コラム

海外展開にWeb広告を活用・新規顧客を獲得 (浅野金属工業株式会社様)

公開: 更新: 事例紹介

「漁具」の海外展開にFacebook広告を活用
ニッチな製品も的確なターゲティングで新規顧客獲得!

浅野金属工業株式会社

業種:製造業(ステンレス鋳鋼品・漁具・ステンレスワイヤー他)

実施内容:

リスティング広告 / Facebook広告

担当範囲・担当者:

コンサルタント:大島 彩

ものづくりのまち、新潟県三条市に本社を置く浅野金属工業株式会社。ステンレス製品の企画・開発に強みを持ち、特に漁業関係者が使う「漁具」において国内大多数のシェアを占めています。さらなる収益拡大を目指しスタートしたのがインターネット広告の活用による海外展開。ユニークワンでは2016年からリスティング広告運用・Facebook広告運用を支援し、分析・改善を重ねた結果、現在は毎月コンスタントに新規顧客を獲得できています。 代表取締役社長・浅野 一志様より、弊社施策の成果についてお話いただきました。

 

電話がけ&カタログ送付の営業手法から
インターネット広告へ移行を開始したが…

asanometal01
代表取締役社長 浅野 一志 様

インターネット広告導入以前の営業活動について教えてください。

弊社で扱うステンレス製品は、漁業でロープや網に使われる「漁具」をはじめ、手すり、遊具、テニスコートのネットポストなど多岐に渡ります。世の中にとって必要なものですが、非常にニッチな分、新規顧客の獲得には長年苦戦してきました。
インターネット広告を始める前は、営業担当者がタウンページ片手に、金具を扱いそうな業者さんを見つけては片っ端から電話を掛けるのが当たり前。もちろん電話だけでは断られてしまいますので、こちらから勝手に分厚いカタログやダイレクトメールを郵送し反応を待つ、といった方法で営業をおこなっていました。当時は成約件数よりも「100件の会社にカタログを送付する」ことがゴールでしたね。
その後、インターネット広告の存在を知り、試しにリスティング広告(検索連動型広告)を自社で出稿しはじめました。

当時は自社だけで広告運用をしていたのでしょうか。

最初は試しに自分たちで運用していましたが、検索結果上位に広告が表示されることばかりを気にしており、問い合わせ件数まではしっかり見ていなかったんです。
しばらくして、サイト制作会社さんが広告運用を手伝ってくれるようになったのですが、その会社さん自体はインターネット広告にあまり詳しくなくて、特に成果も上がらず…。
「このままだと効果のない広告配信を続けることになってしまう」という危機感を持っていた時、新潟県内でインターネット広告事業をしているユニークワンの存在を知りました。

ユニークワンとの出会いで広告運用を改善!
新規獲得は100%インターネット経由に!

浅野金属様事例紹介漁具
浅野金属工業の「漁具」は全国の港で使われている

ユニークワンに最初に相談いただいた時の印象を教えて下さい。

立川さん(弊社・代表取締役社長)が本社にいらした際、ご実家のカガヤキ農園のサイト運営やインターネット広告で実績を上げていることについて詳しく教えてくださいました。
ユニークワンという会社がインターネット広告の確かなノウハウを持っていることがわかり、「新潟でも東京の会社と同じことができると証明したい」という立川さんの熱意も相まって、同じ新潟の企業であるユニークワンへお任せしたい気持ちが一層強まりました。
当時は新潟でインターネット広告の代理店はほとんどなかったのですが、東京の代理店とも遜色のない提案をいただいた印象でした。

弊社が実施したリスティング広告運用についてもお聞かせください。

当時は建築関係に向けた「ステンレス手すり製品」を取り扱い始めたばかりのタイミングで、工務店や建築設計事務所といった新しい顧客層にどうやって知ってもらうかが課題でした。
それまで自分たちで行なっていた広告運用は「当てずっぽう」な部分が多かったんです。とにかく「たくさん出稿すればいい」「クリックをされていればいい」と考えていました。それに対し、ユニークワンさんは、広告経由で実際にお問い合わせやお見積りの依頼を獲得できているかを重視していました。データをとりながら有効なターゲットやキーワードに絞ってしっかり費用をかける広告運用を行ってくれたんです。

