コラム

【インフルエンサー活用】第三者配信とは?Twitter(X)・Instagram・TikTokでの配信メリットや「ブランドコンテンツ広告」の設定方法、注意点まで解説!

公開: 更新: インターネット広告

ブランドコンテンツ広告と第三者ツイート配信

Twitter広告(ツイッター広告)やInstagram広告(インスタグラム広告)、TikTok広告(ティックトック広告)では、自社のアカウントによるSNS広告の配信だけでなく、第三者の投稿(インフルエンサーの商品口コミ投稿など)を広告として扱うことができることをご存知ですか?

Twitterでは「第三者ツイート配信」、Instagramでは「ブランドコンテンツ広告」、TikTokでは「Spark Ads」という名称でメニューが用意されています。

この記事では「第三者ツイート配信」「ブランドコンテンツ広告」「Spark Ads」それぞれの特徴やメリット、配信のコツなどを詳しく解説します!

  • 第三者配信の特徴とメリット
  • 第三者配信(ブランドコンテンツ広告)の配信設定方法
  • 第三者配信の事例
  • 第三者配信のコツ・注意点

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1.第三者配信とは

はじめに、第三者の投稿を活用する「第三者配信」について詳しく説明します。

1-1.第三者の投稿を活用する広告

第三者配信は一般的に「3PAS(スリーパス:第三者配信ー3rd Party Ad Servingの略)」と呼ばれ、媒体社以外の配信サーバーから広告配信を行うことを示したり、広告を一元管理するアドサーバーそのものを示したりします。

今回、この記事で解説する第三者配信とは、自社のアカウントで第三者の投稿(インフルエンサーの商品口コミ投稿など)を広告として配信することです。

1-2.タイアップ投稿との違い

第三者に商品やサービスのPRを依頼する、という点では「タイアップ投稿」は第三者配信と似ています。

しかし、大きく異なるのは「企業自身が広告として、投稿を配信するかどうか」という点です。

タイアップ投稿とはインフルエンサーが「自身のアカウント」で商品のPRを行います。投稿は基本的にインフルエンサーのフォロワーに届くでしょう。

インフルエンサーに関心のあるユーザーに届くので、エンゲージメントを獲得しやすい傾向があります。

 

2.第三者の投稿を利用するメリット

続いて、第三者配信のメリットを3つ、解説します。

2-1.広告感が薄れ拡散されやすくなる

第三者ツイート配信、ブランドコンテンツ広告のいずれも、ユーザーからしてみれば第一印象は「有名人orインフルエンサーの投稿」です。

宣伝というよりも口コミの印象が強くなる分、ユーザーからリツイートやいいね、シェアがされやすくなります。

2-2.第三者視点なので説得力が高い

投稿者が企業ではなく第三者の有名人やインフルエンサーのため、実際の商品・サービスの感想をユーザーと同じ目線で伝えることができます。

企業が一方的に商品のメリットを伝えるよりも「使ってみたらこうでした」という発信になるので自然と説得力が生まれます

もともと第三者をフォローしているユーザーにも「この人が言うなら試してみたい」と思ってもらいやすくなります。

2-3.配信先を緻密にターゲティング可能

Twitter、Instagramいずれも、ユーザーのターゲティングを得意としているSNSです。

特に地域や興味関心などを指定して配信先を絞り込むことで、店舗型ビジネスにおいても、ニッチなターゲットを狙った商品、サービスについても効果的に広告配信をおこなうことができます。

次章から、第三者配信ができる主な媒体をご紹介します。

 

3.Instagram:ブランドコンテンツ広告

3-1.インフルエンサーの投稿を広告配信

brandcontentsads

Instagram公式ブログより

有名人やインフルエンサーのインスタ投稿、ストーリーズ投稿を自社の広告として配信できるのが、Instagramの「ブランドコンテンツ広告」です。

もともとファンの多い有名人や、「インスタ映え」を理解しているインフルエンサーによるクオリティの高い投稿を広告配信できるため、自然と「いいね!」などのエンゲージメントが発生しやすくなるのが特徴です。

3-2.広告主側とインフルエンサー側の両方で設定が必要

Instagramのブランドコンテンツ広告を配信するためには、広告主アカウント側での配信設定だけでなく、投稿した本人による設定作業も必要です。

詳細な配信までの流れは「6.第三者配信(ブランドコンテンツ広告)の配信設定方法」で解説します。

 

4.Twitter(X):第三者ツイート配信

※2023年7月時点で、「Twitter」は「X(エックス)」へ変更されました。

はじめに、注意点として記事更新時点(2023年5月17日)では、Twitter広告の配信には認証されたアカウントが必要となります。

第三者ツイート配信の広告を出稿する企業側のTwitterアカウントが、Twitter Blueに加入しているか、または金色バッジを受け取っているアカウントかを確認をしましょう。

▼Twitter Blueに関してはこちら

Twitter Blue、企業アカウントは加入すべき?サブスク申請方法や新機能、メリットまで解説!

