スマートニュース広告とは?特徴や活用シーンをWEB広告代理店のプロ目線で解説!
「SmartNews(スマートニュース)」は、国内では日本最大規模のユーザー数を誇る、無料ニュースアプリ。大規模なユーザー数に加え、社会人層の利用率が多いことから、特にtoBの広告出稿媒体としても人気の存在です。
2024年3月に、SmartNews広告の新プラン「Top News Video Ads」が登場したのをご存じでしょうか?
その名の通り動画を活用した広告ですが、まだ発表されたばかりで詳細がわからないという方も多いはず。
そこで、今回は「Top News Video Ads」について、出稿方法から出稿時の注意点まで詳細に解説しました!
- SmartNews広告には「運用型」と「予約型」の2種類がある
- Top News Video Adsの特徴
- Top News Video Adsの配信方法
- Top News Video Ads配信時の注意点
ユニークワンではWebマーケティング事業を展開する企業として、50以上の業種、計1,250社のデジタルコミュニケーションを支援してきました。
SmartNews広告をはじめ、Web広告運用代行に関するご相談も承っております。こちらからお気軽にお問い合わせください。
目次
1. SmartNews広告とは
1-1. SmartNewsとは
「SmartNews」は、3,000もの媒体と提携している、日本発の無料ニュースアプリ。
大手メディアの最新ニュースはもちろん、現在地周辺の天気の確認やクーポン情報など、ニュースの枠にとどまらない情報も配信しています。
SmartNewsのユーザーの特徴としては、主に下記の2点です。
①利用頻度が高い
(引用:スマートニュース媒体資料)
冒頭でも述べた通り日本最大規模のユーザー数を誇るSmartNewsですが、特筆すべきはその利用頻度の高さ。日々膨大な数のニュースを配信しているため、日常的にアプリを開くユーザーが多く存在します。
②働く世代を中心に人気のあるメディア
(引用:スマートニュース媒体資料)
SmartNewsユーザーのボリュームゾーンは、20-50代の働く世代です。また、年収が500万円以上のユーザーが約半数を占めています。企業や家庭で中心となって活躍しながら、スキマ時間にニュースを見るというユーザーが多いのが特徴です。
1-2. SmartNews広告とは
特にビジネスパーソンをターゲットにした広告を出稿する場合に、非常に魅力的な媒体であるSmartNews。
その広告メニューは多岐にわたりますが、大きく「運用型広告」と「予約型広告」の2つの種類に分けられます。
①運用型広告
(引用:運用型広告(Standard Ads)|配信場所/掲載イメージ/配信サイズ | SmartNews Ads ヘルプセンター | 広告出稿をサポート)
運用型広告とは、広告主がターゲットや予算、クリエイティブ(配信内容)を自由に変更・改善し、効果を高めていく広告です。
SmartNewsの運用型広告では、記事一覧を始め、アプリ内の様々な箇所に動画や静止画、テキストなどのクリエイティブを配信することが可能。予算に合わせて費用対効果を高めて配信したい場合におすすめの広告です。
・低予算からでも配信が可能
・配信状況をみながら配信内容や入札単価の調整ができる
・記事や記事一覧にまぎれて配信ができるので、広告感が薄い
▼運用型広告について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
【初心者向け】運用型広告とは?仕組みや種類、成果を出すためのポイントを解説!
サイトからの問い合わせや購入を増やしたい!と考えた時、インターネット広告は大いに役立ちます。なかでも「運用型広告」と呼ばれるタイプの広告が主流となっています。手軽に始められる一方、専門性が高いため効果的に運用できていない広告主様も多いです。
②予約型広告
(引用:予約型広告(Premium Ads)|掲載イメージ | SmartNews Ads ヘルプセンター | 広告出稿をサポート)
一方、予約型広告とは、一般に「純広告」と呼ばれるタイプの広告。
トップ画面や各種チャンネルのファーストビューなど、SmartNews内の「枠」を買い取り、特定の期間に独占して広告を配信できます。非常に大きなリーチを見込めるため、短期間で多くの認知獲得を狙いたい場合におすすめです。
・ファーストビューといった視認性が高く、多くのユーザーの目につく広告枠に画像や動画を掲載できる
・特定の期間に狙って広告を出したい、幅広い層からの認知を獲得したいときにおすすめ
この度新しく登場した「Top News Video Ads」は、後者の予約型広告(純広告)にあたります。
▼純広告について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
純広告とは?運用型広告との違いやおススメ広告メニュー、成果を出すコツを解説!
純広告とは、特定メディアの「枠」を媒体側の提示した料金で買い取る広告の一つ。認知・ブランディングを目的に配信されることが多い広告です。Web広告においてメジャーな「運用型広告」と比較すると、さまざまな違いがあります。
▼SmartNewsの広告プラン詳細についてはこちらの記事もご覧ください
スマートニュース広告とは?特徴や活用シーンをWEB広告代理店のプロ目線で解説!
