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コラム

読まれる「インタビュー記事」の書き方|取材のポイント・面白い記事にするコツを丁寧に解説!!

コンテンツ制作

インタビュー記事の書き方_アイキャッチインタビュー記事は、オウンドメディア運用・採用施策などの一環として活用されることが多いです。独自性のあるインタビュー記事ができれば、読者の興味を引くことができます。

しかし、インタビュー記事は事前準備・取材・ライティングに時間が多くかかります。また、読者に面白いと感じてもらう記事にするには、コツが要るのです。

今回は、インタビュー記事の書き方について下記を解説します。

  • インタビュー記事が向いている/向いてないシーン
  • インタビュー記事で陥りがちな注意点
  • 相手の話を引き出す8つのポイント
  • インタビュー記事の事例

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目次

1.インタビュー記事とは?

インタビュー記事は、特定の人物・企業などに取材を行い、その内容をもとに執筆した記事を指します。

インタビュー記事の書き方_イメージ

1-1.インタビュー記事の種類

インタビュー記事には、代表的な3つの種類があります。

(1)Q&A形式

もっとも一般的なのが、インタビュアーが質問→インタビュイー(取材対象者)が回答、という対話形式です。対話の掛け合いを文章で表現する形になるので、インタビュイーの人柄や取材の雰囲気を表現しやすいです。

(2)モノローグ形式(主観の視点)

モノローグ形式は、インタビュイーが一人で話しているような形式です。インタビュイーが自分の言葉で語りかけるので、その人の思いが直接的に伝わりやすいです。著名人や専門家などのインタビューに向いている形式ともいえます。

(3)ルポ形式(客観の視点)

ルポ形式は、第三者の視点からまとめられたインタビュー記事です。インタビュイーの言動などの客観的な情報や補足情報を盛り込めるので、読み応えのある記事になりやすいです。

1-2.インタビュー記事が向いているシーン:理解促進が目的

インタビュー記事が向いているのは、商材や企業への「理解」を深めてもらいたいケース。たとえば、商品開発のストーリーや活躍する社員のインタビューなど、インタビュイーの想いやストーリーといった「深さ」を届けるのに適した形式です。

自社を知っている方に向けて、さらに興味・理解を深めてもらえると期待できます。

1-3.インタビュー記事が不向きなシーン:認知拡大が目的

逆に、自社を知らない多くの方にも情報を届けたい場合、インタビュー記事は不向きです。企業名・インタビュイーによほどのネームバリューが無い限り、知らない会社・商材のインタビュー記事を見よう!と思う人は少ないです。

1-4.インタビュー記事を書く流れ

インタビュー記事を公開するまでの流れは下記です。

(1)記事の目的・ターゲットを決める
(2)インタビュイーを人選する
(3)質問項目を事前に作成する
(4)取材を実施する
(5)記事を作成する
(6)インタビュイーのチェック&編集を経て、公開

特に、質問項目の作成や取材の部分は、インタビュアーの力量で記事クオリティが左右されます。本記事では、事前準備・取材で話を引き出すコツを重点的に解説します。

 

2.インタビュー記事で陥りがちな注意点

インタビュー記事の取材・執筆経験が少ない場合に、陥りがちなことがあります。

2-1.会話が盛り上がらない

インタビュー対象者とインタビュアーの関係性が深くない場合、会話が盛り上がらず十分に話を引き出せない場合があります。いきなり取材を始めるのでなく、アイスブレイクを通じて場の空気を和ませるのがポイントです。

2-2.発言をそのまま載せてしまう

取材当時の発言をそのまま載せてしまうケースもあります。

インタビュイーの雰囲気を伝えるため、なるべく発話の文言を忠実に記すことは重要です。しかし、インタビュー記事は「単なる情報」を載せるものではありません。読者に面白いと感じてもらうには、書き起こすだけでなく「興味を引くコンテンツ」として「編集」のステップをふむべきです。

2-3.記事を複数に分けてしまう

インタビュー記事は、往々にして長文になりがちです。「取材内容を余すことなく伝えたい!」と考えて、前編/後編などシリーズものにしたいと考える方もいます。

しかし、記事はなるべく1本で完結するのが望ましいです。企業名・インタビュイーにネームバリューがない限り、シリーズ化するほどの長いインタビュー記事は飽きられてしまい、最後まで読んでもらえる可能性が低下します。

