメを摂取したいと考える、「タイパ」(=タイムパフォーマンス)志向が強まっています。そのため、長尺の動画をじっくり見るよりも、短時間でサクッと楽しめるショート動画を好む人が増えてきています。また、個々の動画が短いため、スマホ画面をスクロールする感覚で、連続して複数の動画をチェックする場面も多くなりました。
③プラットフォームの推進
世界的に見ると、ショート動画に特化したSNS・TikTokの月間アクティブユーザーは10億人超。それに追随するように、Instagram、YouTube、X、LINEなどでも短尺の縦型動画を楽しめるように進化しています。
これらのプラットフォームは撮影・編集機能を充実させたり、アルゴリズムによるおすすめ表示を強化したりなど、ショート動画投稿を後押ししている状況です。
1-3. 企業のショート動画活用
多くのユーザーに人気のショート動画ですが、現在では企業の公式アカウントでも活発に利用されています。企業におけるショート動画の主なメリットは下記の2点です。
①ユーザー接点の拡大
TikTokやInstagramリール、YouTubeショートなど、多くのプラットフォームにおいて、ショート動画はアルゴリズムによっておすすめの動画が自動でサジェストされる仕組みが採用されており、フォロワー外のユーザーにリーチしやすい傾向にあります。
②ブランド認知の拡大
スマートフォンの画面いっぱいに表示されるショート動画は、横型の動画よりも画面専有面積が大きく、企業ロゴや商品ビジュアルを強調しやすいというメリットがあります。たとえば、15秒などの非常に短い動画であっても、静止画投稿よりも商品・サービスの特徴をダイレクトに訴求可能。結果として、ブランド認知を高めるだけではなく、ユーザーの購入意欲にもプラスに働く傾向が高いと言えるでしょう。
2. 2024年のショート動画関連のニュース
2-1. YouTubeショートの尺が最大3分に
(引用:YouTube ショートのご紹介 – YouTube)
YouTubeショートでは、2024年10月15日からショート動画の最大尺を60秒から3分(180秒)に拡大しました。これにより、クリエイターはより多様なコンテンツの制作が可能に。企業にとっても、より詳細な内容を視聴者に伝えられるようになるでしょう。
このアップデートの背景には、TikTokなどの競合プラットフォームへの対抗があると見られます。TikTokでは、最大10分までの動画を投稿可能。短尺が特徴のショート動画ですが、各プラットフォームは長尺にも対応するように変化しているため、今後より一層コンテンツの幅は広がっていくと見られます。
2-2. TikTok発の音楽ヒット
(引用:Z世代SNSトレンドグランプリ2024を発表! 今年のキーワードは“ポジティブ” – WWDJAPAN)
ショート動画は、音楽のプロモーションとしても重要な役割を果たしています。2024年には、ヒップホップ・ユニット「Creepy Nuts」の「Bling-Bang-Bang-Born」や「こっちのけんと」の「はいよろこんで」など、TikTokでのバズに端を発するヒット曲が多数登場。特に後者は、「Z世代SNSトレンドグランプリ2024」でインフルエンサー部門1位を獲得しており、ショート動画を介したZ世代へのアプローチが有効であることがわかります。
また、シンガーソングライター「乃紫」の「全方向美少女」は、TikTokでのUGC(ユーザー生成コンテンツ)を意識して作曲され、その目論見通り総再生回数14億回という記録的な数字を達成しています(参考:「全方向美少女」の乃紫が語る「TikTokで一番バズりやすい仕掛け」とは)。
このように、ショート動画において、音楽は重要な要素です。今後も、トレンドの音源の活用がアカウント運用の鍵となっていくでしょう。
(引用:TikTok、2024年の日本・海外のTikTokを振り返る「Year on TikTok 2024:小さな創造力が大きなインパクトに!」を公開!|TikTok Japan【公式】ティックトック)
2-3. 市場の成長
(引用:ショートビデオの市場規模とシェア分析 – 産業調査レポート – 成長動向)
