【2021年7月更新】Instagramキャンペーン実施の注意点・禁止事項まとめ
有名人や大手企業のInstagramアカウントで見られる青いチェックマーク。 「公式マーク」と一般的には呼ばれていますが、 アカウントが本物であることを示す「認証バッジ」という仕組みです。
認証バッジは、Facebook社に申請→承認されることでアカウントに付与されます。 (Instagramは、2012年にFacebook社が買収したことでFacebook社のサービスとなりました) 2021年9月には、認証バッジの申請手順がアップデートされたことで話題にもなりました。
また、2023年7月には認証バッジの付与を含んだ「Meta認証」が日本で提供開始されています。
今回の記事を読むことで、
- 認証バッジを取得するメリットや留意点が分かる
- アップデートした認証バッジの申請方法が分かる
- Meta認証のメリットと登録方法が分かる
認証バッジを取得したい!Meta認証について知りたい!とお考えの方は必見のコラムです。
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目次
1.Instagramの「公式マーク」とは
Instagramの公式マークは、正式には「認証バッジ」と言います。
(instagramforbusiness 公式アカウント)
認証バッジは、Facebook公式ページによるとそのアカウントが本物であることを示すマークです。
Instagramにおける認証バッジとは、利用者がフォローしたり検索したりしたアカウントが、それらが述べるとおり本物であることを示すための手段です。どのアカウントが本人によるものなのか、ファンによるアカウントなのか、あるいはなりすましアカウントであるかどうかを利用者が知ることができます。
逆に言えば、「有名人であれば自動的にマークを付与される」「Instagramに優遇されている証」というわけではありません。
2.インスタ公式マークを取得するメリット
2-1.信頼度が高まりフォローされやすくなる
公式マークがつくことによる一番のメリットは、信頼度が高まること。
ユーザー目線でみると、「Instagramから公式に認証されてる!」と一目で伝わります。 結果的に、フォローされやすくなる傾向があります。
2-2.なりすましアカウントの被害を最小限に防げる
Instagramに限らず、SNSでよくあるのが「なりすまし」問題。 企業や本人になりすまして情報を発信するアカウントを「なりすましアカウント」と言いますが、本物のアカウントの信頼性を損なうこともあります。
公式マークがつくことで、悪質ななりすましアカウントが発生しても被害を最小限に防ぐことができます。 万が一なりすましアカウントを発見した場合、こちらからFacebook社に直接報告することもできます。
2-3.日本語が分からないユーザーにも効果的
日本語が母語でないユーザーにも、公式マークは効果的です。 「公式」という文字の意味が伝わらなくても、認証マークは世界共通。 言語を問わず幅広いユーザーにアピールできます。
2-4.【注意】コンテンツが優先表示されるわけではない
注意点として、認証マークがついたからといってコンテンツが優遇されるわけではありません。
認証は信憑性と注目度を示すものです。 認証バッジがついているからといって、Facebook社が薦めるアカウントだということではありません。また、認証されたアカウントのコンテンツがシステム上で優遇され、アプリ内で表示される順番などが変わることもありません。
Facebook社にアカウントを優遇してもらえるものではなく、あくまで本人であること・注目度があることを示すためのマークです。
認証マークがあることで、ユーザーからのエンゲージメントが増え、結果的にコンテンツがフィードなどの上位に表示されることはあります。
しかし、アルゴリズム上で「認証マークだから」という理由で優遇されているわけではないので注意しましょう。
3.インスタ認証バッジの申請方法
ここからは、認証バッジの申請について具体的にご説明します。
3-1.申請に必要な要件
認証バッジの申請に必要な要件は、公式ヘルプセンターによると 本人性・唯一性・完全性・知名度の4つです。
・本物である: 実在の個人または登記されているビジネスや団体を表すものである必要があります。
・唯一である: この個人またはビジネスの唯一のプレゼンスである必要があります。個人やビジネスごとに認証を受けられるアカウントは1つのみです。ただし、言語別のアカウントは例外です。一般的な趣味・関心のアカウント(例: @puppymemes)は認証していません。
・完全である: アカウントが公開されていて、自己紹介とプロフィール写真があり、適用時にアカウントがアクティブである必要があります。
・有名である: 広く知られており、よく検索される個人、ブランド、団体を表すアカウントである必要があります。Instagramでは複数のニュースソースで取り上げられているアカウントを審査し、有料コンテンツや広告コンテンツは審査対象のソースとしてみなしません。
上記に加え、利用規約およびコミュニティガイドラインへの順守も必須です。
詳細は下記コラムをご覧ください。
【2021年7月更新】Instagram規約改定でキャンペーンが禁止に?企業が注意すべきポイントを解説!
3-2.申請の流れ
ここからは、認証バッジ申請の流れをご説明します。 スマートフォンのアプリから申請しましょう!
