【全7種類】YouTube広告の種類・出し方を丁寧に解説!費用やターゲティングも分かる
縦型動画とは、主に9:16の比率で作成され、スマートフォンを縦にしたままフルスクリーンで視聴できる動画です。
TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートなど、縦型動画を活用できる媒体は増えています。SNS活用をしている企業が、縦型動画について理解することは必須になってきました。
しかし、SNSに苦手意識をお持ちの方にとっては
「縦型の動画って媒体別に特徴はあるの?」
「作成の方法・コツが分からない」
と感じるのではないでしょうか。そこで今回のコラムでは、下記を解説します。
- 縦型動画の特徴・投稿メリット
- 動画作成時のコツ・各媒体の注意点
- おすすめの動画編集ツールや事例
投稿作成が苦手・SNS初心者、という方にも分かりやすく解説します。
ユニークワンではWebマーケティング事業を展開する企業として、50以上の業種、計1,250社のデジタルコミュニケーションを支援してきました。
SNS運用支援に関するご相談も多く承っております。お気軽にこちらよりお問い合わせください。
目次
1.縦型動画とは
縦型動画は、9:16の縦に長い動画の事を指し、スマートフォンを縦にしたままフルスクリーンで視聴できます。
損保ジャパン株式会社が実施した若者の動画視聴実態調査によると、Z世代は他世代と比較して、縦型ショート系動画(Tik Tok、YouTube Shorts、Instagramリール)を視聴している割合が高いという結果が出ています。
(引用元:損害保険ジャパン株式会社調べ|損保ジャパン『Z世代映像研究課』設立!【若者の動画視聴実態】を調査 Z世代の“快適”な視聴速度は1.5倍速、他世代と比べて約1.2倍のセリフ量をストレスなく理解していることが判明)
縦型動画が流行している理由として、2つ挙げられます。
一つ目は、スマートフォンの普及です。スマートフォンは縦に長く、画面いっぱいに表示される縦型動画は相性が良いです。
二つ目は、縦型動画に対応した媒体が増えたことです。TikTok・Instagramリール・YouTubeショートなど、活用できる場所があります。各媒体の特徴や、動画作成時の注意点などは、後ほど詳しく解説します。
2.縦型動画を活用するメリット
縦型動画を活用することで、得られるメリットがあります。
2-1.スマホを縦のまま視聴でき、受け入れられやすい
縦型動画はスマートフォンをわざわざ横向きにして視聴する必要がありません。フルスクリーンで表示されるため、画面占有面積が大きく、インパクトがあります。
また、TikTokの調査によると、横型画面の広告よりも縦型全画面の方が「広告認知」「購入・利用意向」が高くなっていることが分かります。
(引用元:TikTok For Business初のクリエイティブリサーチ 高い広告効果を生む、4つの法則とは!?)
2-2.完全視聴率が高い
ショート動画広告で使用される縦型動画は横型動画に比べると完全視聴率が9倍以上という調査結果もあります。
完全視聴率とは、実際に動画を最後まで視聴した人の割合です。
参考:Vertical video pays off for Snapchat|USA TODAY
2-3.フォロワー外のユーザーに見てもらいやすい
例えば、インスタグラムのリールでは「リールタブ」はもちろん、「発見タブ」「ハッシュタグ検索」など投稿の表示箇所が多いです。
縦型の動画は、「新しいものを見つけたい」という心理で閲覧する箇所に多く表示されるので、フォローしていないアカウントの投稿も見てもらいやすいです。
続いて、縦型動画を活用できる主な媒体を解説します。
3.Instagramリール
3-1.Instagramリールの特徴
リールは2020年8月5日にリリースされました。Instagram上でリールの作成・編集も行えます。
(引用元:Instagram、短尺動画を作成・発見できる新機能「リール」を発表 | Metaについて)
様々なテンプレートやエフェクト、楽曲があり、アプリ一つで動画を作成・編集・投稿までできます。
ユーザーは、じっくり見るよりはサクサクと色々なリール動画を視聴します。リールタブや発見タブなど、様々な場所に表示されるメリットがあります。
▼Instagramリールについてはこちら
Instagram「リール」とは?事例・投稿の作り方・フォロワーを増やすポイントを丁寧に解説!