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4-1.インフルエンサーや第三者のツイートを広告にできる

広告主(広告を配信する企業)以外の有名人やインフルエンサーが行なったツイートを、広告として配信できるのが「第三者ツイート配信」です。

芸能人や有名YouTuber、インフルエンサーなどの投稿がそのままプロモツイート(広告用ツイート)としてTwitter上で配信されるため、広告を見た人に自然に受け入れられやすいという特徴があります。

4-2.第三者側の許諾をTwitter側へ証明する手続きが必要

Twitterで第三者ツイートを広告配信したい場合、第三者側からツイート利用の許諾を得た旨について、Twitter側の担当者へメールで報告する手続きが必要です。

配信の手順について、簡単な流れは下記です。

1. インフルエンサーから投稿利用の許可を得る
2.Twitter社に申請する
3.インフルエンサーに第三者配信用のツイートをしてもらう
4.配信設定を行い、キャンペーンをONにして配信開始

Twitter側の営業担当とやりとりをしていることが前提となりますので、第三者ツイート配信をおこないたい場合は正規代理店を通す必要があります。

株式会社ユニークワンもTwitter広告代理店です。第三者ツイート配信を行いたい場合はお気軽にご相談ください。

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5.TikTok:Spark Ads

5-1. クリエイターが作成したオーガニック投稿を広告にできる

「Spark Ads」は自分のTikTok投稿だけでなく、他のクリエイターが作成したTikTok投稿・機能を広告で活用できるフォーマットです。

第三者配信_Spark Ads

(引用:TikTok ビジネスヘルプセンター Spark Ads作成ガイド

Spark Adsの特徴として、広告配信中にされたコメント・シェア・いいね・フォローなどは、実際のTikTok投稿に付与されます。

また、同じTikTok投稿をクリエイティブとして、何度も使用することができます。

5-2. インフルエンサー側のアカウント設定やコード発行が必要

インフルエンサーの投稿を利用するSpark Adsを配信するためには、インフルエンサー側アカウントでの設定も必要になります。

例えば、「インフルエンサー側アカウントの広告設定トグルをオンにしてもらう」「広告配信する投稿のコードを生成してもらう」などです。

詳しい配信設定方法については、下記リンクの公式ページを参照ください。

https://ads.tiktok.com/help/article/spark-ads-creation-guide?lang=ja

 

6.第三者配信(ブランドコンテンツ広告)の配信設定方法

Instagramでの第三者配信である、ブランドコンテンツ広告の配信設定方法について、簡単に解説します。今回はフィード投稿に関する説明です。

6-1.広告主側の設定

まずは広告主側のアカウントで設定を行います。

アカウントの設定画面より[ビジネス]>[ブランドコンテンツ]を選択します。

第三者配信_ブランドコンテンツ広告

[コンテンツクリエイターを承認]をタップし、インフルエンサーを検索。ユーザーネーム(ID)・アカウント名の両方で検索できます。

インフルエンサーからのリクエストを見つけたら、[承認]を選択します。

第三者配信_ブランドコンテンツ広告2

6-2.インフルエンサー側の設定

企業側の設定が完了したら、インフルエンサーに広告用の投稿をしてもらいます。その際に、通常の投稿設定に加えて、詳細の設定が必要です。

投稿の作成画面で[詳細設定]>[タイアップ投稿ラベルを追加]をタップします。

第三者配信_ブランドコンテンツ広告3

次に[ブランドパートナーを追加]より、承認されているブランドパートナー(企業アカウント)を追加します。

第三者配信_ブランドコンテンツ広告4

続いて、[ブランドパートナーによる宣伝を許可]をオンにします。

第三者配信_ブランドコンテンツ広告5

最後に、[完了]を押して投稿しましょう。

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Instagramブランドコンテンツの基本「タイアップタグ」を徹底解説!