まず前提として、認証バッジを申請するにはInstagramのプロアカウントに切り替えておく必要があります。
設定とプライバシー>(プロフェッショナル向け)アカウントの種類とツール>プロアカウントに切り替える
上記の手順を踏めば、プロアカウントへ切り替えられます。
(1)設定とプライバシー>(プロフェッショナル向け)ビジネスツールと管理>認証のリクエストを選択(2)真正性の確認
次に、真正性を確認するステップとなります。 これは、アカウントが実在する個人や団体であるかを確認する内容です。実在することを証明するために、以下のうちいずれかの書類を添付します。
●企業・団体の場合 納税申告書/最近の公共料金の領収書/会社定款
書類の写真を撮って添付する場合は、不鮮明にならないように注意しましょう。
(3)知名度の確認
アカウントの知名度を示す内容を申請します。 まず、アカウントのカテゴリと国・地域を選択します。
アカウントのカテゴリは全部で10種類。一番近しいものを選択します。 国・地域はアカウントが最もよく知られている地域を選択しましょう。
任意で、フォロワーについての情報やなぜフォローされているかという理由と別名も記載しましょう。
さらに、こちらも任意ですが自分のアカウントを紹介しているWEBサイトやSNSアカウントを記載できます。権威性の高いメディアに取り上げられている、つまり知名度がある証として申請内容に加えることができます。 なお、有料あるいは宣伝コンテンツは認められていないので注意しましょう。
4.認証バッジに関する留意点
4-1.審査に落ちても30日経過すれば再申請できる
万が一フォームの入力ミスや書類の不備などで審査に落ちてしまった場合でも、申請から30日以上経過すれば再度申請することができます。
ただし、審査に落ちた理由はFacebook社から開示されません。 書類不備など明確な理由が見当たらない場合は、認証マークの付与条件を満たしていない可能性が高いです。
すぐに再申請するのではなく、まずはアカウント運用を改善していきましょう。
4-2.認証後はユーザーネームを変更できない
認証されると、ユーザーネーム(InstagramのID)を変更できなくなります。 なお、名前の部分は変更可能です。
4-3.Facebookページの認証は別途申請が必要
InstagramとFacebookページを連携済みだとしても、Facebookページに認証が自動的に付与されるわけではありません。 Facebookページの認証はこちらのフォームより別途申請が必要です。
5.「Meta認証」とは?
2023年の7月にMeta社はInstagramとFacebookのサブスクリプション「Meta認証」を日本でも提供開始しました。
Meta認証は今までの認証バッジとは異なるサービスです。ここからはMeta認証の概要やメリット、登録方法をご紹介します。
5-1.InstagramとFacebookのサブスクリプションサービス
Meta認証とはInstagramとFacebookのサブスクリプションサービス(月や年単位で料金を定期的に支払って利用するサービス)です。
Meta認証を取得すると、認証バッジの付与だけでなく、様々なサービスを受けることができます。
サービスはInstagrameかFacebookから購入することができ、料金は下記です。
パソコン(Web)…月額1,600円(税込)
また、Meta認証の利用資格には、下記のものがあります。
利用資格
プロフィールをMeta認証にサブスクリプション登録するには、次の利用資格を満たす必要があります。
18歳以上であること。
公開または非公開のプロフィールで名前の基準に沿った氏名が設定されており、プロフィール写真に顔が写っていること。
以前の投稿履歴など、最低限のアクティビティ要件を満たしていること。
公的機関発行の本人確認書類がプロフィールの名前およびプロフィール写真と一致していること。
二段階認証がプロフィールで有効になっていること。
Metaの利用規約とコミュニティガイドラインに準拠していること。
(引用:Instagramヘルプセンター「InstagramのMeta認証プロフィールの利用資格」)
5-2.Meta認証のメリット
Meta認証を取得すると、下記のような様々なメリットがあります。
認証バッジ:公的機関発行の本人確認書類を提出することで、登録者が実在の人物であり、アカウントが本物であることを示す
なりすましに対するアカウント保護:オンライン上で注目を集めているアカウントを狙う可能性がある「なりすまし」対策として、アカウントの積極的なモニタリング
アカウントサポート:一般的な問題について担当者によるサポート(日本語も対応)
登録者のみが利用できる限定機能:InstagramとFacebookのストーリーズやリールで利用できる特別なスタンプ
(引用:Meta:InstagramとFacebookのサブスクリプション「Meta認証」を日本でも提供開始)
Meta認証と認証バッジの違いは「有料か無料か」「認証バッジ付与以外のサービスが受けられるか」の違いになります。
5-3.Meta認証の登録方法
まず、設定とプライバシー>アカウントセンターへ移動します。
アカウントセンターをクリックするとアカウント名とアイコンが出てきます。Meta認証が登録できる状態であれば、アカウント設定の下に「Meta認証」が出てきます。これをクリックしましょう。
その後、支払い方法の設定や本人確認のための書類を提出すれば、Meta認証に登録できます。
6.まとめ:認証バッジを取得してアカウントの信頼度を高めよう!
Instagramの認証バッジを取得することで、アカウントの信頼性をアピールできます。
- 認証バッジは信頼性と知名度を表すもの
- アカウントが優遇されるわけではないが、信頼度が上がり結果としてフォロワーが増えやすい
- 申請には本人確認書類が必要
- Meta認証に登録すると認証バッジ以外にもさまざまなサービスを受けられる
とはいえ、認証バッジはあくまでアカウントをアピールする手段の一つにすぎません。
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