採用活動に効果的なコンテンツとは?種類と活用ポイント、地方企業での事例をご紹介!
ここ数年で急成長しているコンテンツプラットフォーム「note(ノート)」。
TwitterをはじめSNSでもnoteを紹介する投稿をよく見かけます。
個人の利用はもちろん、企業が利用するケースも増えています。
広報や採用目的で活用したい!とお考えの企業もいらっしゃるでしょう。
しかし興味をもって事例を調べても、名だたる企業ばかりで参考にしづらいことも…
そこで今回は「企業におけるnote活用」の基礎知識をまとめました。
特にこれからnoteを始めたい企業・中小企業の皆さまに向けて、参考になる身近な事例もお届けします!
- noteを活用するメリットがわかる
- noteと自社サイトの違い・使い分けが分かる
- 中小企業のnote活用事例や活用ポイントが分かる
【1分で完了!特典付きアンケート実施中】
ユニークワンでは、採用広報・ブランディング目的で毎週「note」を更新しています。
今までに公開した記事は140以上!さらに、全国で2社のみの「note proセールスパートナー」に認定されました。
今回は、注目のプラットフォーム「note」についてアンケートを実施!
所要時間は【1分/全4問】。回答者には「【note×ユニークワン】社内外に効果を生む企業広報のコツ セミナー資料」を無料プレゼントいたします。
目次
1.note(ノート)とは?
noteはテキストや写真、イラスト、動画などのコンテンツを誰でも投稿できるコンテンツプラットフォーム。
(引用元:noteトップページ)
note株式会社のミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」。
そのミッションの通り、Webの専門知識がなくても簡単にコンテンツを投稿できます。
1-1.個人・法人ともにユーザー数が増加
2014年のサービス開始以来、noteのユーザー数は大きく増加しています。
公式発表によると、2020年5月末時点で月間アクティブユーザー数は6,300万人を突破しています。
(引用元:note株式会社「noteの月間アクティブユーザーが6,300万突破。法人利用も半年で倍増の1,600件に。」)
特に2020年以降、外出自粛要請が本格化した影響でユーザー数が大きく増加しました。
また、noteを活用している法人は約1,600件(2020年5月時点)。
現在はさらに増えていると推測されます。
このように、noteは個人・法人ともに利用が拡大しているプラットフォームなのです!
1-2.無料プラン+2種類の有料プランがある
noteには3プランあります!
(1)通常プラン、(2)noteプレミアム、(3)note pro
(2)と(3)が有料のプランです。
通常プラン | noteプレミアム | note pro | |
ターゲット | 個人 | クリエイター | 法人 |
価格(税抜) | 無料 | 月額500円 | 月額5万円 |
特徴 | 基本機能を使える | より収益化しやすい | カスタマイズ性・サポート〇 |
※価格は2021年11月現在の情報です。各プランの詳細はこちらをご覧ください。
(1)通常プラン
通常プランは無料で基本機能(記事掲載・マガジン作成など)を使うことができます。
個人でnoteを始めてみたい!とりあえずnoteを試してみたい、という方はまずこちらを利用してみましょう。
(2)noteプレミアム
noteプレミアムは月額500円(税込550円)の有料プラン。
noteで収益化したい!というクリエイターに向いています。
例えば有料記事の販売価格上限が、通常プランでは1万円ですがnoteプレミアムでは5万円です。
また、予約投稿やコメントのオンオフ機能など、あると嬉しい機能も追加されます。
(3)note pro
note proは、法人向けに特化した月額5万円(税込5.5万円)の有料プラン。
※実はユニークワンもこのプランを活用しています!
ロゴや独自ドメインの使用、テーマカラーの設定などカスタマイズできる部分が多く、noteを自社メディアとして有効活用できます。
また、運用サポートが大変充実しているのも特徴。
note社との個別カウンセリングはもちろん、note proのコミュニティやイベントに参加することも可能。
noteを活用するための情報収集がしやすくなります!
2.企業がnoteを活用するメリット
企業・自治体などの法人がnoteを活用するメリットは3つあります。
2-1.コンテンツを見てもらいやすい
既存のnoteユーザーにコンテンツを見てもらいやすいのがメリットの一つ。
関連記事の表示やハッシュタグ検索から、興味関心の近いユーザーにコンテンツを見てもらえることも多いです。
また、noteのコンテンツは
・良質なコンテンツが豊富にある
・表示速度が速い
・広告がなくユーザーがストレスなくコンテンツを見れる
などの要因により、SEOに強く上位表示されやすい傾向があると言われています。
キーワードを意識した記事を作ることで、検索エンジンからの流入増も期待できるでしょう。
2-2.簡単にコンテンツ運用をスタートできる
noteは、Webサイトの専門知識がなくてもコンテンツ運用をすぐに始められるのも大きなメリットです。
すでにプラットフォーム(メディアの土台)が準備されているので、記事にしたい内容があれば即日でメディアを立ち上げることができます。
通常プランは費用がかからないので、手軽に始めることができるのも安心です。
2-3.SNSでシェアされやすい
noteの記事コンテンツは、SNSでシェアできるよう導線が分かりやすいです。
記事全体のシェアはもちろん、記事内の一部文言だけを簡単に引用できるのも魅力的なポイントです。
3.noteと自社サイトの違い・使い分け
企業の情報発信手段としてよく使われる自社サイト。
自社サイト内にブログのような記事コンテンツを更新する企業様も多いのではないでしょうか。
記事コンテンツ発信の場として、自社サイトとnoteをどのように使い分けるべきでしょうか?
