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成果の出るランディングページ(LP)とは?ホームページとの違い・作り方・活用方法|地方企業での事例も

公開: 更新: コンテンツ制作

210630_【コラム】成果の出る ランディングページ(LP)とは? (4)

インターネット広告の配信に重要なのが「ランディングページ(LP)」。ユーザーが広告をクリックして一番最初に見るページなので、LPがユーザーのニーズと合っているかどうかが広告の成果に大きな影響を及ぼします。

「広告の遷移先は通常のホームページにしている」という方もいらっしゃいますが、実は商品・サービスごとにランディングページを用意することで成果数が大幅に向上する場合もあります。この記事を読むことで、

  • 広告で成果を上げるためにLPがなぜ重要か理解できる
  • 成果が上がるLPの制作・活用ポイントが分かる

インターネット広告を始めたい方、始めているけど思うように成果が伸びていない方、必見です!

 

1.ランディングページ(LP)とは

ランディングページ(LP)とは、インターネット広告をクリックしたユーザーが最初に見るページです。

広い意味では、ユーザーが最初に閲覧するページはすべてランディングページといえます。しかしインターネット広告の場合では、特定の商品・サービスについてユーザーにアクション(商品購入や資料請求など)を取ってもらうことを目的としたページのことを指します。今回はインターネット広告の遷移先としてのLPを扱います。

1-1.ランディングページの特徴

①1ページでアクションへ誘導する縦長レイアウト

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浅野金属工業様:LPはこちら

ランディングページは商品やサービスの説明から購入・資料請求などのアクションまでページ内で完結するような設計となります。

商品を初めて知るユーザーでもアクションを起こしてもらいたいため、商品の魅力や概要、ユーザーの声や料金プランなどを盛り込みます。様々な情報を盛り込む結果、縦長のレイアウトになることが多いです。

②掲載する商品・サービスは限定的

LPは特定の商品・サービスに対してアクションを起こしてもらうためのページです。通常のサービスサイトとは異なり、1つあるいは同じジャンル内の複数商品を掲載する場合が多いです。

③ネット広告とのセット利用がメインで自然検索流入には不向き

ランディングページはインターネット広告の遷移先として利用するのがメインの手法です。広告クリエイティブとLPがユーザーニーズにマッチすることで成果向上が期待できます。

また、ランディングページは通常サイトとは独立して制作することが多いです。多数のページを持つ通常サイトと比べると、相対的に自然検索流入は不利になります。「短期的に広告で成果を上げる→LP」「長期的に自然検索流入を増やす→通常サイト」と目的に応じて切り替えることが重要です。

 

1-2.ランディングページの種類

①通常LP

ビジュアル重視で商品やサービスのメリットを伝える、一般的なタイプです。

リスティング広告やディスプレイ広告をクリックするような「ある程度商品・サービスに興味を持っているユーザー」がターゲット。商品・サービスの詳細や利用者の声などを通じて魅力を伝え、ページ内の「申込」「問い合わせ」などのボタンからアクションを促します。

②記事型LP

ナレッジライフ様:LPはこちら

インタビューやコンテンツ記事のような「読み物風」なランディングページです。

ニュースサイトやメディア内の記事一覧に表示される広告やSNS広告からリンクする場合、記事型LPを活用するのが効果的です。読みもの風のページであれば「他のコンテンツを読むのと同じ感覚で」熟読してもらえる可能性が高くなります

③マンガLP

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パパまるハウス様:LPはこちら

伝えたい情報がマンガ形式でまとまっているランディングページです。ページを開いた時のインパクトに加え、広告感が薄く読み始めると自然に最後まで読んでもらえるのが特徴です。

 

2.なぜLPが必要なの?ホームページとの違い

「広告の遷移先はサービスサイト内の特定ページに設定している」という方もいると思います。しかし「インターネット広告で成果を挙げる」にはホームページとは独立したランディングページを作成したほうが良いでしょう

ホームページ ランディングページ(LP)
目的 様々
自社を知ってもらうがメイン
態度変容
中身 幅広い情報を掲載 特定の商品・サービスに特化
構成 複数のページ
他ページへのリンク多い
1ページ
他ページへのリンクは少ない

