【図解】Facebook広告のやり方・簡単入門ガイド|注意点・成果を上げるコツも丁寧に解説!
Facebook広告はターゲティング精度が高く、少額予算でも配信スタートできることから人気の広告媒体です。
そんなFacebook広告を配信するためには、審査に通過する必要があります。
審査に通過し、「Facebook広告のポリシーに準じている広告」と認定されると、広告配信ができるのです。
しかし、「審査落ちして配信希望日に間に合わなかった」「配信の途中で審査落ちして、広告が止まってしまった」なんてことも。
そこで今回の記事では、Facebook広告の配信を検討している方、審査落ちを防ぎたい方へ、丁寧に解説します。
- Facebook広告の審査について概要がわかる
- よくある審査落ちの事例から注意すべき点がわかる
- 広告審査に落ちた時の対処法がわかる
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目次
1.Facebook広告の「審査」とは
Facebook広告をはじめ、Web広告では媒体社の広告ポリシーに準じた審査が行われます。
広告が適正なものであるか、ポリシーに違反していないかをチェックする工程です。
審査に通過すると、広告配信をスタートできます。
1-1.Facebook広告はポリシーに沿って審査される
Facebook広告の審査は、Meta社が提供するFacebookの広告ポリシーに照らして審査が行われます。ポリシーとは具体的に「コミュニティ規定」と「広告規定」の2つが設けられています。
コミュニティ規定とは、「Facebook」を利用するユーザー全員が守るべき規定です。広告主でもそうでない場合でも、遵守する必要があります。
広告規定とは、Facebook広告を出稿する際に守るべきルールです。
広告規定は、弊社が許可および禁止する広告コンテンツの種類に関するポリシーの詳細とガイダンスを提供するものです。広告主が注文した広告それぞれに対して、弊社はポリシーに照らして審査を行います。
(引用元:広告規定の紹介)
主に、自動化テクノロジーを使用して審査を実施。
加えて、一部の広告は、スタッフによる手動審査も行われています。(参考:審査チームの役割)
1-2.Facebook広告が掲載されるまでの流れ
Facebook広告配信までの流れです。
(2)広告クリエイティブ作成・入稿
(3)審査
(4)配信開始
このようにFacebook広告の審査は入稿後すぐに行われます。審査に通過して初めて、広告配信ができるのです。
詳しいFacebook広告の入稿手順は、こちらをご覧ください!
【図解】Facebook広告のやり方・簡単入門ガイド|2022年最新版
Facebook広告初心者の方向けに配信方法を画像つきで分かりやすく解説。
1-3.審査概要|期間・タイミング
・審査期間
Facebook広告の審査の長さは、通常であれば24時間以内に完了します。
しかし、内容によっては承認されるまで時間がかかる場合があります。また、否認される可能性もあります。
「配信開始希望日まで審査が完了しなかった」「否認されて再審査しなければならず配信希望日に間に合わなかった」とならないよう、余裕を持って入稿・審査提出しましょう。
・タイミング
「1-2. Facebook広告が掲載されるまでの流れ」では、審査は入稿後すぐに行われるとお伝えしました。
加えて、下記内容に変更を加えると配信中であっても再審査が行われます。
・クリエイティブ(画像、テキスト、リンク、動画など)
・最適化
・課金対象イベント
入札価格や予算、広告セットの掲載期間を変更しても再審査は行われません。
さらには、承認後の広告が再審査の対象になることがあります。こちらについては、「3-3.広告が承認された後に却下された」で詳しくお伝えします。
1-4.審査状況の確認方法
審査状況は管理画面の「配信」列からステータスを確認することができます。
主な配信ステータスはこちらです。
配信ステータス | 意味 |
審査中 | 審査中であり、広告は配信開始されていない状態 |
却下済み | 広告規定に沿っていなかったため審査が却下され、広告が掲載できない状態 |
処理中 | 広告に変更があったため更新中。処理が完了するとステータスがアップデートされる |
アクティブ | 審査に通過し、問題なく広告配信が開始している状態 |
