Instagramでフォロワーを増やす教科書|3ステップをプロが徹底解説!
2024年5月にの大きなアルゴリズムの変更が発表されたとして話題のInstagram(インスタ)。
認知獲得、集客ツールとしてもますます注目のInstagramですが、機能面でも随時アップデートや新機能のリリースが行われていることをご存じでしたか?
今回の記事では、直近で実装された、運用担当者が抑えておきたいInstagramの新機能7選を紹介します。
- フォロワーと密なコミュニケーションが取れる新機能
- 広く気軽なリアクションを獲得できる新機能
- 認知獲得に役立つ新機能
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目次
1. コラボコレクション
1-1. コラボコレクションとは
(引用:保存機能をアップデート、友達とコレクションを共有できる「コラボコレクション」を導入 | Metaについて)
Instagramの「保存機能」のアップデートとして、2023年3月に保存内容を共有できる「コラボコレクション」が登場しました。
保存とは、Instagram内の投稿を後から見返せるようにブックマークする機能。「いいね」の数やフォロワー数が注目されがちなInstagramですが、「保存」も重要なエンゲージメントとしておさえておきたい機能です。
※エンゲージメント:投稿を見た人による、投稿への反応
従来、保存した投稿は、機能を利用した本人しか見ることができませんでした。
しかし、「コラボコレクション」を利用すれば、他のアカウントに保存内容を共有したり、1つのコレクションにそれぞれの気に入った投稿を追加したりが可能となりました。
1-2. コラボコレクションの使い方
新しいコラボコレクションを作成する方法を解説します。フィードから作成する方法、DMから作成する方法の2種類があります。
【フィードから作成する方法】
①通常通り、投稿を保存します。
②新しいコレクションを作成し、コラボレーションをオンにします。
③シェアするアカウントを選んで保存をタップすれば、完了です。
【DMから作成する方法】
①保存したい投稿を、コラボコレクションをシェアしたいアカウントにDMで送ります。
②DMのチャット内に投稿が表示されたら保存アイコンをタップ
1-3. 注意点
友人同士で気に入った投稿をシェアできるコラボコレクション。非常に便利な機能ですが、下記2点に注意が必要です。
①コラボコレクション共有できる人数の制限
コラボコレクションは、自分と相手の2人の間でのみ共有可能です。
②メンバーの編集ができない
一度作成したコラボコレクションの参加メンバーを変更することはできません。別の人とコレクションを共有したい場合には、新しく作り直す必要があります。
2. ノート
2-1. ノートとは
(引用:Instagram、今の気持ちや近況をテキストで残せる新機能「ノート」を日本でも導入 | Metaについて)
Instagramの「ノート」とは、DM画面に最大60文字のテキストを投稿できる機能。
「相互フォロー」または「親しい友だち」のいずれかの範囲に「ノート」を公開可能。投稿したノートは、ストーリーズと同様に24時間で消えるので、今の気持ちや近況などを気軽にシェアできるのが特長です。
また、ほかのアカウントが投稿したノートに返信することも可能。親しい人同士の気軽なコミュニケーションにも最適な機能として、人気を博しています。
2-2. ノートの使い方
この節では、ノートの使い方を解説します。
【ノートの見方】
ノートは、DM画面に自動で表示されます。ストーリーズとは異なり、ノートを閲覧しても誰が見たのか、足跡などの履歴は残りません。
【ノートの投稿の仕方】
①DM画面の上部から、「自分のノート」をタップ
②入力画面が表示されるので、60文字以内のテキストを入力
なお、絵文字もテキストとして掲載が可能です。投稿テキストを入力したら、共有範囲を指定してから「シェア」をタップして投稿完了です。
【ノートの削除方法】
すでにシェアしたノートをタップし、「ノートを削除」を選択します。
なお、「新しいノートを残す」をタップすれば、新規のノートを追加できます。
【ノートへの返信方法】
①返信したいノートをタップ
②入力画面が出てくるので、返信内容を入力
③返信すると、相手とのDMチャット画面に通知が届く
返信内容は相手のDMからのみ確認が可能です。そのほかの人に公開されることはありません。
3. 投稿のコメント欄でアンケート
3-1. フィードやリールのアンケート機能とは
(引用:Instagram、コメント欄でのアンケート機能をテスト中 – CNET Japan)
