Instagram企業用ビジネスアカウントの作り方・注意点まとめ
Pinterest(ピンタレスト)とは、お気に入りの画像をブックマーク・シェアできるサービス。
最近日本でもテレビCMが配信されており、知名度は徐々に高まっています。
特に美容、アパレル、インテリア、料理など画像コンテンツが重要になる業界には向いているサービスです。
2022年6月1日には「Pinterestアド」が日本でローンチ(公式発表はこちら)。
日本で広告を配信できるようになり、ますます勢いがますサービスといえます。
しかし、「そもそもピンタレストのことをよく知らない」「Instagramもやってるけどどう違うの?」という声も多いです。
今回のコラムは、企業での利用に特化した内容となっています!
- ピンタレストで出来ること・Instagramとの違いが分かる
- 企業用アカウントの開設方法・使い方が分かる
企業におけるピンタレスト活用について、お問い合わせ・ご相談はこちらからお気軽にどうぞ。
目次
1.Pnterest(ピンタレスト)とは?
(引用:Pinterest Japan 公式YouTubeチャンネルより)
ピンタレストとは、画像や動画をブックマーク・シェアできるサービス。
Pinterest公式の解説では「ビジュアルディスカバリーエンジン」と定義しています。
ビジュアル(=画像)をベースに、レシピやファッションなど「暮らしを彩るアイディア」を保存・整理できるツール、ということです。
日本でも利用者数は増加しており、月間利用者数は870万人となっています(2020年12月現在,ニールセン調べ)。
ユーザー属性では、若年層に広く使われていることが分かります。
・男女比率:女性が57%・男性が43%
・世代別:ミレニアル世代(30%)とZ世代(23%)で約半数を占める
※参考:ひらめきを行動につなげる「Pinterest アド」、登場 | Pinterest Business
1-1.Pinterestでできること
(1)ピンを作成する
ピンとは、画像や動画をクリックするとWebサイトに遷移できるクリエイティブ。
クローリングによりサイト上の画像・動画から自動的にピンが作成される場合もありますが、自分でピンを作成することもできます。
※ピンの作成方法は後述します。
(Pinterest Business公式サイトより引用)
ピンは、ホームフィードや検索画面などに表示されます。
(2)リピン=他人のピンをブックマークする
他の人が作成したピンをブックマークすることを「リピン」といいます。
具体的な利用シーンは、下記のような場面です。
①結婚式:ドレスやヘアアレンジのアイディアを検索し「いいな」と思ったピンを保存
②引っ越しや模様替え:気になるインテリアや部屋のレイアウトを見つけたらリピン
③料理:美味しそう・作ってみたいと思ったレシピを見つけたらリピン
ホームフィードから、ブックマークしておきたい投稿を見つけたらタップします。
「保存」ボタンをクリックするのが「リピン」です。
(引用:LOCARI公式アカウント)
保存をタップすると、どのボードに保存するかを選択できます。
(3)ボードを作成・フォローする
作成したピン・保存した他人のピンは、「ボード」を作成して整理することができます。
「フォルダ」別にデータを分けるイメージです。
例えばインテリアメーカーの場合、「リビング」「キッチン」「子ども部屋」などシーン別にボードを作成しておくと、訪問したユーザーに見てもらいやすいでしょう。
また、ピンタレストではアカウントだけでなく「ボード」単位でフォローすることができます(PCでの利用のみ)。
ピンタレストアカウントの「保存コンテンツ」をクリックすると、アカウント内で公開しているボードを見ることができます。
ボードをクリックし、ボード名わきの「…」をクリックすると、ボードをフォローできます。
なぜボード単位でフォローできるかというと、「誰の投稿か」より「どんな投稿か」というコンテンツベースで情報を検索しているためです。
ボードを非公開にしたまま自分だけが見れるカタログとして使うこともできますし、自分のボードからリピンしてくれるユーザーとコミュニケーションを取ったりと、幅広い使い方が可能です。
1-2.Instagram(インスタグラム)との違い
ビジュアル重視のSNSといえば「Instagram(インスタグラム)」。インスタとピンタレストの違いは何でしょう?