ユーザーが飽きずに読み進められる記事となるよう、校正・編集するのがポイントです。

2-4.記事タイトルの冒頭に【インタビュー】と入れてしまう

記事タイトルの冒頭で【インタビュー】の文言をいれるケースが少なくありません。

記事タイトルは、その記事を読んでもらえるか否かを左右する重要な要素。しかし「インタビュー」という文言自体には引きが弱いです。読者の目を引くキャッチーなタイトルをつける必要があります。

△イマイチな例:【社員インタビュー】営業部・太田一郎さん
〇よい例:お客様と話すのが苦手「だからこそ」営業を志望?カリスマ営業マネージャーの話

インタビュー記事の書き方_タイトル

たとえば、社員インタビューの記事タイトル。イマイチな例は、目を引く要素がありません。良い例では「お客様と話すのが苦手なのに営業?」と、目を引くタイトルになっています。

 

3.事前準備で必要なこと

インタビュー取材をする前は、入念に準備しましょう。

3-1.インタビュー記事のターゲット・読者のリアクションを設定する

インタビュー記事だけではありませんが、「記事のターゲット」と「読んだ後のリアクション」は事前に設定しましょう。

たとえば採用目的の記事であれば、下記の要素を定めていきましょう。

・採用形態(新卒採用/中途採用)
・雇用形態(正社員/アルバイト/パート)
・職種
・年齢層

ターゲットを決めたら、そのターゲットが記事を読んだ後にどんな感想を抱いてほしいかどんな行動をとってほしいか、を明確にします。

たとえば利用ユーザーのインタビュー記事であれば「自分と似た境遇の人が使ってるサービスなら安心だな」「このサービスを詳しく知りたい」といったポジティブな感想を抱いてもらえるような記事にします。

3-2.インタビュー対象者について徹底的に下調べする

インタビューする前に、事前調査を徹底的に行いましょう。質問事項を作成するにあたり、十分なリサーチがカギになります。

たとえば企業へのインタビューの場合、最低でも下記は必ずチェックしましょう。

・企業ホームページ
 └経営理念・事業内容は必ずチェック
・企業のSNSアカウント
・企業のニュース
 └Googleでニュース検索をしてみる
・インタビュー相手の個人SNSやnote
 └Twitterがあれば「いいね」欄も見てみる。何に関心があるか分かる
・業界の最新ニュース

3-3.質問事項・依頼事項をまとめて対象者へ事前に送付する

相手についてリサーチしたら、質問事項を作ります。

質問を考えるポイントは、「事実」より「考え」を中心に質問することです。事実確認ではなく背景のストーリーや想いを聞く質問を考えましょう。

また、質問以外にも「事前にお願いしたいこと」を合わせて共有すると親切です。例えば写真撮影したい箇所、インタビュー場所などに指定があれば、事前に相手へ伝えましょう。

 

4.インタビューで相手の話を引き出す8つのポイント

インタビュー記事で一番大事といっても過言ではないのが、取材(インタビュー)。インタビュイーからたくさん話を聞きだすポイントを8つご紹介します。

4-1.前提:録音/撮影機材の準備を忘れない

できるだけ詳細な情報を収集するには、録音・撮影機材の準備が不可欠。

録音については、スマホの録音機能を利用するより専用のボイスレコーダーを使うとよいでしょう。

また、記事用の写真も撮影するので、カメラを忘れずに持っていきます。Web上に公開する記事の場合、スマホの画質でも十分よい写真が撮影できます。一眼レフが必要な場合は、得意な人材をアサインするかプロに任せるべきです。

4-2.アイスブレイクをする

インタビューの本題に入る前に、アイスブレイクをして話しやすい雰囲気を作るのが重要です。

「アイスブレイク」とは、本題の会話を始める前にリラックスした雰囲気を作り出すための軽い話題のこと。アイスブレイクでよく使われる代表的な話題は下記です。

(1)天気や季節の話
その日の天気や季節の件は、だれでも話すことができる気軽な話題です。

(2)共通の趣味
インタビュイーの趣味をあらかじめリサーチできれば、その話題を提供すると自然と会話を続けることができます。

(3)最近のニュース
業界の最新ニュースについて話すのもおススメです。ただし、政治・宗教・スポーツなどのタブーな話題は避けましょう。

(4)インタビュイーの出身や経歴
インタビュイーの出身地の話や、過去の経歴について伺うのも良いでしょう。共通の話題が見つかれば、ぐっと話しやすい雰囲気を作れます。