インターネット広告経由で問い合わせは増加しましたか。

ユニークワンさんにおまかせしてからは、毎月数件ずつ問い合わせをいただいています。私どもが扱う製品は非常にニッチ。検索ボリュームが少ないけれどニーズが顕在化しているワードをピンポイントで狙う必要がありました。
「ステンレス 鋳物」「手すり ブラケット」など、一般的になかなか検索されないワードですが、母数が少ない中でも確実に問い合わせがくるのは広告運用のプロのおかげだと思っています。
また、当社では8分野の製品を展開しています。それぞれニッチな製品にもかかわらず、各分野の顧客ニーズをしっかりおさえたランディングページを制作してくれたことも、成果を獲得できた要因だと考えています。

新規獲得のための営業活動はインターネット広告中心になったと言えそうですね。

新規のお客さんは100%インターネット広告で獲得できるようになりました。カタログ送付や電話営業をしていた頃は100件に連絡して1件反応があるかないか、というレベルで、製品を必要としていない会社さんにも営業をかけていました。今は本当に必要としている人たちに絞ってアプローチできていることを実感しています。
また、サイトリニューアルに伴い広告配信を停止した期間があったのですが、そのときだけ問い合わせがピタッと停まってしまいました。ずっと広告配信していると、問い合わせがある状態を当たり前に考えてしまいそうになるんですが、この出来事からインターネット広告を活用することの重要性を再認識しましたね。

Facebookを北米・北欧向けPRに活用
漁業関係にターゲットを絞り海外展開成功!

浅野金属様フェイスブック
Facebookページには海外からのコメントも多く届くように

Facebookでは海外の漁業関係者向けに広告を配信していますね。

以前から世界各地の展示会に出展して、地元の漁業関係の方とお話をする機会はありました。ただ、展示会ですとどうしてもその場の雰囲気だけでのコミュニケーションになりがちで、成約に至るのは難しい状況。そんな中、当時まだメジャーではなかったFacebook上での海外向け広告配信を提案してくれたのもユニークワンさんでした。
もともと自社のFacebookページは用意していましたが、あまり活用できていなかったんです。Facebook上で北欧・北米の漁業関係者にターゲットを絞り込み、カルーセル広告や動画広告を配信することになりました。
浅野金属海外向け
Facebookで配信した海外向け広告

実際、海外のお客様の反応はいかがでしたか。

Facebook広告を各地の展示会前後の日程に合わせて配信したことで、当日たくさんの方にお会いすることができました。また、「展示会には行けなかったが製品に興味がある」という漁業関係者の方からも連絡をいただき、成約に至ったケースもあります。自社のFacebookページに各国の方からコメントをいただけるようになったことも非常に励みになりました。
もともと弊社が作っている漁具は全国の漁師さんの厳しい意見を聞きながら長年改良を重ねて作り上げた製品。世界的に見てもここまで頑丈な漁具を作っているのは珍しく、海外の方からは「こんな素晴らしい製品があったなんて!」と驚かれます。
引き続き、世界各国で一人でも多くの漁師さんに私たちの製品を使ってもらえるよう、インターネット広告の活用を継続していくつもりです。

最後に、ユニークワンに今後期待することをお聞かせください。

自社にマーケティングの専門部署があれば心強いかもしれませんが、多くの企業にとってそれは難しいこと。ユニークワンさんは、自社では賄えないプロフェッショナルな視点と、当社の課題に寄り添ってくれる親身さを両立する存在です。自社の“外部インターネット事業部”のような、なんでも相談できる関係を築けています。
地元・新潟にインターネット広告のことを頼れるプロフェッショナル集団がいる、というのは大変心強いです。特に、海外向けプロモーションはインターネット広告がカギを握ります。私どもにとって、ユニークワンは「最強のパートナー」。今後も末永くお付き合いしていきたいと考えています。

浅野様、ありがとうございました!
ユニークワンは今後も浅野金属工業さまの製品を世界に向けて発信するお手伝いをさせていただきます。

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