ストーリーズでおなじみのアンケート機能。23年10月以降、一部ユーザーにおいて、フィードやリールの投稿コメント欄でもアンケートが取れる機能が、テスト的にリリースされました。ストーリーズのアンケートと同様、最大4択までの選択肢を作成でき、投稿を見たユーザーがタップで回答できる仕組みです。
3-2. アンケート作成方法
アンケート機能を用いた投稿の作成方法は下記の通りです。
①投稿作成画面から写真・動画を選択
②キャプション入力欄で「アンケート」をタップ
③アンケートの質問と選択肢を設定
④アンケートを作成したら、通常通り投稿をシェア
なお、リール投稿の場合も、同様の手順でアンケートの作成が可能です。
3-3. 注意点
気軽にユーザーとコミュニケーションが取れるアンケート機能。しかし、下記の点には注意が必要です。
注意点①全てのユーザーに実装されたわけではない
フィード・リール投稿のアンケート機能は、2024年6月現在、まだテスト実装の段階。一部のユーザーではアンケートつきの投稿を作成することができません。
注意点②第三者は投稿しないと結果を確認できない
投稿主は、いつでもアンケートの結果を確認可能。しかし、投稿主以外の第3者は、投票するまで得票結果を確認することができません。
注意点③投票者が5人を超えると、誰がアンケートに投票したか一般に公開される
投票者が5人を超えた場合、投稿のアンケート部分から誰でも投票に参加したアカウントを確認できるようになります。ただし、アンケートの回答者がどの選択肢に投票したのかは非表示です。
注意点④投稿主も誰が度の選択肢に投票したのかはわからない
投稿主や投票に参加した人からも、誰がどの選択肢に投票したのかを確認することはできません。
4. 投稿を親しい友達だけにシェア
4-1. 投稿を親しい人だけにシェアとは
2023年9月頃から、フィード投稿やリールを「親しい友達」だけに限定して公開できるようになりました。
2018年頃からストーリーズで導入された「親しい友達」。あらかじめ「親しい友達」リストに追加したアカウントにのみ投稿を共有できる機能です。プライベートな近況などを気軽にシェアできるとして、特に若い世代で活発に利用されてきました。
この「親しい友達」だけに限定して投稿をシェアする機能が、現在一部ユーザーにおいてフィードやリール投稿でも使用可能となっています。2024年6月現在まだテスト実装の段階のため、まだ全てのユーザーが使用できるわけではありませんが、日本でも多くのユーザーがテスト対象になっているようです。
4-2. 親しい友達だけに投稿をシェアする方法
下記の手順で親しい友達だけに投稿をシェアすることが可能です。
①親しい友達リストを作成する
②新規投稿画面から「オーディエンス」をタップし、「親しい友達」を選択すれば設定完了
4-3. 投稿の見え方
親しい友達だけにシェアした投稿は、タイムライン、プロフィールページではそれぞれ下記のように表示されます。通常の投稿とは区別することが可能です。
■タイムライン上では、緑の親しい友達アイコンが表示される
■プロフィールページのサムネイル一覧では、白い親しい友達アイコンが表示される
もちろん、親しい友達リストに追加されていないアカウントがプロフィールページにアクセスした場合には、親しい友達限定の投稿は表示されません。
5. 一斉配信チャンネル
5-1. 一斉配信チャンネルとは
(引用:Instagram一斉配信チャンネルをリリース | Instagramブログ)
Instagramの一斉配信チャンネルとは、クリエイターとフォロワーが1対多数で直接交流できる公開メッセージ機能。
Instagram内にチャンネルを作成し、クリエイターが送信するテキスト、写真、動画、アンケート、ボイスメッセージに、チャンネルの参加者がスタンプや返信などで反応できるというもの。機能のイメージとしては、LINE公式アカウントが近いです。
2023年2月にInstagramがアメリカでのリリース開始、同6月に全世界に展開しました。
5-2. 一斉配信チャンネルの作成方法
一斉配信チャンネル開設の手順は、下記の通り。なお、一斉配信チャンネルは、クリエイターアカウントのみで開設可能です。個人用アカウントやビジネスアカウントでは開設できないので、注意が必要です。
①クリエイターアカウントを開設
アカウント種別の切り替え方法は、Instagramのヘルプセンターに詳しく記載があります。
②InstagramのDM受信箱から、「一斉配信チャンネルを作成」を選択
③チャンネル名、オーディエンスなどの必要情報を入力後、「一斉配信チャンネルを作成」をタップすればチャンネル開設完了
チャンネルを開設したタイミングで、フォロワーに一斉にチャンネル開設通知が自動で配信。通知からチャンネルの参加を選択したユーザーのみが、一斉配信チャンネルのメンバーに追加されます。