4-3.メモに集中しすぎない

インタビュー中は、インタビュイーの話に耳を傾けることが最重要。もちろん、大事なポイントをメモすることは必要ですが、メモに集中しすぎると「話が伝わっているのか?」と相手が不安になります。

インタビュー中は、インタビュイーとの会話を第一に優先しましょう。

4-4.話題の幅・深さ・時間軸を意識して質問する

インタビューの際は、事前質問に答えてもラだけでなく臨機応変に話題を広げましょう。話を広げるポイントは「幅・深さ・時間」を意識することです。

(1)「幅」を広げる

「幅」を広げるとは、一つのトピックに対して「そうでない場合はどうする?」「他の選択肢は?」と横に話題を広げることです。「●●と比べてどうですか?」と具体的な比較対象を出すのも効果的です。

(例)
A「なぜこのハウスメーカーで家を建てることを決めたのですか?」
B「断熱性が優れていて、1年中快適に過ごせるからです。」
A「なるほど。断熱性以外に、このハウスメーカーを選んだ理由はありますか?」

(2)「深さ」を掘り下げる

「深さ」とは、一つのトピックに対して「なぜ?」「どうやって?」と深掘りすることです。「それはどういった意味ですか?」と詳しく説明してもらうのもここに該当します。

(例)
A「前の会社ではどんな仕事をしていたんですか?」
B「広告の営業ですね。」
A「具体的にどんなことをされていたのですか?例えば、どんなお客様と関わることが多かったですか?」

(3)「時間」軸を変えてみる

「時間軸」を変えるとは、「過去」や「未来」に時間軸をずらして質問してみるということです。

(例)
A「現在、組織づくりで注力していることはありますか?」
B「たとえば~~~~には力を入れているかな。」
A「そうなんですね。ちなみに10年後にはこういう会社にしたいという理想像があれば教えてください。」

上記3つを意識して、インタビュイーに多く語ってもらいましょう。

4-5.「事実」だけでなく「考え・想い」を質問する

質問するときは、「事実」より「考え・想い」を中心に質問すると深みのある取材になります。

たとえば、飲食店の経営者にインタビューする場合。

△イマイチな例:このお店で一番人気のメニューは何ですか?(事実の確認)
〇良い例:このお店の看板メニューは〇〇だと思いますが、このメニューが生まれたきっかけや苦労を教えてください(考え・背景を探る)

事実を確認するための質問は悪くないのですが、その先の「なぜ?」「どうして?」を聞きだす質問もあわせましょう。

4-6.「一言でいうと?」と質問してみる

記事化にあたり役立つのが、「一言で言うと?」という質問です。「社長にとって、仕事とは何ですか?」「この商材の好きなところを一言で表すと?」など、言語化してもらうことでインタビュイーの考えをひきだせます。

4-7.話に詰まったら質問の仕方を変えてみる

自分のことを話すのが得意でない方も少なくありません。そういう場合、同じ質問でも言い方を変えて深掘りすると良いでしょう。

(例)
「どうして転職したんですか?」
→「転職を最初に考えたのはいつごろですか?」

4-8.本筋以外の話も丁寧に聞く

インタビューをしていくと、本筋以外の話が盛り上がることが往々にしてあります。

しかし、脇道にそれた話から思わぬエピソードが出てくることも。焦って無理やり本筋に戻すのではなく、脇道の話も丁寧にヒアリングしてみましょう。

 

5.インタビュー記事を作成~公開する流れ

取材が完了してから、インタビュー記事を公開するまでの流れ・コツを解説します。

5-1.記憶が新しいうちに文字起こしをする

取材したら、なるべく日があかないうちに文字起こしをしましょう。

手動で文字起こしをするのは、かなり時間がかかる作業です。今は音声ファイルから自動で文字起こしが出来るツールがたくさんあります。無料で利用できるものもあるので、ぜひ活用してみましょう。

5-2.まずは記事の骨子を考える

いきなり記事を書き始めるのではなく、記事の骨子(タイトル・目次の案)を考えましょう。記事に書く内容を、箇条書きでいいのでおおまかに構成を練ります。インタビュイーとの関係性があまり深くない場合は、この段階でインタビュイーへ内容を確認してもらうのもいいでしょう。

