コラム

【初心者向け】運用型広告とは?仕組みや種類、成果を出すためのポイントを解説!

公開: 更新: インターネット広告

サイトからの問い合わせや購入を増やしたい!と考えた時、インターネット広告は大いに役立ちます。

なかでも「運用型広告」と呼ばれるタイプの広告が主流となっています。手軽に始められる一方、専門性が高いため効果的に運用できていない広告主様も多いです。

今回の記事を読むと、

  • 運用型広告の種類や仕組みがわかる
  • 運用型広告で成果を出すためのポイントがわかる

運用型広告広告をよく知らない初心者の方でもすぐわかる解説になっています!

 

1.運用型広告とは?3つの特徴

運用型広告とは、広告主がターゲットや予算、クリエイティブ(配信内容)を自由に変更し、効果を高めることができるネット広告です。

1-1.細やかなターゲティングができる

運用型広告は、マス広告(TVやラジオなど)と比べて細やかなターゲティングができます。特定の性別や年齢、地域といった属性ではもちろん、ユーザーの興味関心やWEBサイトの訪問履歴といった行動パターン別にもピンポイントに狙い撃ちできます。

1-2.成果課金型である

運用型広告の金額は、掲載したい広告枠に都度入札するオークション制により決定します。オークションに勝った後、ユーザーのアクションが発生して初めて課金されます。

1-3.効果測定・改善ができる

運用型広告は、配信状況をリアルタイムに確認することができます。オークションの状況を見て入札単価を調整したり、パフォーマンスの悪い広告を停止するなど、効果測定を行い改善することができます。

 

2.運用型広告が配信される仕組み

2-1.入札(オークション)とは?

運用型広告で一番の特徴といえるのが「入札(オークション)」の概念です。言葉から連想される通り、ある広告枠に対して複数の広告主が「入札したい!」と手を挙げ、その中から選ばれた広告主が広告を配信できます。

ただし、単純に「入札額」だけで勝負が決まるわけではありません。現在はGoogleなど広告配信プラットフォームはシステムが高度になり、広告の品質や誘導先サイトの内容、ユーザーの状況なども含めて総合的に入札の勝者が決定されています

詳細な仕組みは各広告媒体の公式サイトをご確認ください!

Google広告Yahoo!広告Facebook/Instagram広告Twitter広告LINE広告

 

2-2.運用型広告の課金タイプ

一言で「入札」といっても、運用型広告には様々な課金タイプがあります。ここでは、代表的な5パターンをご紹介します。

課金方式 説明
クリック課金(CPC型) 広告がクリックされると費用が発生
インプレッション課金(CPM型) 広告が表示されると費用が発生
視聴課金(CPV型) 広告が視聴されると費用が発生
フォロー課金(CPF型) SNSでアカウントがフォローされると費用が発生
インストール課金(CPI型) アプリがインストールされると費用が発生

例えばクリック課金型の広告枠に入札したい場合は、「1クリック〇円まで払えます!」と手を挙げるイメージです。

 

3.運用型広告の種類

3-1.リスティング広告(検索連動型広告)

最もメジャーといえるのが「リスティング広告」。ユーザーが検索したキーワードに応じて検索エンジンに広告を出稿できます。自然検索結果よりも上に表示されるので、ユーザーの目につきやすいです。

Google広告Yahoo!広告より引用

自ら積極的に情報を検索しているユーザーに表示できるので、資料請求や商品購入といった成果を狙いたい!という方にぴったりの広告です。

ただし、成果につながりやすい分入札競争が激しい傾向にあるため、ほかの広告タイプに比べて費用は若干高めです。

こんな方におすすめ 資料請求や商品購入といった成果を狙いたい!という方
ターゲティング方式 特定の検索キーワード
掲載場所 検索エンジンの検索結果
課金方式 クリック課金がメイン
費用相場 1クリック100円~500円程度
※商材・配信設定によって異なる

リスティング広告の詳細についてはこちらの記事もぜひご覧ください!

【2020年12月最新】リスティング広告(検索連動型広告)とは?仕組み・特徴・注意点を解説!