また、ストーリーズで「チャンネルに参加」スタンプを掲載したり、チャンネルのリンクをプロフィールに固定するなどで、チャンネル参加を促したりで、随時参加者を募ることもできます。
なお、チャンネルに参加したユーザーは、いつでもミュート、退出、再度チャンネルへの参加が可能です。
(引用:一斉配信チャンネル: Instagramの一斉配信チャンネルを使ってフォロワーと交流し、コミュニティを大きく育てる方法をご紹介します。 | Instagram for Creators)
5-3. 注意点
一斉配信チャンネル利用の際におさえておきたい注意点は下記の2点です。
注意点①フォロワー以外はチャンネルに参加できない
一斉配信チャンネルは、チャンネル主のアカウントをフォローしていなければ参加することができません。チャンネルに参加したいアカウントがあれば、まずはフォローしておきましょう。
注意点②クリエイターアカウント以外はチャンネルを開設できない
既述の通り、個人用アカウントやビジネスアカウントでは一斉配信チャンネルの開設ができません。クリエイターアカウントへは、無料でいつでも切り替えることが可能です。
6. ストーリーズの新機能
最後に、ストーリーズの新機能を2つ紹介します。
ストーリーズとは、短い動画や画像をフルスクリーンでスライドショーのように投稿できる機能。多彩なスタンプなどの機能が豊富で、今や通常の投稿とならび、Instagramの主要素となっています。
▼ストーリーズについてはこちらの記事もご覧ください
Instagram「ストーリーズ」とは?フォロワーを増やす使い方6選・投稿のメリットをご紹介
Instagram(インスタグラム)ストーリーズとは、ホームフィード上部に、24時間で消える投稿ができる機能。Instagramストーリーズは、多くの人が日常的に使用している機能です。基本的な操作は知っている方が多いと思います。
6-1. 表示機能
(引用:Instagramストーリーズに4つの新作スタンプが登場)
ストーリーズの画像にぼかしをかけ、投稿内のスタンプにコメントをしないと画像がみられないという機能です。
ストーリーズでは、これまでもリアクションスタンプやアンケート機能など、フォロワーからのエンゲージメントを高めるのに有効な機能が多数搭載されてきました。
この「表示機能」も、ストーリーズでのエンゲージメント獲得に大きく寄与すると考えられます。
6-2. お題に参加のアップデート
(引用:Instagramストーリーズの使いこなし術: お題、メンション、レイアウトなど)
「お題スタンプ」とは、2021年頃にリリースされたストーリーズ内で利用可能なスタンプの一種。みずから作成したストーリーズへの回答を募ることができる機能です。シェアしたお題に誰が回答したかは自分のストーリーズから確認可能です。
この「お題スタンプ」にアップデートが加わり、最近Instagramユーザーの間でさらに活発に利用されるようになりました。
アップデート①音楽でお題に参加
(引用:Instagramストーリーズに4つの新作スタンプが登場)
お題に参加の形式で、ストーリーズに音楽をシェアするスタンプです。
アップデート②お題に参加テンプレート
テキストや画像などを配置したテンプレートを加えた「お題に参加」スタンプを投稿できるようになりました。
お題に参加するユーザーは、お題主が作成したテンプレートに任意の画像などを加えてストーリーズを公開することが可能です。最近では、雑誌のアカウントが表紙風のストーリーズを投稿できるテンプレートを公開したことで、トレンドになりました。
このように、自社のロゴやアイコニックなデザインを掲載したテンプレートを作成することで、広く認知獲得に活用できる機能と言えそうです。
7. まとめ:Instagramの新機能を活用して、ユーザーとのエンゲージメントを高めよう
今回の記事では、SNS運用者が抑えておきたいInstagram新機能7選を紹介しました。
直近で追加された機能を振り返ると、傾向としては下記の通りまとめることができそうです。
- フォロワーを対象に、クローズドでより密なコミュニケーションを取れる機能
- より気軽に広く、多くの人に反応してもらえる機能
方向性は異なりますが、いずれも「Instagramはコミュニケーションツールとしての側面を強化している」と言えるでしょう。
企業公式アカウントとしてSNS運用を行う場合、陥ってしまいがちなのが一方的な情報発信を行うにとどまってしまうこと。上記の新機能を踏まえると、今後はユーザーとのコミュニケーションを積極的に行うのがよさそうです。
ユニークワンではWebマーケティング事業を展開する企業として、50以上の業種、計1,250社のデジタルコミュニケーションを支援してきました。
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