(1)ピンタレストはインターネット上の画像を収集
Instagramではユーザーの投稿が表示されますが、ピンタレストでは投稿だけでなく、Webサイト上の画像が表示されます。
(2)ピンタレストは「未来」のための情報収集
Instagramは、行った場所や購入したものなど過去の行動を投稿します。
一方Pinterestは、これから買いたいと思う商品やサービスなど、未来の自分のために情報収集するのがメインのサービスです。
Instagramは画像や動画を加工して「投稿」するのがメインになりますが、Pinterestでは他人が投稿したピンから「情報収集」します。
(3)ピンタレストはWebサイトへの流入を強化できる
Instagramでは、投稿のテキスト部分にURLを入力してもリンクとして機能しません。
しかしPinterestでは、作成したピンに外部リンクをつけることができます。
Instagramよりもサイトへの流入を強化できる点で、ビジネス目的での利用がおすすめできるサービスといえます。
2.ビジネスアカウントの開設方法
企業でピンタレストを利用する場合は、ビジネスアカウントの開設をおすすめします。
2-1.個人アカウントとビジネスアカウントの違い
個人アカウント | ビジネスアカウント | |
目的 | 情報収集する | サイトへの流入を増やす |
プロフィール | カバー画像なし | カバー画像あり |
データ解析機能 | 使えない | 使える |
情報収集がメインである個人アカウントに比べ、ビジネスアカウントは「サイトへの流入を増やす」ことが目的です。
そのためビジネスアカウントでは、個人アカウントに比べて機能が充実しています。
まず、ビジネスアカウントはプロフィール画面にカバー画像を設定することができます。アカウントの見た目が華やかになりますね。
また、ビジネスアカウントでは「Pinterestアナリティクス」というデータ分析機能を使うこともできます。
インプレッション数やピンクリック数、Webサイトリンクのクリック数などを詳細に確認できます。
どんな投稿が反応されやすいか、一目で分かる便利な機能です。
2-2.ビジネスアカウントの開設手順(PC)
ここからは、パソコン経由でのアカウント開設手順をご紹介します。
(1)ピンタレストトップ→無料登録をクリックする
ピンタレストのトップページ(こちら)より、右上の「無料登録」をクリックします。
すると、下記の画面がでてくるので「無料のビジネスアカウントを作成する」をクリックします。
メールアドレス・パスワード・年齢を入力しましょう(年齢は念のため20歳以上で登録しておくとよいです)。
登録アドレスにメールが届くので、アカウントを認証します。
(2)アカウント設定を進める
まず、基本情報を設定していきます。
プロフィール名・プロフィール画像は会社名やブランド名が分かりやすいものにするとよいです。
プロフィール画像については、公式ヘルプに記載はありませんが200 × 200 px以上のスクエア画像を用意するとよいでしょう。
Webサイトがある場合は、URLを入力します。地域・言語も正しく設定して、次に進みます。
これらは後からでも変更可能です。
次に、「ビジネスの紹介」を入力します。選択肢の中から当てはまるものを選択します。
ビジネスの詳細も、併せて設定します。
次に、Pinterestへの広告掲載について答えます。
今すぐ出稿する予定はなくても、今後掲載できるように「広告の掲載を検討している」を選択するとよいでしょう。
これで、ビジネスアカウントが立ち上がりました。
(3)プロフィールを設定する
アカウントが立ち上がると、下記の画面に遷移します。
下の「ブランドを紹介する(プロフィールを作成する)」をクリックします。
プロフィール編集画面で、ユーザー名(いわゆるアカウントID)やプロフィール文、電話番号、住所などを設定し、保存しましょう。
プロフィール文は、全角160文字以内です。
カバー写真は、画面右上のプロフィール画像マークをクリックし、自分のアカウント画面に遷移して設定します。
カバー写真のサイズは、横800 x 縦450px以上、アスペクト比16:9の画像が推奨されています。
(4)WEBサイト・Instagramアカウントを認証する
ビジネスアカウントでは、WebサイトやInstagramを認証しておくとよいでしょう。
WEBサイトを認証すると、プロフィールページにWEBサイトのURLが表示されるようになり、導線強化につながります。
また、他のユーザーが自社サイトや自社のインスタアカウントから保存したピンに、自社のピンタレストアカウントが自動的に紐づきます。
設定するには、画面右上のアカウント横より「設定」を選択>左サイドバーより「ドメイン・アカウントの認証」をクリックします。
「ウェブサイトの認証」をクリックすると、下記3つの方法から認証方法を選択できます。
詳細手順については、Pinterest公式ヘルプセンターページをご確認ください。
Instagramアカウントは、認証をクリック→ログインID・パスワードを入力して連携すれば認証完了です。
3.【企業向け】ピンタレストの使い方とコツ
準備が整ったら、いよいよPinterestを使ってみましょう!
