【2021年7月更新】Instagramキャンペーン実施の注意点・禁止事項まとめ
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近年、インフルエンサーを活用したPRを行う企業が増えています。
インフルエンサーが第三者目線で投稿するため、自然な形で商品を宣伝できます。
今回は、Instagramでインフルエンサーを活用する際に重要な「ブランドコンテンツのタイアップタグ(ブランドコンテンツツール)」についてご紹介します。
この記事を読むと、
- インスタでインフルエンサーを活用する方法が分かる
- タイアップタグの設定方法が分かる
- タイアップタグを付けた投稿の効果測定ができる
インフルエンサー活用に興味のある方は必見の内容です!
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目次
1.Instagramのブランドコンテンツとは
Instagramはブランドコンテンツを「クリエイターやパブリッシャーが何らかの対価と引き換えに(ビジネスパートナーからクリエイターやパブリッシャーに金銭による報酬が支払われるなど)、ビジネスパートナーの商品やブランドを直接的または間接的に取り上げたコンテンツ」と定義しています。
つまり、
2.企業からインフルエンサーに対価が支払われている
2つを両方満たしている投稿が「ブランドコンテンツ」です。
SNSの活用が広まった現代においては、
企業自身が発信する情報よりも消費者のクチコミが重視される傾向があります。
(株式会社オールアバウト「買い物とインターネットに関する調査」 ,2017年を参考に作成)
インフルエンサーの投稿は、商品の感想をユーザーと同じ目線で伝えることができます。
企業のInstagram活用は、企業自身の情報発信だけでなく、影響力のある第三者の情報発信も積極的に活用していく必要があります。
2.ブランドコンテンツ活用の種類
Instagramでブランドコンテンツを活用する方法は2つあります。
1.タイアップ投稿
2.ブランドコンテンツ広告
どちらも企業からインフルエンサーに対価を支払いPR目的で実施するものですが、若干異なる点があります。
2-1.タイアップ投稿
タイアップ投稿とは、インフルエンサーが「自身のアカウント」で商品のPRを行います。
投稿は基本的にインフルエンサーのフォロワーに届きます。
インフルエンサーに関心のあるユーザーに届くので、エンゲージメントを獲得しやすい傾向があります。
2-2.ブランドコンテンツ広告
ブランドコンテンツ広告は企業がインフルエンサーのタイアップ投稿を「自社の広告」として配信します。
広告配信なので、インフルエンサーのフォロワー外にも広く配信されます。
より多くのユーザーにリーチしたい場合は、ブランドコンテンツ広告を利用すべきでしょう。
3.タイアップタグ(ブランドコンテンツツール)とは
「タイアップ投稿」および「ブランドコンテンツ広告」には、どちらもタイアップであることを示すタグが必要です。
正式名称は「ブランドコンテンツツール」と呼びます。
(引用元:Instagram「ブランドコンテンツ」)
3-1.導入の背景
一言で言うと広告の健全性を担保するためです。
SNSが普及しインフルエンサーの影響力が強まってくると「ステルスマーケティング(以下ステマ)」問題が顕在化してきました。
ステマとは、企業が対価を支払った広告にもかかわらず、あたかも自然に商品を使ったかのようにPRすることです。
ステマは、ユーザーの信頼性を欠く行為です。
広告かオーガニック投稿か、一目で分かるようにするための仕組みとして「タイアップ投稿タグ」が導入されました。
実は今までも、
・投稿に「#PR」「#プロモーション」などタグを付ける
・キャプション内で「〇〇社とのタイアップです」など関係性を明示する
ということは行われてきました。
しかしタイアップ投稿タグが実装されたことで、よりユーザーの目につきやすい位置で「広告である」ことが明示されるようになったのです。
3-2.タイアップタグを設定するメリット
(1)タグから企業のInstagramアカウントに誘導できる
企業とのタイアップ投稿タグから、企業のInstagramアカウントページにユーザーを遷移させることができます。
これにより、ユーザーはPRされている商品やサービスをさらに詳しく知ることができます。
企業側も、自社商品への興味が高いユーザーに自社アカウントを見てもらえます。
(2)タイアップタグの付いた投稿のパフォーマンスを確認できる
企業は、タイアップ投稿タグの付いたインフルエンサーの投稿について、パフォーマンスを確認できます。
これはFacebookインサイト機能から見ることができます。
詳細手順は「5.タイアップタグを付けた投稿の成果を確認する方法」をご覧ください!
パフォーマンスを詳細に確認できることで、タイアップの効果検証ができ、
今後も継続してインフルエンサーに依頼するかどうかを判断する材料となります。
4.タイアップタグの設定方法
ここからはタイアップタグの設定手順を詳しくご紹介します!