2. Facebook広告の審査落ちを防ぐためのチェックポイント
Facebook広告で審査落ちを防ぐには、Facebook広告ポリシーを守ることが大切です。
この記事では、ポリシーの一部をピックアップし、詳しく解説します。
2-1.混乱を招きやすい項目
Facebookでは公式に、「混乱を招きやすい項目」が4つ挙げられています。
・個人の特性
広告に、個人的特性を表したり、ほのめかすコンテンツを含めることはできません。(人種、宗教、年齢、犯罪歴…etc)
例えば、下記のような内容の表明、暗示は広告で許可されません。
・氏名など個人を特定できる情報
・ある人物の投票権の有無
・デリケートな個人的思考や習慣
・体の露出が多いコンテンツ
広告に成人向けコンテンツを含めることはできません。また、人物や広告を性的に表現する掲載方法も認められないです。
例えば下記のようなコンテンツは許可されません。
・性的意味合い持たなくとも、身体部位に焦点を当てた画像を含むもの
・出会い系サービスの広告(半裸モデルに焦点当てたもの)
・広告におけるMetaブランドの使用
Metaブランドを最も目立たせたクリエイティブは認められず、ブランドアセットには一切変更してはならないと記載されています。
例えば以下のような広告は掲載できません。
・広告内にMetaの企業ロゴを使用している
・「FB」と略している
・ビジネスアセットに関する広告規制
広告を審査する以外にも、広告主の行動を調査しています。
例えば以下のような場合に、広告利用を制限されることがあります。
・二段階認証の要件を満たしていない
・新規の広告主である
広告主がポリシーや規約に違反していると確認された場合、Metaビジネスアカウントや広告アカウント、ページ、ユーザーアカウントに制限が課されます。
このように、ポリシーにはそれぞれ細かな規定があるので注意が必要です。
全てのポリシーの内容については、公式ページをご覧ください。
2-2.禁止コンテンツ/制限コンテンツを確認
主に「禁止コンテンツ」と「制限コンテンツ」が定められています。その中でも特有の禁止・制限がある項目の例をご紹介します。
・アルコール
アルコールに関連する広告は、現地の準拠法や規定、ガイドラインなどに準拠する必要があります。さらに一部の国ではアルコールに関する広告を禁止しています。
・美容処置とウェルネス
美容の施術やウェルネス製品、サービスを宣伝する広告をする際は、ターゲット設定を18歳以上にしなければなりません。
・オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム
これらを宣伝する広告は、事前にMeta社の書面による許可が必要です。また、少なくとも18歳未満の人をターゲットに設定することはできません。
・デート・出会い関連
デートサービスの広告は、事前に書面による許可が必要です。許可を求めるにはこちらのフォームに入力し、申請手続きを行います。
2-3.「動画広告」と「リード獲得広告」には、特有のポリシーがある
動画広告やリード獲得広告を新たに始める際は、目を通しておくと良いでしょう。
・動画広告
コミュニティ規定に加えて、以下の広告規定に準拠する必要があります
ポリシー | 詳細 |
邪魔なコンテンツ | 過度に邪魔な手法を用いてはならない |
エンターテイメント関連の制限事項 | エンターテイメント関連はMeta社から事前に許可が必要。18歳以上を対象としている |
・リード獲得広告
リード獲得広告とは、自社の見込み顧客の情報を収集する手法。手軽に資料請求や会員登録ができる施策から、情報を獲得できます。
ただ、Mera社から事前に許可を得なければ、以下の情報を求めることはできません。
2-4. 画像内のテキスト20%ルールは撤廃
これまでFacebook広告には、クリエイティブに含まれるテキスト量に制限がありました。
2020年秋にこのルールは撤廃。
しかし、依然として伝えるメッセージが多くならないよう推奨されていますので、テキスト量には注意が必要です。
Facebook広告公式ヘルプでは、次の3つが推奨されています。
・ビジュアルの邪魔にならないように
・伝えるメッセージは多くならないように(一般的に広告の「CTA」は1つにするべき)
※CTA=行動喚起
3.よくあるFacebook広告審査落ち理由
続いて、インターネット広告代理店である当社の運用実績から、審査落ちしやすいポイントを4つご紹介します!