ショート動画の市場規模は、2024年に18.1億米ドルと推定され、5年後の2029年には28.9億米ドルに達すると予測されています。(参考:ショートビデオの市場規模とシェア分析 – 産業調査レポート – 成長動向)
18.1億米ドルとは、小規模な国の年間GDPに近いインパクトのある数字。また、ショート動画を活用した広告市場も連動して拡大しているため、企業が自社のPRに取り入れるメリットはますます高まっています。
▼縦型動画広告についてはこちらの記事もご覧ください
【初心者向け】縦型動画広告配信マニュアル―メリット・おすすめ媒体・運用のコツを徹底解説
Web広告配信を検討する際に、動画広告の導入を視野に入れているWeb担当者・広報担当者の方も多いでしょう。
3. 2024年版ショート動画の最新トレンド
3-1. ジャンルの多様化
2024年には、ショート動画のジャンルがさらに多様化し、特に以下のような新しいトレンドが台頭しました。
■ショートドラマ
(引用:#ショートドラマ | TikTok)
短いストーリーを展開するドラマ形式の動画が人気を集めています。
短い時間で感情的な体験をユーザーに提供できるため、強い印象を残せるのが特徴です。1つのストーリーを複数の動画に分割して投稿することでアカウントへの回遊を促せるほか、1話完結型にすることで、広告としても違和感なく受け入れられやすいのもメリットです。
特にTikTokではこのショートドラマが「TikTok上半期トレンド大賞2024」で大賞を獲得、年間のトレンド大賞にノミネートされるなど、大きな流行を見せています。(参考:「TikTokトレンド大賞2024」ノミネート16選が決定!大賞、各部門賞の結果は、12月5日(木)開催の「TikTok Awards Japan」2024にて発表 | TikTok ニュースルーム)
■ストリートスナップ、ストリートクイズ
(引用:TikTokトレンド大賞)
ストリートスナップとは、街行く人々に声をかけて写真を撮影するスタイルの動画コンテンツのこと。特に若い世代で人気を博し、多くのユーザーがこのスタイルを模倣したことで、「TikTokトレンド大賞2023」の大賞を受賞しました。
2024年には、この発展形として「ストリートクイズ」という、街角で突然行われるクイズに通行人が挑戦するスタイルが流行。クイズの回答の一部を動画内で公開しないことで、コメント欄でユーザーに回答を促すなど、インタラクティブなやりとりも広く見られました。
■猫ミーム
(引用:爆発的に今流行している『猫ミーム』ってなに?実際作ってみたらバズッている理由が分かった気がする!(わんこそば) – エキスパート – Yahoo!ニュース)
「猫ミーム」とは、猫の動画や画像素材を組み合わせて、笑えるエピソードやあるあるネタなどを紹介する日常生活再現動画のこと。視覚的な楽しさとともに、視聴者が共感しやすい内容のため、2024年初頭から急速に人気を集め、幅広い層から支持を受けました。
そもそも「ミーム」とは、ギリシャ語の「mimeme(真似されているもの)」に由来する、インターネット上で拡散される文章や画像、動画などのコンテンツ、またはそのコンテンツが拡散・改変される現象をさす言葉です。猫ミームもその一種で、共通の素材を使って何度もリメイクされることで、ユーザー同士の一体感が生まれます。
最近は「〇〇界隈」といった、ゆるく感覚を共有するコミュニティ文化が盛り上がっており、ミームの拡散力と共感による仲間意識がますます注目されています。企業や個人がSNSを運用する際も、こうしたトレンドを積極的に取り入れることで、エンゲージメント向上やブランド認知度の拡大が期待できます。猫ミームをはじめとしたクリエイティブなコンテンツは、今後もSNS戦略の重要な要素になっていくでしょう。
■長尺動画の切り抜き
最近では、長尺動画から特定のシーンを切り抜いてショート動画を作成するケースが増えています。この手法は、視聴者が興味を持つ部分だけを短時間で楽しめるように工夫されたものです。切り抜き動画を活用して、長尺の動画への動線にするパターンも多く見受けられます。
また、AI技術を活用したショート動画生成ツールの登場により、このプロセスがさらに手軽になっています。動画をアップロードするだけで最適なシーンを自動的に抽出し、短尺のクリップを簡単に作成することが可能です。