 

3-2.ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、WEBサイト上に画像やテキストの組み合わせで配信される広告です。

様々なWEBサイトに広く表示されるため、自社の商品を知らないユーザーに商品を知ってもらいたい場合に役立ちます。また、ユーザーの興味関心やWEB上での行動といった細かなターゲティングができたり、どのWEBサイトに配信するかも選ぶことができます。

Google広告Yahoo!広告より引用

こんな方におすすめ 自社の商品やサービスの認知度を高めたい!という方
ターゲティング方式 ・ユーザーの属性や興味関心、WEB上の行動
・配信先のWEBサイト
掲載場所 WEBサイトやアプリ
課金方式 クリック課金・インプレッション課金
費用相場 1クリック10円~100円程度
※商材・配信設定によって異なる


3-3.SNS広告

その名の通り、SNSサービスのタイムラインやフィードなどに配信される広告です。通常投稿に混じって配信されるため、広告感が薄く興味を持ってもらいやすいのが特徴です。SNSの一番の特徴は「拡散性」。ユーザーにとって「面白い!」と興味を持ってもらえると、広告が拡散されることがあります

ほかの広告タイプに比べターゲティング精度が高いのもSNS広告ならではです。ユーザーが登録しているプロフィールに応じてターゲティングできるため、より正確なターゲティングができます。

Instagram広告 | Instagram for BusinessTwitter Ads formats  より引用

こんな方におすすめ 商品やサービスを特定のターゲットに知ってほしい!という方
ターゲティング方式 ユーザーの属性や興味関心、SNSやWEBサイト上での行動など
掲載場所 SNS上のフィード、ストーリーズなど
課金方式 クリック課金・インプレッション課金・フォロー課金など
費用相場 1クリック50円~200円程度
※商材・配信設定によって異なる

SNS広告は、各メディアによってユーザー属性が異なるため向いている商材・サービスが異なります。詳細はこちらの記事をご覧ください!

【事例あり】SNS広告の基本を解説!種類やメリットをご紹介!

 

3-4.動画広告

動画広告は、YouTubeの再生前・再生中に挟み込まれたりSNS上でも流れたりする広告です。写真やテキストに比べ、短時間で印象的にユーザーへ情報を届けることができます。ほかの広告タイプに比べ比較的低い単価で広告を視聴してもらえるため、自社のサービスをたくさんの人に知ってほしい!という方におすすめです。

Google広告Instagram広告 | Instagram for Business より引用

こんな方におすすめ 自社の商品やサービスの認知度を高めたい!という方
ターゲティング方式 ・ユーザーの属性や興味関心、SNSやWEBサイト上での行動
・配信先のチャンネル など
掲載場所 YouTube動画、SNSフィード・ストーリーズなど
課金方式 視聴課金・インプレッション課金など
費用相場 視聴1回あたり数円~10円程度
※商材・配信設定によって異なる

動画広告については別の記事でも解説していますのでこちらもご覧ください!

動画広告は何種類?YouTubeやSNS動画広告のメリット、活用事例も紹介

 

4.成果を出すための3大ポイント

4-1.配信状況を日々確認・調整する

運用型広告では、配信状況をリアルタイムで確認・入札額を日々調整することが重要です。

たとえばリスティング広告の場合、「キーワードAは資料請求につながりやすいが競合も多いので500円に」「キーワードBは競合が少ないので100円に」といった細やかな調整が重要です。

複数の広告タイプを配信している場合、それぞれの管理画面で確認するのは手間なので、下記でおすすめしている広告運用ツールをぜひお使いください。

広告運用自動化ツールを徹底比較!運用管理やレポート作成ツール8選

4-2.PDCAを回してターゲットやクリエイティブを改善していく

ピンポイントにターゲットが狙える運用型広告では、狙ったターゲットが適切なアクションをしているかをチェックし、必要に応じて改善していく必要があります。

例えば30-40代の女性を狙ったインスタ広告を出稿しているとします。30代ユーザーからは多くクリックされているが40代ユーザーからはあまりクリックされてない、という場合は

・ターゲットを30代に絞る

・40代向けのクリエイティブを変更

といった改善が必要になります。一度広告配信が開始したあとも、継続的に改善することが重要です。

4-3.広告以外の集客や誘導先サイトも合わせて改善する

運用型広告はあくまで集客手段のひとつです。自然検索や自社SNSといったほかの集客方法にも間接的に影響を与えることもあります。

また、いくら素晴らしい広告クリエイティブでも遷移先のサイトが微妙だと、せっかくサイトを訪れたユーザーも離脱してしまいます…

広告の効果を最大限高めるには、サイト全体のアクセス分析サイト自体の改善も合わせて行うことがポイントです!

 

5.まとめ:運用型広告は日々の調整・継続的な改善が重要!

低予算から手軽に出稿できる運用型広告。しかし、入札額の調整や広告クリエイティブの変更、誘導先サイトの改善…といった手間が多いのは事実です。

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