幅広いの方が利用しているニュースアプリといえば「スマートニュース(SmartNews)」。ジャンル別にタブが分かれていて読みやすいデザインや、地域別のニュース面が人気となっています。実はスマートニュースに広告を掲載できるのをご存じでしょうか?
2. Top News Video Adsの特徴
この節では、この度SmartNewsに新しく登場した「Top News Video Ads」の特徴について、詳細に解説します。
2-1. Top News Video Adsとは
(引用:スマートニュース、広告新プロダクト「Top News Video Ads」提供開始 SmartNewsアプリのトップ画面全面に縦型動画広告を配信 | スマートニュース株式会社)
「Top News Video Ads」は、SmartNewsアプリのトップ画面や主要なチャンネルで配信できる動画型の広告です。
広告スペックの概要は以下の通り。
配信期間:1~7日間まで配信可能、平日午前11時~11時配信終了
ターゲティング:性別・年齢・時間帯・地域・チャンネル から選択可能
課金方法:期間保証/インプレッション課金
掲載量:1枠 2,777,777インプレッション想定(想定imp単価 1.8円)
(引用:Top News Video Ads媒体資料)
最大の特徴は、縦型動画のフォーマットでスマートフォンの画面全面に表示されるということ。
広告クリエイティブの画面占有率の高さにより、ユーザーに対して非常に大きなインパクトを与えられます。ブランディングや認知拡大を目的とした広告で特に有効だと言えるでしょう。
また、それだけではなく、SmartNewsによるベータテスト実績によると、視聴完了維持率50%、クリック率5.5%と非常に高い広告効果を発揮したそう。既存の予約型の動画型広告「New Premium Video Ads」との比較では、視聴完了率は15%、クリック率は4.3%も向上しています。
2-2. Top News Video Ads登場の背景
YouTubeやTikTok、Instagramなど、スマートフォンで縦型動画の視聴が一般的になった昨今。SmartNewsにおいても、よりユーザーの印象に残る動画広告を配信したいというニーズに応えるべく、Top News Video Adsが登場しました。
信頼性の高いニュースアプリに縦型動画広告を掲載できるTop News Video Ads。
従来の縦型動画のカジュアルなイメージとは異なる文脈で、インパクトの大きな広告を配信できるという点で画期的な広告プランと言えるでしょう。
▼縦型動画についてさらに知りたい方はこちらの記事もご覧ください
流行りの縦型動画とは?YouTubeショート・TikTok・インスタリールの違い・注意点・動画作成のコツまで解説
縦型動画とは、主に9:16の比率で作成され、スマートフォンを縦にしたままフルスクリーンで視聴できる動画です。TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートなど、縦型動画を活用できる媒体は増えています。SNS活用をしている企業が、縦型動画について理解することは必須になってきました。
3. Top News Video Ads配信までの流れ
Top News Video Ads配信開始までの大まかな手順は下記の通り。
②入稿・キャンペーンの審査
(引用:予約型広告(Premium Ads)|お申込み方法 | SmartNews Ads ヘルプセンター | 広告出稿をサポート)
上図の通り、広告を出稿するためには、5営業日前の17時までに入稿完了する必要があります。スムーズな広告配信のためにも、以下の内容を事前によく確認しておきましょう。
3-1. 申し込み
SmartNewsの予約型広告では、申し込み時に企業・商材について広告掲載の審査が入ります。審査の可否が出るまでに、およそ3営業日前後かかります。
Top News Video Ads含む予約型広告は、SmartNewsの専用フォームから申し込みが可能。専用フォームURL取得のためには、SmartNewsお問合せ窓口から取り寄せる必要があります。お申込み~審査結果のでる3営業日よりも余裕をもって問い合わせるようにしましょう。
お申込み時の申請内容については、SmartNews Adsヘルプセンターに詳細が載っています。
3-2. 入稿・キャンペーン審査
企業・商材についての審査を通過したら、広告クリエイティブの入稿へと進みます。
広告クリエイティブについても、審査に3~5営業日程度かかる場合も。前述の通り、配信開始予定日の5営業日前17時までに入稿完了の指定がありますが、審査落ちの可能性もあるので、こちらも早めの準備を徹底するようにしましょう。
入稿時に必要な素材は下記の4点です。
①動画(mp4形式)
動画の長さは2分以内、サイズは9:16です。その他の細かい指定は、公式にお問合せください。
②静止画(pngまたはipg形式)
こちらもサイズは9:16の指定。解像度は540×960、容量は500KB以下です。
③広告主体者名
11文字以内で広告主体者名も入稿します。使用できる名称は広告主体者または商品名に限る、【】等の装飾は不可の規定があります。9文字以上の場合には、配信時に省略される可能性があるので注意が必要です。
④URL
広告の遷移先URLを入稿します。