3-1.誘導先が正しくなかった
よくあるのが、誘導先のリンクURLに問題があるケースです。
・ランディングページのURLを配信途中で変更していた
・広告と無関係なコンテンツを含むLPだった
リンクを挿入する前に、誘導先が正しいページであるか確認しておきましょう。
3-2.Facebookページ制限
広告の審査に通過しても、広告配信元のページに制限がかかると、広告配信が停止してしまう例です。
原因の一つは、Facebookページの不備により、信頼性が低いと判断されること。
信頼性を高めるために、以下の実践をおすすめします。
・定期的な投稿行う
・ユーザーとの誠実なやりとりを行う
・多くのユーザーからいいね!やシェアをもらう
・フォロワーを獲得している
広告配信をする前に、信頼性が高いFacebookページを準備しておきましょう。
3-3.広告が承認された後に却下された
「審査に通過して広告配信がスタートしたのに、気がついたら審査落ちして止まっていた!」なんてことがあります。
承認された広告でも再審査の対象になる場合があります。
下記は、再審査の対象になる理由の例です。
・広告のブロックや非表示などのエンゲージメントがあった場合
・利用者からの報告など審査プロセスで見落としがあったかどうか検証する場合
参考:広告が承認された後に却下される場合があるのはなぜですか。
審査の対象になり、ポリシーに違反していることが確認された場合、広告配信が停止。再審査になったとしても、違反が確認されなければ広告は止まらないのです。
そのため、最初の段階からポリシー違反にならない広告作成を心がけましょう。
3-4. 新型コロナウイルス感染症に関連する広告ポリシーに抵触していた
新型コロナウイルス感染症の流行から、Metaは「広告ポリシーの規定に調整を加える場合がある」と記載しました。
参考:Metaビジネスヘルプセンター:新型コロナウイルス感染症に関連する広告ポリシー
ほとんどの広告主が、新型コロナウイルス感染症に関連する商品の宣伝を許可されているようですが、Facebookでは一定の制限が設けられています。
また、このポリシーはさらに更新される可能性もありますので、注意が必要です。
4.Facebook広告が審査落ちした時の対処法
審査に落ちた場合、まずは「アカウントのクオリティ」を確認しましょう。
違反している広告とポリシーの項目を確認できます。メール通知をオンにしている場合は、アカウントのクオリティへのリンクが送付されます。
続いて、審査落ちした時の対処法を3つご紹介します。
(2)再審査をリクエストする
(3)Metaビジネスヘルプセンターへ問い合わせる
4-1.広告を編集する(再入稿)
まずは「既存の広告を編集する」または「新しい広告を作成する」という、再入稿の方法。
違反していた部分を修正して、新たに審査にかけることができます。
4-2.再審査をリクエストする
広告が誤って却下されたと思われる場合は、再審査をリクエストすることができます。
再審査のリクエストは、アカウントのクオリティから。
広告が再度却下された場合、同じ広告の審査リクエストは送信できないので、注意が必要です。
4-3.Metaビジネスヘルプセンターへ問い合わせる
再入稿や再審査をしても広告が却下され、「審査落ちの理由がわからない」となった場合。Metaビジネスヘルプセンターへ問い合わせることができます。
ヘルプが必要な広告アセットを選択し、サポートが必要な理由も選びます。
入力を進めると、Facebook の Messenger が開き、チャットが開始。担当者へ審査が落ちた理由など、直接メッセージで問い合わせることができます。
4-4.広告アカウントが停止した場合の対処法
審査落ちを繰り返すと、広告アカウントが停止されてしまう可能性があります。
広告アカウントを再開したい場合は、アカウントのクオリティページから「制限中のアカウントの審査リクエスト」を依頼してください。
リクエストは簡単な質問が表示されるので、回答して審査リクエストを完了させます。
5.まとめ:Facebook広告の広告ポリシーを順守して、審査落ちを防ごう!
Facebook広告で審査落ちしないためには、Metaが定めた広告ポリシーを理解し、順守することが最も重要です。
- Facebook広告ポリシーには混乱を招きやすい項目がある
- 特に「誘導先」「Facebookページの信頼性」には注意
- 審査通過しても再審査になることがある
しかし、広告ポリシーは更新されるもの。全ての情報を追うのは手間と時間がかかります。そのため「プロにお任せする」という方法もあります。
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