2-1.ユーザーにどうしてほしい?目的の違い

通常のホームページは目的が様々です。「とりあえず商品を知ってもらう」「会社・事業を知ってもらう」というように、ユーザーに何度か訪問し自社商品への理解を深めてもらうことが前提となっていることが多いです。

一方ランディングページは、インターネット広告から訪れたユーザーが態度変容し、初回のアクセスで購入・資料請求といったアクションにつなげるという目的に特化しています。

2-2.何を伝える?中身の違い

通常のホームページでは、取り扱っているすべての商品・サービスや会社概要など幅広い情報を掲載しています。ある程度自社のことを知っているユーザーであれば目的のページにたどり着くことができるでしょう。

一方ランディングページは特定の商品・サービスに特化したコンテンツ。「ついでにこの商品も紹介したい…」という気持ちをグっと抑えて、1つの商品を購入してもらうための中身が重要になります。

2-3.どうやって伝える?構成の違い

ホームページは複数のページ・他ページへのリンクで成り立っていることが多いですが、LPは基本的に1ページのみ・他ページへのリンクは少ないのが特徴です。

通常のホームページでは複数ページを回遊し理解を深めてもらうことに価値があります。一方LPは基本的に1ページ内で商品に興味を持つ~購入してもらう、という一連の行動をとってもらうためのものなので、ユーザーの離脱を防ぐ構成になっています。

 

3.ランディングページの作り方・活用までの流れ

3-1.目的・ターゲットを決める

最も大事なのは「LPの目的を決める」ということです。

目的とは「サービスAの資料請求を増やす」「商品Bの購入を増やす」「会員登録を増やす」など、LPでユーザーにどんな行動をとってほしいか?という視点。ポイントは商品・サービスを絞り込みシンプルな目的にすること。「会員登録、購入、問い合わせも増やしたい!」という気持ちはもちろん分かりますが、LPでは基本的に目的は一つに絞りましょう。

目的を決めたら、LPでアクションを起こしてほしいターゲットを決めます。「20-30代の女性」とざっくりとしたユーザー層だけではなく「ペルソナ像」を決めておくとよいです。

ペルソナとは「商品・サービスを利用するユーザーを具体的にイメージするための人物像」。属性(性別、年齢、家族構成)だけでなく、趣味やライフスタイルなどのストーリーも含めて人物像を設定します。詳細に設定することで、後ほど決める「訴求軸」や「コンテンツ」の検討がしやすくなります

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(▲ユニークワンがInstagram分析ツール「ooowl」で設定しているペルソナ像)

3-2.訴求軸を決める

ペルソナ像が決まれば、そのペルソナにアクションを起こしてもらうための訴求軸を決めます。

例えば同じ自動車のLPだとしても、ペルソナにとって魅力に感じる訴求軸は「車のデザイン」「安全性」など異なります。大事なのは徹底的にユーザー視点で訴求軸を決めるということです。

3-3.LP構成(ワイヤーフレーム)を決める

LPの目的やターゲット、訴求軸が定まったら次はLPの構成(ワイヤーフレーム)を決めましょう。LPで重要なのは「何をどのような順番で伝えるか?」という構成設計。家を建てる前に骨子が重要なのと同じで、まずはLPの骨子を作っていきます。

代表的な構成は下記のとおりです。

①ファーストビュー:ユーザーの目をまず引き付けます
・キャッチ画像・キャッチコピー:一番伝えたいメリット・キャンペーン情報など
・CTAボタン②説明:商品・サービスに興味を持ってもらえる内容を盛り込みます
・ユーザーへの問いかけ(抱える悩みなど)
・サービス説明
・効果(お客様の声、実績、具体例など)

③クロージング:アクションを促進する
・CTAボタン
・フォーム

 

3-4.デザイン・コーディング

LPの構成・コンテンツが決まったあとに「デザイン」を決めます。ここでも冒頭で決めたターゲット・ペルソナ像を意識してLP全体のトーンを決めましょう。デザインが確定したらコーディング作業となります。

3-5.公開・運用

すべての準備が整ったらいよいよ公開します。LPは「一度作ったら終わり」ではありません。広告配信開始後、1か月程度のサイクルで効果測定→改善していくのをおすすめします。

LPの分析に欠かせないのが「Googleアナリティクス」。基本的な使い方から改善につなげる具体的なプロセスを余すことなくお届けしています。ぜひこちらもご覧ください!