ただし、切り抜き動画を作成する際は、元の動画の著作権に注意が必要です。基本的に、動画の著作権はその動画をアップロードした人に帰属します。ほかのアカウントがアップロードした動画を、無断で切り抜いて利用することはできません。
3-2. 視聴者の多様化
(引用:ショート動画を「ほぼ毎日見ている」割合は、若い年代ほど高い傾向 : LINEリサーチ調査レポート|リサーチノート powered by LINE)
ショート動画は若年層だけではなく、いまや幅広い年代に浸透していることにも注目が必要です。
例えば、LINEリサーチの調査によると、10代では70%以上が日常的にショート動画を視聴しているとのこと。一方、50~60代の35%が毎日ショート動画を視聴しており、若年層のおよそ半数程度ではあるものの、無視できる数字ではありません。
この背景には、多くのプラットフォームでショート動画の形式が導入され、エンタメ系・ビジネス系・ライフハック系など、ショート動画のコンテンツが多様化していることが要因にあると言えるでしょう。
ショート動画は今や全世代が気軽に視聴できるコンテンツへと進化しています。企業がショート動画で情報発信を行う際は、ターゲット年代を明確にしながらも、より幅広い世代にリーチできる可能性を常に念頭に置くことが重要です。
4. 各媒体のショート動画の特徴
この章では、各媒体のショート動画の特徴を概説します。
▼各媒体に合った縦型動画制作にお悩みの場合は、こちらの記事もぜひご覧ください
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縦型動画は、9:16の縦長比率の動画コンテンツのこと。スマートフォンでの視聴に特化した形式で、近年各SNSでも大幅に投稿数を伸ばしています。
4-1. YouTubeショート
YouTubeは、幅広い年代が日常的に利用する世界最大の動画プラットフォームです。エンタメから教育コンテンツまでさまざまなジャンルがあり、長時間視聴も多いことが特徴。TikTokやInstagramリールの台頭を受けて導入され、今では多くのクリエイターが活用しています。
▼YouTubeについてはこちらの記事もぜひご覧ください
企業がYouTubeを活用する5つの方法|成功事例・運用方法も丁寧に解説!
自分の会社でもYouTubeを活用してみたいけれども「YouTubeチャンネルを立ち上げると、手間がかかりそう…」「成果を上司に伝えるのが難しい…」など、懸念がある方もいるはずです。
特徴①多様なコンテンツの展開
(引用:YouTube ショートのご紹介 – YouTube)
子供向けからエンタメ、ビジネス、教育的な内容まで、幅広いジャンルの動画が投稿されているのが特徴です。もともとYouTubeは長尺動画が主流でしたが、ショートの登場によって手軽にコンテンツを発信・視聴できる場としても注目を集めています。
特徴②長尺動画との融合
ショート動画をきっかけに、チャンネル内の長尺動画へ誘導するケースも増えています。たとえば、1分以内で概要やハイライトを伝え、興味を持った視聴者に本編の長尺動画を案内する手法です。これにより、再生回数やチャンネル登録者数を効率的に伸ばすことができます。
また、もともと長尺の動画に特化したプラットフォームだったこともあり、長尺動画の一部をショート動画用に短く編集した「切り抜き動画」という文化もYouTubeから登場しました。
特徴③収益化
2023年2月からYouTubeショートも収益化できるようになりました。広告収益の一部をクリエイターに還元する仕組みによって、短尺動画の投稿者にとって魅力的なプラットフォームへと進化しています。企業アカウントであっても、面白くて役立つ短い動画を作ることで、新たな収益源や販促チャンネルとして活用できる可能性があります。
4-2. Instagramリール
(引用:Instagramリール | 短尺動画のシェアと作成 | Instagramについて)