それぞれの特徴から見ていきます。
note | 自社サイト | |
始めやすさ | 始めやすい | 多くの準備が必要 |
集客のしやすさ | 集客しやすい | 専門知識が必要 |
メンテナンスの手間 | 少ない | 多い |
カスタマイズ性 | △ | 〇 |
向いているコンテンツ | 一部向かないコンテンツも | オールジャンルに対応可能 |
3-1.初心者でも集客しやすいnote
noteの最大の特徴は、初心者でもすぐにメディアを立ち上げて集客しやすい点。
WEBの専門知識がなくても、noteにアカウントを登録すれば簡単に自社メディアを作成できます。
初心者でも使いやすい操作画面なので、記事コンテンツの作成も難しくありません。
また、noteユーザーに記事を読んでもらえるような仕掛けも充実しています。
(例)リコメンド機能、ハッシュタグなど
一方で、カスタマイズ性は高くありません。
例えば記事のレイアウトやテキストの装飾、外部サービスとの連携には制限があります。
また、コンテンツのジャンルによっては一部noteに向かないものもあるでしょう。
例えばコスメ・美容など写真のビジュアルが重要な場合は、ストーリー重視のnoteよりは自社サイトの方が向いているかもしれません。
3-2.カスタマイズ性の高い自社サイト
自社サイトの最大のメリットは、カスタマイズ性が高く自由にメディアを構築できる点。
デザインやレイアウト、外部サービスとの連携も自由自在です。
自由にメディアを構築できるということは、WEBの専門知識が必要になります。
サイト構築だけでなく、WEB集客(SEOなど)の知識も必要です。
さらに、自社サイトはサーバーやドメイン、セキュリティ管理も自社で行います。
noteに比べるとメンテナンスの手間がかかるといえます。
以上の特徴と、事業やメディア運営の目的を整理して選択しましょう。
4.企業のnote運用タイプ別・事例紹介
企業でnoteを運用する場合、メインとなるのは(1)企業型、(2)代表者型の2タイプです。
それぞれのタイプについて、向いているシーンや事例をご紹介します。
4-1.企業型(自治体も含む)
企業として1つのnoteアカウントを運用するパターンです。
これからnoteを始めたい!という方はまずこのパターンでのスタートをおススメします。
採用・広報・社内報など、さまざまな目的に向いています。
場合によってはブランドやサービス別でアカウントを分けることもあります。
また、最近では自治体によるnote運用も増えています。
事例1:株式会社ダーンディッシュプロジェクト
株式会社ダーンディッシュプロジェクトは、新潟県内に複数店舗を展開する飲食店の運営会社です。
(引用元:株式会社ダーンディッシュプロジェクト 公式note)
下記のコンテンツをメインにnoteが更新されています。
・お客様向けコンテンツ(食材やメニューのこだわりを紹介)
・採用コンテンツ(働く人や職場環境にフォーカスを当てた記事)
SNSやホームページだけでは伝えきれない、メニュー開発のストーリーや働く人々の想いが等身大で掲載されています。
思わず読みたくなるような記事タイトルをつけており、ターゲットに読んでもらいたいこだわりを感じるnoteです。
これからnoteを始めたい!という中小企業の方が参考にしやすい事例といえます。
事例2:新潟県
次は自治体の事例で「新潟県」の公式noteです。
(引用元:新潟県 公式note)
noteでは、自治体に対して「note pro」を一定期間無償提供する支援プログラムを行っています。
※参考:自治体にnote proを無償提供、noteの地方公共団体支援プログラム
起業や移住支援に関するトピックはもちろん、起業経験者の個人noteもマガジンに加えているのがポイントです。
自治体側の情報発信だけでなく、当事者に近いユーザーからのコンテンツ発信は効果的と考えられます。
事例3:ユニークワン
3つ目は、当社ユニークワンのnoteです。
採用やブランディング、社内広報など様々な目的でnoteを運用しています。
自社メディア感を強めるために、トップページはカバー画像や自己紹介文、独自ドメインにこだわっています。
さらに、マガジン機能を活用して「働く人」や「働く環境」、「イベント」などユーザーに見やすくカテゴライズしています。
noteの記事コンテンツが増えてきたら、マガジン機能の活用はおススメです!
