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リアルタイムに広告の効果が把握でき、広告費の調整やクリエイティブの変更などをおこなえる「運用型広告」。
低コストで効率的な広告配信をおこなうことができる一方、設定する上で運用担当者が引っかかりやすい落とし穴がさまざまあることをご存知ですか?
この記事では、株式会社ユニークワンの広告運用グループメンバーによる「運用型広告にありがちな落とし穴」を、Facebook編&Google編として紹介します。
Web広告のインハウス化を検討している企業の担当者様はぜひ参考にしてみてください!
目次
1.運用型広告の落とし穴〜Facebook編〜
1-1.Facebook広告は自動でInstagramにも配信される
ビジネスパーソン向けの広告や、住宅、クルマなどの高額商材と相性がいいFacebook広告。
InstagramやFacebook以外のサイトにも自動で掲載されることをご存知ですか?
広告設定画面で「配置」の項目を変更しないと、上記画像のようにInstagramやMessengerでも配信されてしまいます。
「Facebook上だけで広告を配信したい!」という場合は注意が必要です。
【関連記事もぜひお読みください】
意外と知らないFacebookとInstagramの関係!アカウント連携のやり方とメリット
1-2.Facebook広告の自動ルール(配信曜日や時間指定)に注意
Facebook広告では、細かい配信スケジュールが設定できる「自動ルール」が存在します。
ただしこの自動ルール、「1度のみ発動」という指定ができません。
「30分おき」「毎日」「特定の曜日だけ」など指定することはできますが、一度指定すると変更しない限りこの条件が永続的に実行されます。
たとえば「予算を使いすぎたから〇日から一旦停止しよう!」と停止ルールを設定した場合、後日再開させたときに同様の停止ルールが発動し、配信されていなかった…というミスも起こりかねません。
曜日指定、時間指定などを行なった場合は注意が必要です。
2.運用型広告の落とし穴〜Google編〜
2-1.検索広告ではディスプレイ配信が標準でONになっている
Googleでは、リスティング広告(検索広告)の配信時に「Googleディスプレイ ネットワークを含める」がデフォルトでオンの状態になっています。
検索結果画面だけに配信したい場合は、チェックをはずしてオフにしておきましょう。
2-2.居住者?訪問者?関心が高い人?地域ターゲティングの詳細までチェック!
インターネット広告の強みは、地域を細かく指定して広告配信を行える点にありますが、「その地域に住んでいる人」に配信するのか「その地域に関心が高いユーザー」に配信するのかといった点に気をつかう必要があります。
Google検索の場合、
「ターゲット地域にいるユーザー」
「ターゲット地域をよく訪れるユーザー」
「ターゲット地域に関心を示したユーザー」の3種類があります。
たとえば、新潟市内在住の人向けに広告配信をしたいと考えていても「ターゲット地域に関心を示したユーザー」にも配信してしまうと「新潟市に興味を持っているユーザー」にも広告を配信してしまいます。
店舗ビジネスなど、その地域に住んでいる人やその地域によく行く人にのみ広告配信をしたい場合は「所在地:ターゲット地域にいるユーザー、ターゲット地域をよく訪れるユーザー」の項目を選んでおくと安心です。
3.【番外編】他にもある!Google・Facebook共通の落とし穴
3-1.広告文の差し替えミスに注意
インターネット広告配信で危ないのが「広告文の差し替え忘れ」です。
「1月2月に来場してくれたお客さまへ限定特典あり」などの文言が3月に表示されてしまった、などのミスが起きないよう気をつける必要があります。
特に、広告文にキャンペーンの期間情報(「1月末まで」「2月限定」などの文言)が入っており、次月もキャンペーン延長が決まった際などは要注意です。
3-2.入稿段階ではキャンペーンを「OFF」に
広告管理画面で入稿作業をする際、設定終了後はかならずキャンペーンをOFFの状態にしておく必要があります。
設定終了後に自動でONになってしまうため、今すぐ配信開始したいという場合でなければ、必ずOFFにするようにしましょう。
3-3.キャンペーン終了日は要チェック
終了日の設定に誤りがあると、予定していた広告配信期間よりも長く配信してしまったり、いつの間にか配信停止になっているといったことも起こりえます。
予算の状況もチェックしつつ、予定通り配信できているかはこまめに確認しておきましょう。
3-4.リマーケティングタグの未設置
一度Webサイトに訪問したユーザーに広告を配信する「リマーケティング(リターゲティング)」。
サイト内に「リマーケティングタグ」を設置していないと機能しません。
サイト訪問者を対象に広告を配信するはずが、タグを設置していなかったせいで全然配信されない、とならないよう、Webサイト管理者側としっかり連携する必要があります。
3-5.自動入金設定時はカード上限額に注意
インターネット広告はクレジットカード払いが主流です。自動でスピーディに入金ができるため便利な一方、クレジットカード側の上限額を超えてしまうと入金とともに配信もストップしてしまいます。
あらかじめカードの限度額を把握しておいたり、予備のカードも用意しておきましょう。
おわりに
運用型広告でミスに繋がりかねない落とし穴について紹介しました。
配信設定も出稿も気軽にできるのがインターネット広告のよさですが、ちょっとした設定の誤りで思い通りの広告配信ができなかったり、予算を無駄に使ってしまうといったことがないよう、気をつけながら活用してみてくださいね!
ユニークワンでは、インターネット広告の運用に関するご相談も随時受け付けております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。