スマートニュース広告の新プラン、Top News Video Adsとは?配信フローから注意点まで丁寧に解説!
ABEMA Ads(アベマ広告)とは、動画配信サービス「ABEMA」に配信される、テレビCMのような広告です。
Web上で多彩なチャンネルを24時間視聴できるこのサービスは、主に若年層から人気があります。TVCMではリーチできない層へリーチすることができるため、配信を検討している方も多いのではないでしょうか。
一方で、
「どんな配信メニューがあるのか?」
「実際に配信する時の注意点は?」
など、疑問もあるはずです。
そんな方へ向けて、今回は以下の内容を初心者にも分かりやすく解説します!
- ABEMA Ads(アベマ広告)とは
- ABEMA Adsの配信に適したシーン
- 主な配信メニューと注意点
- 企業の配信事例
ユニークワンではWebマーケティング事業を展開する企業として、50以上の業種、計1,250社のデジタルコミュニケーションを支援してきました。
またABEMA Adsの代理店であり、あらゆるWeb広告の支援実績がございます。運用代行をご検討されている方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
目次
1.ABEMA Ads(アベマ広告)とは?
ABEMA Adsとは動画の合間にテレビCMのように表示される広告のこと。はじめにABEMAについてや、利用ユーザーについて解説します。
1-1.ABEMAについて
ABEMAとは、オリジナルのテレビやドラマ、動画などを24時間365日配信しているサービスです。
配信される動画のジャンルは、オリジナルドラマ・恋愛番組・アニメ・スポーツ・ニュースなど多彩なチャンネルが用意されています。
これらは基本、無料で楽しむことが可能です。有料版に登録することで限定作品の閲覧や限定機能の使用をすることができます。
また、視聴環境についてはスマートフォンやタブレット、パソコン、テレビなど複数デバイスで視聴できる点も特徴的です
1-2.利用ユーザーは若年層が中心
無料で様々な動画を楽しむことができるABEMAを利用しているのは、若年層が中心です。
ABEMA Adsの最新のメディアガイド(2024年4-6月期)によると、「2024年1月時点の5分以上の利用者の属性」は、18-34歳が半数以上を占めます。
また、男女比率で見ると、男性の方が女性より約2倍多い結果となっています。
さらに2024年3月には1週間の視聴者数(WAU:ウィークリーアクティブユーザー)が、2,308万を記録。
注目度の高いスポーツ試合の生中継を無料で配信したことなどが影響しているようで、昨年同月比127%成長したと言われています。
※参考:新しい未来のテレビ「ABEMA」、週間視聴者数が2,300万を突破 2024年3月の月間視聴数も5億回を記録
1-3.料金改訂により、活用しやすくなった
従来のABEMA Ads(CPM課金型配信)には、100万円~、または300万円〜という最低出稿金額の条件が定められていました。
※参考:【ABEMA Ads】Mediaguide(2022年7-9月期)
しかし、現時点の最新情報では、運用型広告配信による金額の条件がありません。そのためABEMA Adsは金額の点で活用のハードルが下がったと言えます。
2.ABEMA Adsに適したシーン
2-1.若年層を中心に広告をリーチしたい
先ほど、「ABEMAの利用ユーザーは若年層が中心」とお伝えしました。そのため、18-34歳を中心に、若い世代へリーチしたい広告が向いています。
とはいえ、35歳以上のユーザーも利用しているため、幅広い層へリーチが可能です。
(引用元:ABEMA Adsの最新のメディアガイド(2024年4-6月期))
2-2.高い視聴完了率を獲得したい
ABEMA Adsの平均視聴完了率は、15秒で94%・30秒で93%・60秒以上で91%と言われています。(参考:ABEMA Adsの最新のメディアガイド(2024年4-6月期))
その理由の一つとしては、広告の位置を番組ごとに設計しているからです。
「オープニング▶︎CM▶︎シーン①▶︎CM▶︎シーン②▶︎CM▶︎エンディング」のように、適切な位置に、適切な広告を配信することで、視聴者のストレスを低減しています。
2-3.新規ブランドの認知・購買意欲を上げたい
ABEMA Adsは、商品・サービスのブランドを守るため、「100%プロコンテンツの完全編成型」を採用しています。
プロが作成した品質の高い広告は、媒体への信頼感も高めます。
【例】
飲料関係のブランドが「新ブランドの認知向上」を目的に、男⼥20歳以上に向けて、広告配信を約4週間実施。
その結果、商品認知度は138%、商品好意度は170%、購買意向度は182%へのリフトが見られたそうです。(※非接触者のスコアを100と定義)
さらに、ブランディング目的の広告成果を数値化する方法の一つである、ブランドリフト調査も提供しています。
計測しにくいといわれる「自社のブランディングに、どのくらいブランディング広告が影響を与えたか」という、効果を定量的に測ることができる調査です。
これらのことから、新規ブランドの認知・購買意欲向上を目的とする広告配信にマッチしていると言えます。
3.ABEMA Adsの配信メニュー
続いて、ABEMA Adsにはどんな配信メニューがあるのかを解説します。
3-1.ABEMA Premium Ads(予約型プレミアム商品)
こちらのメニューは主に配信面を指定し、独占して配信ができる商品です。
ABEMA Home Sponsored | ホーム画⾯ファーストビューに1⽇1社独占で広告配信 |
ABEMA Contents Sponsored |