3-1.ピンを作ってボードに保存する
まず、ピンを作ってみます。
構成要素は4つです。
①画像または動画、②タイトル、③説明文、④外部リンク
ピン作成における推奨要件は下記のとおりです(ピン作成画面より閲覧可能)。
特徴は、横2:縦3の縦長画像や動画が推奨されている点。
スマホ表示がメインになるので、視認範囲が大きくなる縦長クリエイティブを作成しましょう。
ユニークワンでもピンを作成してみました!下記よりご覧ください。
3-2.Webサイトからピンをボードに保存する
Webサイト上の画像をピンタレストのボードに保存することもできます。
ピン作成画面より、「ウェブサイトから保存する」を選択します。
URLを入力すると、ページ内の画像をピンとしてボードに保存することができます。
サイト内の画像を活用したい場合は、こちらの方法もおすすめです。
3-3.アイディアピンを作成する
アイディアピンとは、複数の画像や動画をストーリー形式で伝える投稿です。
Instagramの「ストーリー」に近いものですが、ストーリーと違い投稿が消えません。
また、他のピンとは違い、サイトリンクが不要です。
(Pinterest公式 アイディアピンの作成方法)
上記は、Pinterest公式アカウントのアイディアピン。
アイディアピンの作成方法をまとめたピンです。見るとイメージが沸きやすいです。
例えば、料理レシピやヘアアレンジなど、ノウハウ系は向いているといえます。
3-4.他のユーザーの投稿をリピンする
自社の商品やサービスを利用しているピンが見つかったら、リピンするのをおすすめします。
ピン作成者にコメントするなど、積極的に交流するとよいでしょう。
4.ピンタレストの企業利用でよくある質問
4-1.ピンタレストに向いている業種は?
ユーザーが購入を決めるにあたり「ビジュアル」が重要視される業種や、20-30代の女性をターゲットにしている業種はピンタレストを活用すべきといえます。
例えば下記の業界はピンタレストの利用をおすすめします。
・アパレル業界
・飲食業界(イタリアン、フレンチ、バルなど)
・家具・雑貨業界
・旅行業界
・コスメ・スキンケア業界
・ヘルスケア業界
・食品業界
・ブライダル業界
4-2.アカウントは非公開にできる?
ビジネスアカウントであれば、設定>アカウント設定より「アカウントを一時停止する」を選択することでアカウントを非公開にすることができます。
ただし、アカウントを一時停止するとピンの作成やプロフィール編集などは一切できなくなります。
ピンを公開したくない場合は、非公開に設定したボードにピンを格納します。
「ボードを編集する」より「このボードを非公開のままにします」にチェックをいれると、非公開の「シークレットボード」となります。
例えばピンをテスト投稿したい場合は、「テスト用」のシークレットボードを作成するとよいでしょう。
プロフィール画像やプロフィール文は、作成途中で非公開とすることはできません。
予め決めておいてからアカウントを作成しましょう。
4-3.ピンタレスト広告は配信できる?
ピンタレストでは、他のSNS同様広告を配信できます。
従来、日本は広告配信の対象外エリアでした。
しかし2022年6月1日、ついに「Pinterest アド」が日本に上陸!
広告マネージャー内の配信エリアで、日本を指定できるようになりました。
2022年6月現在、都道府県単位での指定が可能です。
ユニークワンのコラムでは、今後ピンタレスト広告について別途記事を作成予定です。ご期待ください。
5.まとめ:ピンタレストを活用して集客力をアップしよう!
日本でも徐々に利用ユーザーが増えているピンタレスト。
上手く活用すれば、Webサイトや店舗への集客アップにつながります!
- ピンタレストは「未来の自分」のために情報収集するツール
- Instagramに比べてWebサイトへの誘導を強化できる
- 企業はビジネスアカウントを作成しピン・ボードを作成するべき
とはいえ、実際に運用する際は「どんなピンを作ったらいいの?」「ユーザーとどう交流すればいいの?」と悩む場合もあるでしょう。
ユニークワンではWebマーケティングの知見を活かして、SNS運用にお悩み地方のお客様を長年支援してきました!
Pinterestの運用に興味のある方はぜひお気軽にご相談ください!