Instagramの「リール(Reels)」はBGMやエフェクトなどを使って、ユーザーの心をつかむショート動画を簡単に作ることができます。今回はリール動画のイロハを解説します。
3-2.Instagramリール作成の基本
Instagramリールは基本、縦で撮影したものを使用しましょう。Instagramのアプリ内で動画を編集すると自動でこの比率に調整されるため、推奨比率でない素材を選択した場合、見切れてしまう可能性があります。
推奨解像度 1080×1920px
URL貼り付け 不可
また、リールのカバー画像を選択するときも注意が必要です。カバー画像とは、リール動画の表紙画像のようなもの。動画とは別に設定することが可能です。
リールなので縦型画像を選択することが必要ですが、プロフィールのグリッドに表示されるときは正方形(1:1)になります。
そのため、縦型で作成しつつも、正方形にした時に不自然にならないよう気をつけてください。
4.TikTok
4-1.TikTokの特徴
TikTokとは、縦型の短尺動画を作成・シェアできるSNSです。主に若年層からの人気が高いですが、現在は40代男性を中心に、働く世代のユーザーからの視聴も少なくありません。
TikTokは拡散力が高いため、広く認知拡散できる可能性があります。
また、企業感・広告感の薄い動画を簡単に作成・シェアできることから、企業がTikTokを活用する事例も増えています。
(引用元:TikTok ビジネスヘルプセンター Spark Ads作成ガイド)
▼TikTokについて詳しくはこちら
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TikTokとは、短尺動画を作成・シェアできるSNSです。今回は、TikTokの特徴や投稿方法だけでなく、企業がTikTokを効果的に活用するためのコツも詳しく解説します!
4-2.TikTok作成の基本
TikTokの縦型動画の最適なサイズは下記です。
推奨解像度 1080×1920px
URL貼り付け 不可
TikTokは「暇つぶし」や「ながら見」を目的として試聴されることが多いです。そのため、動画のクオリティは低くても問題ありません。
親しみやすく、視聴者の共感を得られるコンテンツ制作が重要です。
5.YouTubeショート
5-1.YouTubeショートの特徴
YouTubでは横長の動画が多く投稿されているイメージですが、YouTube内で視聴できる縦型の動画「YouTubeショート」も利用するユーザーが増加しています。
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昨今、多くの企業がプロモーション・採用を目的にYouTubeを活用しています。今回のコラムでは、企業のYouTube活用について丁寧に解説します!
5-2.YouTubeショート作成の基本
YouTubeショートの最適なサイズや解像度はTikTokと同様ですが、他媒体と異なるのがURLを貼り付けできる点です。
推奨解像度 1080×1920px
URL貼り付け 可能
1分以下の短い動画です。通常のYouTubeの動画のように横長(16:9)のクリエイティブはYouTubeショートとして認識されません。ただし、正方形(1:1)のクリエイティブはYouTubeショートとして認識します。
6.おすすめ動画編集ツール
動画作成のコツを踏まえて、実際に動画を編集する際、おすすめの方法を3つご紹介します。
6-1.媒体上で編集
簡単な動画の編集や文字入れ、エフェクト追加などは媒体上で作成・編集・投稿することができます。
例えば、Instagramリールを作成する時の音源について。他アプリを使用すると著作権の面など注意すべき点が出てきます。
一方で、Instagram上にある音源を選択し、Instagram上にアップロードする分には著作権を心配する必要はありません。
6-2.iMovie
iMovieとは、Appleが提供する無料で使える動画編集ツールです。パソコンを使用しなくても、スマートフォンで編集も可能です。
操作は簡単で、動画編集初心者でも直感的な操作ができます。
(App Storeより引用)
注意点としては、WindowsユーザーやAndroidユーザーは使用できないということです。また、編集の自由度が限られた機能もあります。
より高度な編集・クオリティの高い動画を作成する場合は、他アプリも検討すると良いです。
6-3.Canva
スタイリッシュなデザインを簡単に作成できる無料の画像編集ツール。もちろん、動画も作成することができます。