もし入稿時に遷移先のページが未公開・配信時の状態ではない場合には、担当営業者のへLP更新後のイメージとLP更新日時の2点を事前共有必須のため、要注意です。
4. Top News Video Ads配信時の注意点
Top News Video Adsを配信する際には、前節で解説した審査日程について以外にも注意すべき点がいくつかあります。この節では、最低限配信前におさえておくべき注意点についてまとめました。
4-1. 費用
繰り返しになりますが、Top News Video Adsは予約型広告、すなわち媒体の枠を購入するいわゆる「純広告」です。
SmartNews広告の媒体資料によると、最低出稿料金は1枠500万円です。
また、Top News Video Adsは「期間保証方式」の純広告。特定の期間に確実に広告を掲載できる一方で、配信総額は配信日数などによって変動します。配信を検討する際には必ず予算を確認するようにしましょう。
4-2. 配信前に確認すべきこと
また、媒体の枠に対して費用が発生する純広告のため、枠の在庫状況によっては希望の期間や狙った配信面に広告掲載ができないという場合も。
出稿を検討する際は、最新の在庫状況を媒体社に必ず確認するようにしましょう。
また、枠の在庫状況によって希望の期間に配信できるかが決まってしまうシステムのため、申し込み後のキャンセルや配信期間の変更も不可能です。
上述の通り高額かつ審査にも時間がかかるため、配信時には事前の確認・調整が欠かせません。慎重かつ確実な内容で申し込むようにしましょう。
4-3. 禁止事項
SmartNewsは国内最大級のニュースアプリとして、良質な情報の提供を媒体の価値として掲げています。媒体としての価値を保つため、広告の審査基準も明確に定められています。
下記の業種・ジャンルについては広告掲載が禁止されているので、お申込み前に自社が該当しないか、確認しておきましょう。
【掲載できない商品・サービス】
・成人対象の性的な商品
・児童ポルノ
・タバコ・電子タバコ
・美容整形関連の商品
・マルチ商法関連
・ぺニーオークション関連
・クレジットカードの現金化サービス
・日本未承認の医薬品、医療器具関連
・情報商材
・オンラインカジノ
・模造品など第三者の知的財産権を侵害するもの
・銃器や銃刀法違反となるもの
・スタンガンなど危険性の在る護身用品
・ピッキングや盗聴・盗撮など犯罪に使用されるおそれのあるもの
・合法ドラッグや脱法ハーブなど
・希少野生動植物の個体やそれらを使った加工品
また、一部の業種・サービスでは出稿に際し条件が課されているものも。詳細はスマートニュース広告の媒体資料にまとまっています。
さらに、無事に審査が通り配信を開始したとしてもかならずしも安泰というわけではありません。掲載中の広告でもガイドライン違反が確認された場合、掲載停止になる可能性があるので注意が必要です。
4-4. Top News Video Adsのクリエイティブ
Top News Video Adsの特徴は、スマートフォンの全画面に表示されるインパクトの大きい縦型動画です。高い広告費をかけるからには、成果の取れるクリエイティブを制作したいところですよね。
SmartNews公式では、Top News Video Adsのクリエイティブ制作の際には、下記の2点を推奨しています。
①動画の長さは15~20秒程度を推奨
Top News Video Adsでは最大2分までの動画を掲載することが可能です。しかし、媒体資料掲載のベータテストの実績によれば、視聴完了維持率が最も高かったのは、15秒程度の動画。
30秒の動画では20%前後に対し、15秒の動画では50%前後の視聴完了維持率を見込むことができます。
②動画内にはキャプションやテキストを入れる
Top News Video Adsに限らず、動画コンテンツには字幕などのテキスト情報も含めることをおすすめします。
テキストを入れることによって、電車内など、音声をミュートにして動画を視聴するユーザーに対しても訴求することが可能です。
また、特にSmartNewsはテキスト記事がメインのメディアのため、動画内へのテキスト掲載は有効と言えるでしょう。
5. まとめ
今回はSmartNews広告の新プラン、Top News Video Adsについて、詳しく解説しました。
- Top News Video Adsはスマートフォンの画面全体に縦型動画を掲載できる純広告
- インパクトのあるクリエイティブで多大なリーチを獲得できるので、認知・ブランディングに最適
- 広告審査や最低出稿料金など、注意すべきポイントも多数
- 運用型広告と併用しながら出稿することで成果につながりやすい
Top News Video Adsは魅力的な広告プランである一方で、枠が限られている、予算が高額等の純広告ならではのデメリットもあります。
Top News Video Adsでカバーできない期間・ユーザー層へのアプローチが必要な場合は、少額予算から配信可能な運用型広告と併用するなど、柔軟に成果獲得を狙っていきましょう。
ユニークワンではWebマーケティング事業を展開する企業として、50以上の業種、計1,250社のデジタルコミュニケーションを支援してきました。
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