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6-3.広告管理画面で配信設定をする

通常のキャンペーンと同様の手順で作成を進めます。広告レベルの設定で、通常の[広告を作成]ではなく、[既存の投稿を使用]を選択します。

第三者配信_ブランドコンテンツ広告6

[投稿を選択]をクリックすると、利用可能な投稿が表示されるので、配信予定の投稿を選択します。

第三者配信_ブランドコンテンツ広告7

その他は通常のInstagram広告と同様に設定を行います。プレビューを確認して問題なければ配信を開始しましょう。

※参考:Metaビジネスヘルプセンター ブランドコンテンツ広告を設定する

 

7.第三者配信の配信事例

Instagram公式より、ブランドコンテンツ広告の事例が紹介されています。

ブランドコンテンツ広告_事例

(引用ツイート:https://twitter.com/FBBusinessJP/status/1602566563890364416?s=20

こちらのツイートによると、 パーソナライズビューティケアブランド「FUJIMI(フジミ)」が、ブランドコンテンツ広告を実施。

検証の結果、通常の広告と比べて良好だったことがわかります。

検証結果では、通常広告と比べてブランドコンテンツ広告を含む方が、コンバージョン数が約2.1倍、CPAは44%改善、CPMは28%削減する結果となりました。(引用元ツイート:https://twitter.com/FBBusinessJP/status/1602566576833978368?s=20 

ブランドコンテンツ広告_事例2

(引用元ツイート:https://twitter.com/FBBusinessJP/status/1602566576833978368?s=20

※参考:Instagramの「ブランドコンテンツ広告」とは?トリコのクリエイターマーケティング事例に学ぶ

 

8.第三者配信のコツ・注意点

最後に、第三者配信を活用する際のコツや注意点を3つ、ご紹介します。

8-1.PRの目的や商品の特性に応じて「最適なインフルエンサー」を選ぶ

まずはプロモーション施策の目的・ターゲットを明確にしていることが重要です。目的や商材、ターゲットによって選択すべきインフルエンサー・媒体は変わってきます。

一方で、施策の目的・ターゲットに合ったインフルエンサーを探すのは、意外と難しいことが多いです。地道に調査して、候補者のリストアップが必要です。

▼参考:【事例あり】地方に強い!ローカルインフルエンサーを活用した集客のポイント

【事例あり】地方に強い!ローカルインフルエンサーを活用した集客のポイント

企業は、ローカルインフルエンサーを活用すると商品購入や来店などの「アクション」につながるプロモーションを行うことができます。今回は活用メリットや活用の流れ、事例を解説します。

8-2.トラブル防止のため、配信前に細かい約束を交わしておく

第三者配信ではインフルエンサーとトラブルに発展しないよう、事前に確認することや、取り交わすべき約束などがあります。

例えば、下記のような事項を確認しましょう。

・報酬の金額
・広告の配信期間
・所属事務所の有無
・キャプションやコメントの管理

8-3.プロに相談する

先ほどお伝えしたように、最適なインフルエンサーを探すには地道な作業が必要で、手間がかかります。

また、インフルエンサー側とのやりとりが発生するため、通常の広告と比べて工数は増えます。

これらに不安がある場合は、プロに依頼するのも一つの手段です。

ユニークワンはインターネット広告専業の代理店として、800社以上のお客様を支援した実績があります。第三者配信や、インフルエンサーマーケティングにお悩みなら、ぜひこちらからご相談ください。

 

9.まとめ:第三者配信は広告感が薄く、説得力の高い配信ができる

今回は、自社のアカウントで第三者の投稿(インフルエンサーの商品口コミ投稿など)を広告として配信する「第三者配信」について解説しました。

  • 第三者配信では広告感が薄く、説得力の高い広告を配信できる
  • 広告の配信設定にはインフルエンサー側の設定も必要になる
  • 施策の目的・ターゲットに合ったインフルエンサーを選定する
  • トラブル防止のため事前に契約を交わす

芸能人やインフルエンサーの力を借りることで、企業アカウントだけでは生み出せなかった宣伝効果を発揮することができます。

ユニークワンはインターネット広告専業の代理店として、800社以上のお客様を支援してまいりました。また、インフルエンサーマーケティングに特化した案件も数多く支援しています。

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