(引用元:Canvaサービスサイト)
豊富なテンプレート・素材を利用できるので、初心者でも「プロのような」コンテンツを作成できるのが特徴です。
▼Canvaの使い方についてはこちら
Canva(キャンバ)の使い方を【初めから丁寧に】解説|初心者でも無料でプロ並みの画像が作れるツール
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7.縦型動画を作成する際のコツ
縦型動画を作成する際に、「やっちゃダメなこと」や「押さえておくべきポイント」を詳しく解説します。
前提として、動画素材は縦型であることが基本です。スマートフォンであれば、縦のまま撮影したものを使用しましょう。
7-1.様々なボタンや文字と被らないようにする
媒体ごとで異なりますが、下部にキャプションの文字やハッシュタグ・右横にいいねやコメントなどのアクションボタンが表示されます。
この文字やボタン部分に、動画内の文字や見せたいカットを被らせないようにしましょう。
7-2.冒頭2秒で惹きつける
動画をスワイプされないように、冒頭2秒でユーザーの心をつかみ、最後までみてもらう工夫が必要です。
例えば、冒頭にキャッチーなフレーズを入れる・最もインパクトのある動画を差し込む・見出し内容を文字入れして見せる、などです。
7-3.音ハメやテンポが良い動画にする
「同じシーンや画角の動画が続く」「間が長い」「音楽とカットの切り替えがマッチしていない」などは、ユーザーの離脱に繋がります。
損害保険ジャパンが行った「世代別の動画視聴態度の実態」調査では、倍速で動画を視聴するか、という質問に「する」と答えたのは「Z世代(18〜26歳)」が最も多く、70.0%だったそうです。
また、Z世代は「テンポ/スピード感が速い動画が増えている」と感じており、若い世代がテンポの早い動画に慣れ親しんでいることが分かります。
(引用元:損害保険ジャパン株式会社調べ|損保ジャパン『Z世代映像研究課』設立!【若者の動画視聴実態】を調査 Z世代の“快適”な視聴速度は1.5倍速、他世代と比べて約1.2倍のセリフ量をストレスなく理解していることが判明)
7-4.トレンドの音源を使用する
トレンドの楽曲を使用することでユーザーに発見されやすく、試聴回数も伸びやすくなります。
Instagramリールでは、運営しているアカウントが指定する実績を達成すると、トロフィーマークが増える仕組みになっています。「アチーブメント数」の項目に、「トレンドスポッター」という、トレンドの音源などを早く使うと獲得できる実績があります。
このように公式にトレンドの音源使用が推奨されています。
ちなみに「アチーブメント数」はインサイトにて確認することができます。インサイトについて詳しくは下記コラムをご覧ください。
インスタのインサイトの見方とは?表示されない時の対応方法やリーチ・トロフィーマークの意味まで丁寧に解説!
Instagram(インスタ)のインサイトとは、Instagramが公式に提供している分析ツールのことです。今回はインサイトの見方や表示されないときの対処法など詳しく解説します!
7-5.その他気をつけるべきポイント
Instagramからは避けるべき要素も紹介されています。
・他アプリのロゴ等が含まれたような、転載された動画
・枠線がついた動画
・テキストが多い動画 (引用元:Tips for Getting Discovered in the Reels Tab こちらを日本語訳しています。)
こちらはInstagramに限らず、他媒体にもいえます。「やってはいけないこと」を守った上で、おすすめ要素を動画に反映させるようにしましょう。
7-6.プロに依頼する
動画編集ツールが使い慣れなくて工数がかかってしまう場合や、動画を作成したがユーザーから反応が得られないなんてことも。
そんな時は、SNS運用や、制作に詳しい会社へサポートを依頼することも考えましょう。
ユニークワンではWebマーケティング事業を展開する企業として、50以上の業種、計1,250社のデジタルコミュニケーションを支援してきました。
SNSに関するお悩みも承っています。お問い合わせは、こちらからお気軽にどうぞ。
8.まとめ:トレンドの縦型動画を活用してフォロワーを増やそう!
今回は縦型動画について詳しく解説しました。
- 縦型動画は受け入れられやすく完全視聴率も高い
- リール・TikTok・YouTubeショートなど活用できる媒体も増加
- 動画作成時に「やってはいけないこと」「やるべきこと」を反映させる
ユニークワンではSNS運用・コンテンツ制作に関するご相談も多く承っております。詳しくはこちらよりお問い合わせください。