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4.成果の出るランディングページを作るポイント|地方企業の事例でご紹介

ここからは、成果を出すLPの制作ポイントを「地方企業での事例をもとに」具体的にお伝えします。

4-1.ファーストビュー

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浅野金属工業様:LPはこちら

新潟県三条市に本社を置く浅野金属工業株式会社様。ステンレス製品の企画・開発が強みです。BtoBのニッチ商材であることから、新規顧客の獲得を目指してインターネット広告をスタート。商品ごとにランディングページを制作しています。

①キャッチコピーがすぐ目に入る
ユーザーがまず見る左上に大きな文字でキャッチコピーが記載されています。「連結金具&ステンレスワイヤー」という商品名がすぐ目に入るので、「何のLPか」が伝わります。キャッチコピーはウェブ広告の見出し文と整合性を取るのが重要です。

②キャンペーンや具体的な数字によるメリット訴求
「アイテム・サイズ2,000点超え」や「お取引社数約1,000社」といった数値が目立つように掲載されています。ユーザーに具体的なメリットや安心感が伝わり、ページからの離脱を防ぐことに貢献します。このメリットもウェブ広告の見出し文と整合性を取るのが重要です。

③直感的にサービス内容がイメージできる写真
商品が具体的にイメージできる写真を背景に載せています。ユーザーが直感的にどんな商品か理解できるのが良い点です。

 

4-2.CTAボタン

ナレッジライフ様:LPはこちら

新潟・長岡エリアを中心に注文住宅を提供するハウスメーカー・株式会社ナレッジライフ様。オンラインからの資料請求・モデルハウス見学獲得を強化したいという目的でインターネット広告をスタート。合わせて、ナレッジライフを知らないユーザーにも見てもらいやすいような記事型LPを制作しました。

①CTAボタンが目立つデザイン・位置にある
インタビュー部分と異なる背景色で目立つように設置されているのがポイントです。CTAボタンのテキストもシンプルで分かりやすいのも良いです。

②アクションへのハードルを下げるリード文
ボタンの上部に「気軽に何でも相談できます」のようなリード文があるのもポイント。アクションへのハードルを下げる内容が簡潔にまとまっています

 

4-3.説明文

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買取店わかば様:LPはこちら

金・貴金属・宝石・ブランド品などの買い取りを行う「買取店わかば」様。「オンライン査定」の申込数UPを目的にLPを制作しました。

ポイントは「ユーザー目線」の説明。「わざわざお店まで行って買い取ってもらえなかったらガッカリ」や「待つ時間がもったいない!」とユーザーが思わず共感する文言を入れて興味を引き付けています

オンライン査定の中身を説明する文章もユーザー目線。サービスをよく知っているとつい機能説明のみになりがちなので注意が必要です。

4-4.フォーム

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トップライン様:LPはこちら

コールセンター事業を中心に営業支援を行う株式会社トップライン様。コールセンター代行の問い合わせ数UPを目的にLPを制作しました。フォームにユーザーを離脱させない工夫があります。

①項目数が少なく簡潔
フォームはなるべく項目数を減らし、簡潔にまとめるのが最重要ポイントです。近年ではメールアドレスの再入力が不要なフォームも増えています。

②簡単に入力ができる工夫がある
例えば電話番号が「市外局番」「市内局番」「下4桁」と分かれた項目になっていると入力が煩雑に感じませんか?こちらのLPでは電話番号を1項目内で入力できたり、全角で入力しても自動で半角に修正してくれたりと入力の手間を削減しています。

 

5.まとめ:ユーザー目線で訴求ポイントを整理しLPを改善していこう!

インターネット広告の成果を挙げるには欠かせないランディングページ。

  • ネット広告の成果を挙げるには通常ホームページよりもLPが有効
  • いきなり制作する前に目的・ターゲット・ユーザー目線での訴求ポイントを定める
  • 制作して終わりではなく、結果を分析し改善することが重要

ユニークワンでは、創業時から培ってきた圧倒的なデータ分析力をもとに効果的なランディングページを制作してきました。

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