5-3.インタビュー対象者の人柄が出るようにする

インタビュー記事の良さは、インタビュイーの想いが伝わりやすいことです。その方の人柄・話す雰囲気が伝わるように文章を書きましょう。

たとえば、文末に「!」や「~」を使うことで、明るくラフな雰囲気が伝わります。逆に、真剣に語っている場面は「。」でトーンを落とすと対照的です。また「そうそう!」や「んー」のような相槌(あいづち)もときどき入れると、その人らしさが出ます。

5-4.書いた後に必ず「編集」をする

インタビュー記事は「単なる情報」を載せるものではありません。読者に面白いと感じてもらうには、書き起こしをそのまま載せるのではなく「興味を引くコンテンツ」として「編集」のステップをふむべきです。

可能であれば、記事の作成者/編集者は分けたほうが望ましいです。やむを得ない事情で同じ人が執筆&編集を対応する場合は、下記を参考に編集しましょう。

・タイトルと内容が一致しているか?
・説明不足な点はないか?
・冗長すぎる印象にならないか?
・スマホでも読みやすいか?
・誤字脱字がないか?

初めてその記事に触れた読者の気持ちになりきる」のがポイントです。

5-5.インタビュー対象者に記事をチェックしてもらう

記事の初稿が完成したら、インタビュイーの方へ確認してもらいましょう。内容の正誤はもちろん「ここは載せないでほしい」という点もあるかと思います。インタビュイーへの配慮は最大限にしつつ、面白い読み物としてのクオリティを担保するために調整しましょう。

5-6.公開したら拡散する

インタビュー記事を公開して終わり…では、せっかく作った記事もなかなか見てもらえません。記事の公開後、下記のように拡散しましょう。

(1)顧客への案内に利用する

事例インタビュー・商品サービスの裏側など「販促」目的の記事は、ぜひお客様へ案内しましょう。下記のようにメルマガで配信したり、メールの署名に入れたりするのがおススメです。

インタビュー記事の書き方_サイフク様差し替え

また、コーポレートサイトに掲載することで、自社に興味を持った顧客や求職者へのアピールにもなります。

(2)SNSで発信する

TwitterやFacebookなど、SNSで記事を発信するのも効果的です。

ちなみにユニークワンでは、Twitterで記事公開をお知らせしています。企業アカウントだけでなく、社員個人アカウントでもツイートしてもらうよう呼び掛けています。

インタビュー記事の書き方_SNS発信_例

 

6.インタビュー記事の事例

ここからは、当社が作成したインタビュー記事の事例をご紹介します。記事のポイントや工夫した点もお届けします。

6-1.事例紹介

インタビュー_サイフク様差し替え

ユニークワンでは、支援させていただいたお客様へのインタビュー記事を掲載しています。

ユニークワンへ相談する前に困っていたことや当社を知ったきっかけ、依頼の決め手をお客様からヒアリング。長文のインタビュー記事、というよりは誰が見ても一度で理解できるようシンプルな記事にしています。

6-2.社員インタビュー

インタビュー記事_社員インタビュー_例

ユニークワンでは、採用をメイン目的に公式noteを運営しています。なかでも定番&人気コンテンツが、社員インタビュー。

特長は、入社前のストーリーをかなり深掘りしている点。ときには学生時代に遡って、インタビュイーのパーソナリティや想いを深掘ります。また「note」の特性上、形式ばったインタビューではなくフランクな雰囲気にするよう工夫しています。

6-3.対談記事

インタビュー記事_対談記事_例

公式noteでは、採用以外にもブランディング目的でさまざまな記事を掲載しています。

たとえば、社長同士の対談インタビュー。2022年に駅前オフィスを新設したのをきっかけに、オフィスオーナーの社長と当社代表の対談企画を実施しました。「オフィスの新設」を単なるニュースにするだけではもったいないので、当事者同士の想いや意気込みが伝わる記事を発信しました。

 

7.まとめ:コツをつかんで魅力的なインタビュー記事を作ろう!

今回は、インタビュー記事の書き方について解説してきました。

  • インタビュー記事は、商品・会社への理解を深めるのに向いている
  • 発言を書き起こすだけでなく、読み応えのあるものに編集する
  • さまざまな角度から質問して話を伺う
  • 写真撮影/録音もわすれない

ユニークワンは「note proセールスパートナー」に認定されています。120記事以上のnoteを公開してきたノウハウを活かし「オウンドメディア運用支援サービス(サービス資料はこちら)」を提供中です。

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