4-2.代表者型
起業のnote運用、2つ目の王道パターンは「代表者型」です。
企業のトップが個人名でnoteコンテンツを発信する方法です。
企業型に比べて、個人の顔が見えるので親近感が沸きやすいです。
個人の言葉でリアルな想いを伝えられるので印象に残りやすく、採用やユーザーのファン化に貢献できます。
事例1:数馬嘉一郎|5代目 蔵元
数馬さんは、石川県の能登地方にある酒蔵「数馬酒造」を経営されています。
(引用元:数馬嘉一郎|5代目 蔵元 note)
創業140年の老舗酒蔵を事業継承した数馬さん。
「事業継承」や「SDGs」に関するコンテンツが多く、経営者目線のリアルな考えを知ることができます。
経営理念に対する考えがまとまっているnoteもあり、社内広報としても効果的なnoteといえます。
事例2:立川和行|ユニークワン代表取締役
2つ目の事例は、ユニークワンの代表取締役・立川の個人noteです。
自己紹介や起業のストーリーを、自分目線で語っているのが印象的なnoteです。
特に「急成長ベンチャーへの”憧れ”は捨てよう」という記事では、成長期にあるベンチャー企業の課題を社長自らが発信しています。
会社発信だとポジティブな内容に偏りがちですが、個人noteではネガティブな面も含めて実直に発信しやすいです。
ユーザー目線では親近感をもちやすくなります。
5.企業でnoteを上手に運用するコツ3選
企業でnoteを活用するために念頭に置くべきポイントを3つご紹介します。
5-1.目的・ターゲットを明確にする
「とりあえずnoteをやろう!」と一歩を踏み出すことは重要です。
しかしnoteを活用するには目的・ターゲットを明確にしましょう。
ここを定めないと「記事のネタが思いつかない」「全然読まれない…」と後々つまづく原因になります。
例1:採用目的
採用目的の場合、ターゲットとなるのは「自社をまだ知らないユーザー」または「自社に興味を持って情報収集しているユーザー」です。
自社を知らないユーザーに知ってもらうためには、商材の開発ストーリーなど初見で興味を引くコンテンツがおススメです。
自社に興味を持っているユーザーには「職場環境」「社員インタビュー」など社内の様子が伝わる記事を書くとよいでしょう。
例2:インナーブランディング目的
社内広報=インナーブランディング目的でnoteを運用する企業も多いです。
今まで社内で閉じていた情報をnoteで公開する「オープン社内報」という取り組みです。
たとえば社内イベントや福利厚生制度の利用実態など、社員が気になるコンテンツを発信してみるとよいです。
5-2.まずは自分が読みたくなるようなコンテンツを作る
noteを運用してみると「面白い記事が書けない…」と悩む方も多いです。
note運用のポイントは、まずは自分が読みたくなるコンテンツを作ること。
筆者である自分は「1人目の読者」です。
自分が面白いと思えるコンテンツでなければ、他の人が見ても興味をそそられないかもしれません。
他社のnoteから「面白い!」と感じた記事を参考にするのがおススメです。
例えば note proの運営アカウントが「すてきと感じた法人note」をマガジンにまとめて紹介しています。
企業のご担当者は、ぜひ参考にしてみてください!
5-3.note記事への流入を強化する
noteを読んでもらえるように流入経路を強化しましょう。
例えばSNSの活用で言うと、特に相性が良いのがTwitter。
当社のnoteへの流入経路で一番割合が高いのはTwitterです。
企業アカウントだけでなく、社員個人のアカウントからもnote情報を発信しています。
自社サイトからnoteへの流入強化も効果的です!
ユニークワンでは採用サイトにnote記事をフル活用。
興味を持ってくれたユーザーが気になる部分はnoteで詳細を確認できる仕組みです。
※ユニークワンの採用サイトはこちらをご覧ください。
6.まとめ:noteを活用して情報発信を強化しよう!
コンテンツプラットフォーム「note」を活用することで、企業としての情報発信を強化することができます。
- noteは初心者にも使いやすいプラットフォーム
- 自社でのサイト運用と比べて操作が簡単で集客もしやすい
- これから始めるなら「企業型」または「代表者型」で取り組むとよい
note運用の肝は「ターゲットが読みたくなるコンテンツ作り」。
しかし、コンテンツ運用の経験が少ない場合、どんなコンテンツを作成すべきか悩みますよね。
ユニークワンは、地方企業の中でもいち早くnoteを活用し、採用や広報に効果的なノウハウを蓄積してきました。
これからnoteを活用していきたい方、ぜひユニークワンへお気軽にご相談ください!