Instagramは、特に10代から30代の比較的若年層に人気が高いプラットフォームです。そもそもは画像シェアに特化したSNSとして登場したという背景もあり、美しいビジュアルや凝ったデザインが人気を集めやすく、ブランディングや商品PRにも適したプラットフォームといえます。
特徴①企業アカウントの強み
Instagram公式データによると、ユーザーの90%が少なくとも1つ以上の企業アカウントをフォローしています。公式アカウントから発信される動画には信頼感があるため、企業やブランドの投稿が受け入れられやすいのが特徴です。
特徴②ショッピング機能の強化
リール動画内で商品をタグ付けし、直接購入ページへ誘導できるなど、EC機能が充実しています。ユーザーが動画を見ながらスムーズに商品をチェック・購入できるなど、認知獲得のみならず実際の購入行動まで一気通貫でつなげられる可能性があります。
特徴③インタラクティブ要素の登場
最新のInstagram機能では、投票やQ&Aなど双方向コミュニケーションを取り入れやすくなっています。視聴者との距離が近づくことで、ブランドロイヤルティの向上にもつながります。
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【2024年版最新情報】SNS担当者が抑えておくべきInstagramの新機能7選
認知獲得、集客ツールとしてもますます注目のInstagramですが、機能面でも随時アップデートや新機能のリリースが行われていることをご存じでしたか?
4-3. TikTok
(引用:「TikTok ティックトック」をApp Storeで)
TikTokは、音楽やダンスを組み合わせたエンタメ系のショート動画が特に人気を集めるプラットフォームです。若年層(10~20代)を中心に世界的に利用者が増え続けており、1本の動画がバズれば一気に数百万回再生されるケースも珍しくありません。
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企業のTikTok活用6つのコツ!投稿方法・注意すべき点・成功事例など詳しく解説!
TikTokとは、短尺動画を作成・シェアできるSNSです。主に若年層からの人気が高いですが、現在は40代の視聴も少なくありません。
特徴①インタラクティブな要素
TikTokの大きな特徴は、動画を視聴しながらその場でコメントを書き込める操作性の高さです。コメント返信やリポスト機能も充実しているため、ユーザーとの密なコミュニケーションが取りやすく、ファンとの距離を一気に縮められます。
特徴②トレンドが広まりやすい
特に若年層へのリーチ力が強く、トレンドの音楽やハッシュタグを活用すれば瞬く間に拡散しやすい点が魅力です。企業が広告やPRで使う場合も、「TikTokらしい」短くインパクトのある動画を作成すれば、視聴者の興味を引きつけ、商品の認知度を高める有効な手段となります。
4-4. X(旧Twitter)
(引用:「いま」を見つけよう / X)
X(旧Twitter)は、140文字のテキスト投稿で知られていましたが、ショート動画の活用も近年盛んになっています。ニュースやトレンドの発信源として利用されることが多く、リアルタイムでの情報拡散力が強いのが特徴です。
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【2024年版最新】X(旧Twitter)最新情報まとめ―Grok、ブロック貫通、利用規約改定など話題のアップデートを解説
X(旧Twitter)は、世界中で約611万人のアクティブユーザーを抱える、最も主要なSNSの一つ。
特徴①速報性と拡散力
タイムラインやハッシュタグ検索を通じて、瞬時に多くのユーザーに情報が届きやすいのが大きな魅力。リポスト(リツイート)機能により、拡散の連鎖が起こりやすく、企業や個人を問わず“バズ”を狙いやすいプラットフォームといえます。
特徴②多様なジャンルの受容
Xは10~60代の幅広いユーザー層が利用しており、男女比もほぼ半々です。エンタメやニュース、ビジネス情報など、多種多様なジャンルのコンテンツが受け入れられるため、ショート動画を通じてさまざまなターゲットにアプローチできるのが強みです。
5. ショート動画で成功するポイント
