DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?意味や具体例をわかりやすく解説
サイトの効果測定には欠かせないGoogleアナリティクスは導入していますか?
今回の記事では、Googleアナリティクスで見てほしい5項目や用語について、アナリティクス初心者の方にもわかりやすく説明します!
ぜひ最後までお読みください。
まだ導入していない方や初期設定に不安があるといった方は以下の記事がおすすめです。
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目次
1.アナリティクスで見るべき項目(1)ユーザーサマリー
1-1.Googleアナリティクスの「ユーザーサマリー」とは
サイトの集客力を把握するための画面が「ユーザーサマリー」です。訪問者数、閲覧されたページ数といった基本的な情報を知ることができます。
1-2.ユーザーサマリーの確認方法
1.確認したい期間を右上で設定。他の期間と比較もできます。
2.左側メニュー「ユーザー」→「概要」を選択。
3.「ユーザー」を選択することで数値を確認できます。
1-3.なぜユーザーサマリーが重要なのか
ユーザーサマリーには、単純な「アクセス数(訪問者数=ユーザー数)」だけではなく、どれだけのページが閲覧されたのか、どのぐらい時間をかけてユーザーがページを閲覧していったのか、などの情報が網羅されています。
ユーザーサマリーを過去と比較することで、以前に比べてどれだけ人を集めることができているのか、以前よりユーザーにとって価値あるものになっているか(情報が充実しているか)、といったことが把握可能になるのです。
1-4.ユーザーサマリーの項目
ユーザーサマリーには見るべき項目がいくつもあります。
以下、用語の意味も含めて一つずつ説明します。
ユーザー
サイトを訪れた「人」の数を指します。
例えば、A さんがサイト 1 の 1-a という記事を見て、続けて 1-b、1-c を見た場合、ユーザーは「1」となります。
同日に再度、Aさんがサイトを訪問しても新たにカウントはされません。
セッション
セッションとは訪問数のことです。
例えば、A さんがサイト1の 1-a という記事を見て、続けて 1-b、1-c を見た場合、セッションは「1」となります。
30 分以上経過後に再度、サイトに訪問した場合は、セッション「2」としてカウントされます。
ページビュー数
ページビュー数はサイト内で読まれたページ数です。
A さんがサイト1の 1-a という記事を見て、続けて 1-b、1-c を見た場合、ページビュー数は「3」となります。
平均セッション時間
サイト訪問者が、そのサイトに滞在している平均時間です。
各セッションにおいて最後に訪れたページの滞在時間は「0」として計算されてしまうため、検索結果からたどり着いて1ページだけ閲覧したユーザーのセッション時間は0になります。
そのため、ブログ記事などで平均セッション時間が1分前後でも、それほど気にする必要はありません。
企業サイトに関しては、その企業に興味を持ったユーザーが見るので、会社概要、ニュース、サービス情報など複数のページを閲覧します。したがって 5〜10 分程度が目安となります。
直帰率
直帰とは、サイト内で1ページしか見ずにそのままサイトから出る、というユーザーの行動を指します。
「直帰率 = 全体のセッション(訪問)のうち 1 ページしか見ない人の割合」です。
ちなみに直帰率の目安としては、ブログ記事の場合70~90% 、Webサイトの場合は 40〜60% となります。
2.アナリティクスで見るべき項目(2)ページごとのユーザー数
2-1.「ページごとのユーザー数」とは
ユーザーサマリーでも見ることができる「ユーザー」はあくまでサイト全体のユーザー数です。
特定のページのデータは別の項目から見ることができます。
2-2.ページごとのユーザー数の確認方法
1.確認したい期間を右上で設定。他の期間と比較もできます。
2.左側メニュー「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」を選択。
3.「ページタイトル」をクリック。ページ名で表示されるのでわかりやすくなります。
また、検索ボックス(青枠部分)にページタイトルの一部を入れて検索することもできます。
2-3.なぜ各ページのユーザー数が重要なのか
各ページのユーザー数を把握することで、どのページがよく見られているのか確認することができます。
よく見られているページというのは、何か施策を打った際の数値変動幅が大きい=伸びしろが大きいページです。
つまり、よく見られているページに優先的に改善を施すことで、Webサイトの集客力をさらにアップさせることができます。
3.アナリティクスで見るべき項目(3)デバイス
3-1.デバイスとは