⼈気番組への提供表⽰・番組オリジナルCM制作・番組と連動した企画など |
オーディエンスパッケージ |
性別・年齢・ジャンル・地域など、指定のオーディエンスへ優先的にリーチ |
プログラムパッケージ |
パッケージ化された⼈気番組への優先配信 |
3-2.ABEMA Advanced Ads(運用型CM配信)
こちらは運用型広告のメニューなので、予約型よりも柔軟で手軽に広告配信をすることができます。
オーディエンスマッチ | 性年代・ジャンル・エリアなど 目的に応じたターゲットへ配信。詳細なカスタマイズが可能 |
プログラムマッチ |
データに基づき、関連が⾼い番組に幅広く配信 |
配信メニューについて、詳細や費用感についてはこちらをご覧ください。
4.ABEMA Ads配信時の注意点
4-1.入稿規定について
他の媒体と同様に、ABEMA Adsにも詳細な入稿規定があります。
CM 尺 ・コンテナフォーマット・フレームサイズ・アスペクト⽐・映像ビットレート(ターゲット・平均)・エンコードモード・⾳声チャンネルタイプなど、チェックする要素は細かいです。
例えば、他媒体へ出稿している動画を使用しようとしても、規定に合わなければ広告を出せません。
4-2.配信のスケジュールについて
ABEMA Adsは、申し込めばすぐに広告を配信できる訳ではありません。
事前に広告の掲載可否を審査する時間が必要です。また、広告を申し込む前に、広告のプランニング(目的や予算などを決める)や、クリエイティブ作成の時間も必要です。
そのため、余裕をもって代理店へ依頼することをおすすめします。
4-3掲載可否の基準について
先ほど、事前に掲載可否の審査が必要とお伝えしました。
この基準については「TVCMの基準に準拠する」とされています。つまり、TVCMに掲載できないものは、ABEMA Adsでも掲載できない、ということです。
さらに、以下のようなABEMA独⾃の⽅針を加味して審査が行われます。
・「ABEMA」の競合にあたる他動画サービスなど
・ Web広告のガイドライン
こちらについては、不安な方も多いと思います。当社は代理店としてABEMA Adsの出稿依頼を承っています。広告の配信をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
5.ABEMA Adsの配信事例
最後に、ABEMA Adsを実際に配信した企業の事例をご紹介します。
5-1.キリンビバレッジ株式会社
キリンビバレッジ株式会社は、清涼飲料水メーカーです。
配信の目的は、ティーン層へリーチを拡大し、興味関心の向上・購買を促すことでした。
配信手段は、人気番組「今日、好きになりました。」とのタイアップ企画です。オリジナルCMの制作や、提供クレジット・番組サムネイルへ企業名掲載など、タイアップコンテンツを通じて目的達成を目指しました。
▼オリジナルCMはこちら
(引用元:https://twitter.com/Kirin_Company/status/1112647181905747969)
その結果、以下のような成果が得られています。
・興味関心1.16倍
・購入意向1.12倍
・ターゲットへのリーチ効果向上
※広告非接触者のスコアを100とする
※参考:https://ad.abematv.co.jp/works/696/
5-2.茨城県
配信の目的は、茨城県の認知度・魅力度を向上させ、観光客の誘致に繋げることです。
主に若年層をターゲットに人気の番組に出演しているタレントを採用した、60秒のオリジナルCMを制作し、広告を配信。
その結果、広告に接触したユーザーかつ認知者のうち、17.9%が実際に茨城県へ訪問したとの結果が出ています。
※参考:https://ad.abematv.co.jp/works/151/
5-3.株式会社ロッテ
株式会社ロッテは食品製造などを行っており、今回は「雪見だいふく」のプロモーションを行った事例です。
広告配信の目的は、テレビCMではリーチしにくい若年層へリーチや、CMをストレスなく完全視聴してもらうことです。
そこで、15秒の動画を、男女20歳〜34歳に絞って配信。
▼CM動画はこちら
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8jUNVU2eHvc&t=3s)
その結果、下記のような結果が得られています。
・90%を超える高い視聴完了率
・商品好感度 1.14倍
・商品購入意向度 1.26倍
※広告非接触者のスコアを100とする
※参考:https://ad.abematv.co.jp/works/1247/
6.まとめ:ABEMA Adsを活用してみよう!
今回は、ABEMA Ads配信時の基本事項について解説しました。
- 若年層へのリーチや信頼性の高い媒体へ配信したい時に向いている
- 配信メニューは「予約型」と「運用型」がある
- 事前にクリエイティブ制作や審査があるため、早めに依頼が必要
事例でもご紹介したように、ABEMA Adsは目的にマッチしていれば高い広告成果が獲得できる可能性があります。
一方で、媒体資料はWebサイト上に公開されているものの、実際の広告配信やクリエイティブ制作に関してノウハウがなく不安な企業様がほとんどです。
ユニークワンではWebマーケティング事業を展開する企業として、50以上の業種、計1,250社のデジタルコミュニケーションを支援してきました。
またABEMA Adsの代理店であり、あらゆるWeb広告の支援実績がございます。運用代行をご検討されている方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。