ここまでは、2024年のショート動画のトレンドを紹介しました。では、実際に動画を制作する際に、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。この章では、ショート動画制作の際に押さえておきたいポイントを3つ、ご紹介します。
5-1. 冒頭で視聴者の心をつかむ
ショート動画は長尺の動画以上に、冒頭のインパクトが再生完了率に直結しやすいという特長があります。下記の点を念頭において動画の制作を行うとよいでしょう。
①キャッチーなテキストやサムネイル
動画のタイトルや冒頭カットに強いコピーを入れ、視聴者が「続きが見たい」と感じる仕掛けを作りましょう。
②動きのある演出
最初の1〜2秒に素早いカット切り替えや、目を引くアニメーションを使うことで、視覚的に惹きつける効果があります。
③起承転結を意識する
たとえ15秒動画でも、「起承転結」を意識して構成すると、物語性が生まれ最後まで見てもらいやすくなります。
5-2. ユーザーとのインタラクティブな要素
繰り返しになりますが、多くのショート動画プラットフォームでは、ユーザーの動画視聴などの行動をもとにオススメの動画が自動で表示される形式が取り入れられています。
アルゴリズムにおすすめするべき動画とみなされるためには、ユーザーからのコメント数やシェア数などのエンゲージメントが重要な要素。エンゲージメント率の高い動画はおすすめ欄や検索結果で優先的に表示されやすいため、動画の中に下記のようなインタラクティブな仕掛けを入れるのがよいでしょう。
①質問や投票機能
(引用:instagramforbusiness)
Instagramのストーリーズやリールには、投票ステッカーやQ&A機能があります。動画の最後に質問を投げかけるなど、視聴者参加型の仕掛けを作るとコメントが増加しやすくなります。
②コメント返信動画
TikTokやYouTubeショートでは、ユーザーのコメントに対して動画で返信できる機能があります。こうしたやり取りが増えると、コミュニティ全体が盛り上がり、さらなるコメント獲得につながるでしょう。
5-3. ジャンル認知が鍵
ショート動画で多くのユーザーに見てもらうには、「どのジャンルで発信するのか」を明確に絞ることが重要です。
理由のひとつは、プラットフォームのアルゴリズムがユーザーの視聴履歴や関心ジャンルをもとに、動画をレコメンドしているから。たとえばビジネス系の情報が好きな人にはビジネス関連の動画を、料理系が好きな人には料理レシピ動画を優先して表示します。
①関連タグの活用がしやすい
ジャンルごとに人気のハッシュタグやキーワードを使うと、アルゴリズムによるレコメンドの精度が上がり、興味を持つユーザーに届きやすくなります。
②視聴者の満足度向上
一貫したジャンルの動画を投稿すれば、チャンネル(アカウント)を訪れたユーザーが他の投稿にも興味を持ちやすくなり、フォロワーやエンゲージメントが増えやすくなります。
③エンゲージメント率が高まる
“刺さる”テーマの投稿は、いいねやコメント、シェアといったアクションを増やし、結果的にアルゴリズムがさらに動画を拡散してくれる好循環が生まれます。
また、ジャンル認知を得るためには、コラボ企画や相互リポストも有効です。同じテーマや業種のアカウントとコラボ動画を作成すると、双方のフォロワー層を取り込める可能性が高まります。
(引用:Instagramリール | 短尺動画のシェアと作成 | Instagramについて)
6. まとめ
今回記事では、2024年のショート動画のトレンド、各媒体の特徴および動画制作の際に気を付けるべきポイントについて解説しました。
- ショート動画は縦型・短尺でSNSとの親和性が高く、情報拡散力が強い
- 2024年にはジャンルがさらに多様化し、ショートドラマや猫ミームが注目トレンド
- インタラクティブな仕掛けでエンゲージメントを高めることが鍵
ユニークワンではWebマーケティング事業を展開する企業として、50以上の業種、計1,250社のデジタルコミュニケーションを支援してきました。
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