4-1.企業とインフルエンサー間で契約を締結
前提として、企業とインフルエンサー間でPR投稿に関する契約を締結しておきます。
契約締結における特に重要なポイントはこちらです。
・インフルエンサーへの報酬
・インフルエンサーの投稿の使用範囲(広告利用の可否など)
・コメント対応などの手順
上記を事前に認識を合わせておくとよいでしょう。
4-2.企業側の準備
次に、企業側で準備を進めます。
(1)Instagramをビジネスアカウントにする
企業側のInstagramアカウントを「ビジネスアカウント」に設定しておきます。
ビジネスアカウントにすると、企業が利用するのに便利な機能(ビジネスプロフィールやインサイト機能など)を利用できます。
【2021年最新】Instagram企業用ビジネスアカウントの作り方・注意点まとめ
(2)InstagramをFacebookページと連携する
タイアップタグをつけた投稿の成果は、Facebookページから確認できます。
InstagramアカウントをFacebookページに連携しておきましょう。
1.Facebookページを用意する
2.Facebookページの設定>Instagram を選択する
3.アカウントをリンクする
上記手順を写真付きで詳しく解説した資料も用意しています!詳細はダウンロードしご覧ください。
(3)タグ付け設定をオンにする
次に、タイアップタグのタグ付け設定をオンにします。
アカウントの設定画面より「ビジネス」>「ブランドコンテンツ」を選択します。
「コンテンツクリエイターを手動で承認」をオンにします。
(4)ビジネスパートナーとしてインフルエンサーを承認
次に、PR投稿をしてもらうインフルエンサーを承認します。
「コンテンツクリエイターを承認」をタップし、インフルエンサーを検索します。
ユーザーネーム(ID)・アカウント名の両方で検索できます。
インフルエンサーを見つけたら「承認」を選択します。
「承認済みのコンテンツクリエイター」に該当のインフルエンサーが表示されれば完了です!
4-3.インフルエンサー側の準備
企業側の準備が完了したら、インフルエンサー側で準備をします。
(1)フィード投稿でタイアップタグをつける場合
投稿の作成画面で「詳細設定」>「タイアップ投稿ラベルを追加」をタップします。
次に「ブランドパートナーを追加」より、承認されているブランドパートナー(企業アカウント)を「追加」します。
投稿とブランド(企業アカウント)の紐付けが正しいか確認します。
このとき、ブランドコンテンツ広告を配信する場合は「ブランドパートナーによる宣伝を許可」をオンにします。
タイアップ投稿のみであればオフのままで問題ありません。
「完了」を押して投稿しましょう。
正しく設定できていれば、投稿の上部に「〇〇とのタイアップ投稿」というラベルが追加されます。
(2)ストーリーズ投稿でタイアップタグをつける場合
ストーリーズ投稿でタイアップタグをつける場合は、ストーリーズ作成画面で「タグ付けマーク」をタップします。
そして「タイアップ投稿ラベルを追加」をオンにします。
あとはフィード投稿と同様の手順で、
①ブランドパートナー(タイアップする企業アカウント)を追加
②ブランドコンテンツ広告の場合は「ブランドパートナーによる宣伝を許可」をオン
上記を設定したのち投稿しましょう!
4-4.タイアップタグの注意点
(1)作成したばかり・放置していた企業アカウントだとタイアップタグを使えないことも
企業のInstagramアカウントでも、
・作成したばかりでフォロワーがほとんどいない
・作成後しばらく放置していてアクティブな状態ではなかった
などの場合、タイアップタグを使えないことがあります。
フォロワー数の基準は明確化されていませんが、審査をリクエストするにはアカウントが30日間アクティブである必要があります。
放置せずにアカウントにログイン→定期的に投稿しフォロワーを増やすことが重要です。
ブランドコンテンツツールの利用ポリシーについては、下記をご覧ください。
Instagramヘルプセンター「Instagramのパートナー収益化ポリシー」
(2)基本的にはスマホで設定・投稿する
企業側のタグ承認設定やインフルエンサー側の投稿は、基本的にスマホから行いましょう。
ただしインフルエンサー側の投稿については、クリエイタースタジオを使えばPCからも可能です。
しかしクリエイタースタジオでは「ブランドパートナーによる宣伝を許可」欄がないので、ブランドコンテンツ広告を併用する場合はスマホから操作しましょう。
5.タイアップタグを付けた投稿の成果を確認する方法
タイアップタグがついたブランドコンテンツは、Facebookページの「インサイト」より企業側でも成果を確認できます。
Facebookページの「インサイト」より「ブランドコンテンツ」を選択します。
すると、タイアップタグが付いたインフルエンサーの投稿に関するパフォーマンスを見ることができます。
フィード投稿は有効期限なく結果を確認できますが、
ストーリーズ投稿についてはデータを確認できる期限が14日間となりますので注意です。
参考:Instagram Business「Instagramのブランドコンテンツツール」
6.まとめ:Instagramブランドコンテンツでインフルエンサーを積極的に活用しよう!
タイアップ投稿タグは、Instagramでインフルエンサーを活用したPRに欠かせない設定でした。
本記事の内容をまとめると、
- タイアップ投稿タグは広告の健全性を保つために必須の設定
- 企業側・インフルエンサー側の両方で準備が必要
- Facebookインサイトでパフォーマンスを確認すべし
インフルエンサー活用には、PRの目的や商品の特性に応じて最適なインフルエンサーを選ぶことが重要になります。
特に地方企業の場合、一般的なインフルエンサーよりも地方のフォロワーに共感してもらいやすい「ローカルインフルエンサー」を活用すると、直接的な効果が出やすいこともあります。
しかしローカルインフルエンサーは意外と探すのに手間がかかります。
ユニークワンでは、Webマーケティングの知見をもとにローカルインフルエンサー検索ツールを開発しました。
「インフルエンサーを活用したPRを実施してみたい!」とお考えの方は、ぜひご相談ください!