パソコン(desktop)やスマートフォン(mobile)、タブレット(tablet)のうち、ユーザーがどれを利用してサイトにアクセスしたかを計測するための項目です。
3-2.デバイス別データの確認方法
1.確認したい期間を右上で設定。他の期間と比較もできます。
2.左側メニュー「集客」→「概要」を選択。
3.デバイスごとのセッション数や直帰率などが確認できます。
3-3.なぜデバイスが重要なのか
PCサイトとスマホサイトでは見え方や改善方針が大きく異なります。
たとえば、テキストの情報量が多いサイト構成にした場合、PCでの閲覧なら問題がなくても、スマホだと文字だけで画面がいっぱいになってしまい、見づらい・使いづらいサイトだと判断されてしまう可能性があるのです。
どのデバイスからのアクセスが多いかを知ることで、そのデバイスに適したサイト作りには何が必要なのか、サイトを効果的に運用するためには何に注力するべきか、といったヒントを得ることができます。
4.アナリティクスで見るべき項目(4)流入元
4-1.「流入元」とは
アナリティクスの「流入元」は、自社のサイトにたどり着く直前にユーザーが見ていたページのこと。
サイトにアクセスするユーザーの多くは、検索エンジンやSNS、他サイトからのリンクなど、何かしらのページを経由しているため、「どこからたどり着いたのか、どこのリンクが集客に効果を発揮しているのか」を知る手がかりになります。
4-2.流入元別データの確認方法
1.確認したい期間を右上で設定。他の期間と比較もできます。
2.左側メニュー「集客」→「概要」を選択。
3.「Organic Search」「Direct」など流入経路ごとのユーザー数やセッションを確認できます。
4-3.流入元の種類
流入元には以下の種類があります。
Organic Search(オーガニックサーチ)
GoogleやYahoo!など検索エンジンによる流入
Social(ソーシャル)
SNS(FacebookやTwitterなど)からの流入。
Refferal(リファラル)
上記2つに分類されない、ニュースサイトや個人ブログなどからの流入。
Direct(ダイレクト)
直接、という意味ですが、どこから流入したか不明なユーザーが分類されます。
メールからのリンクやブラウザのお気に入りなどからのアクセスが考えられます。
Paid Search(ペイドサーチ)
リスティング広告(検索連動型広告)からの流入。
Display(ディスプレイ)
ディスプレイ広告(=画像バナーなどの広告)からの流入。
4-4.なぜ流入元が重要なのか
どこからサイトにアクセスしたユーザーが多いのか把握することによって、「サイトのアクセスを増やすために行なった施策(SNSを活用した集客、検索エンジン対策など)に効果があったのかどうか」などを検証することができます。
また、同じサイトでも、検索エンジンから訪れたユーザーとディスプレイ広告から訪れたユーザーではニーズやモチベーションが全く異なります。
閲覧者が求めるコンテンツの中身やサイト構成を考えていくためにも、流入元を把握しておく必要があるのです。
5.アナリティクスで見るべき項目(5)ランディングページ
5-1.「ランディングページ」とは
「ランディングページ」とは、ホームページのなかで訪問者が最初にアクセスして「着地」したページのことです。
トップページに最初にアクセスされた場合はトップページがランディングページになり、検索エンジンなどをとおして「会社案内」ページにダイレクトにアクセスが生じた場合は「会社案内」ページがランディングページになるということです。
5-2.ランディングページの確認方法
1.確認したい期間を右上で設定。他の期間と比較もできます。
2.左側メニュー「行動」→「サイトコンテンツ」をクリックし「ランディングページ」を選択。
3.流入の多いページを確認。セッション数の多いページだけでなく「直帰率(1ページだけ見て帰った人の割合)」にも注目しましょう。
5-3.なぜランディングページが重要なのか
ランディングページは、そのサイトの第一印象を左右する重要な役割を果たします。他のページへの誘導がうまくできていれば複数のページを閲覧し、より詳しい情報をユーザーに伝えられる一方、欲しい情報がなかったり、ページが見づらければユーザーは直帰してしまいます。
訪問したユーザーに満足してもらえるページを作ることができているか、他のページへの動線がきちんとあるか、といったことを見直し、改善するためにも、ランディングページの分析は不可欠です。
6.おわりに
以上、Googleアナリティクスで最低限見るべき5つのポイントについて紹介しました。
Webサイトを自社にとって有益な集客ツールとするためにも、数値を管理しながら、改善をしていくことが必要です。
今回紹介した5つを中心に、よりよいWebサイトを作っていきましょう。
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