YouTubeで収益化する条件とは?広告収入の仕組み・企業のYouTube活用方法を解説!
昨今、多くの企業がプロモーション・採用を目的にYouTubeを活用しています。
自分の会社でもYouTubeを活用してみたいけれども「YouTubeチャンネルを立ち上げると、手間がかかりそう…」「成果を上司に伝えるのが難しい…」など、懸念がある方もいるはずです。
しかし、企業でYouTubeを活用するには「チャンネル単体で収益を上げる」以外にも様々な方法があります!
今回のコラムでは、企業のYouTube活用について下記を解説します!
- 企業でYouTube活用が重視される背景
- YouTube活用における3つの壁と乗り越え方
- 企業がYouTubeを活用する5つの方法・成果を高めるコツ
- YouTubeを企業で活用している事例
ユニークワンでは、動画活用・YouTubeチャンネル運用に関するご相談も多く承っております。詳しくはこちらよりお問い合わせください。
目次
1.企業のYouTube活用が重視される背景
企業のYouTube活用が重要視されている理由は、大きく4つあります。
1-1.動画は短い時間で多くの情報を伝えられる
動画1分間の情報量は、Webサイト3,600ページ分に相当するといわれています。そのため、商品やサービスを「知るきっかけになった」「好きになった」という態度変容が起こりやすいのも特徴です。
1-2.YouTubeは幅広いユーザーへリーチできる
日本におけるYouTubeの利用者数は7,000万人以上(18歳以上の国内月間ユーザー数/2022年5月時点,Think with Googleより)。これは、18歳以上の日本人の65%以上に上ります。
「SNS」というと「若年層が利用する」イメージがあるかもしれません。しかしYouTubeは、幅広い世代に利用されている動画プラットフォームです。
1-3.購買行動に強い影響力がある
YouTubeは、ユーザーの購買行動にも大きく影響を与えています。
Googleの調査によると、YouTubeを通じてよりよい商品・新たな商品と出会う機会が増えていることが分かります。
・YouTubeの影響で、もともと買う予定のなかったものを買ったことがある:71%
(引用:Think with Google「生活者に選ばれる YouTube、商品購入に強い影響力 —— 「ブランド・ジャパン」でも 1,000 ブランド中 1 位」)
1-4.SEOにも効果的
YouTubeを利用することで、SEOにも寄与できます。動画を活用したSEOを「VSEO」とも呼びます。
情報を積極的に検索しているユーザーに動画が表示されることで、新たなリーチを獲得できる可能性が高まります。動画に関するSEOは、大きく分けて2つの意味があります。
(1)検索エンジン上で動画が表示される
検索エンジンでは、検索キーワードに最適な動画が上部に表示されることがあります。
例えば「自宅 ストレッチ」と検索すると、上部に動画が表示されます。動画のタイトル・概要欄にキーワードを入れるなどの工夫をすることで、検索エンジン経由で見つけてもらえる可能性が高まります。
(2)YouTube内の検索で動画が表示される
近年、YouTube内で検索する方が増えています。株式会社GO TO MARKETの調査によると、YouTubeは検索に使うプラットフォームとして、Google、Yahoo!に次いで3番目に多く利用されています(参考:ナイル株式会社「ユーザーの検索行動に関するアンケート調査|2022年8月実施」)。
YouTube検索における表示順位は、動画の品質や検索クエリとの関連性など、さまざまな要素が考慮されます。
YouTube 検索は、最適な検索結果を提供するための主要要素として、関連性、エンゲージメント、品質の 3 つを重視しています。これら 3 つの要素に割り当てられる重要度は、検索の種類によって異なります。
(引用元:YouTube 検索 – YouTube のしくみ)
2.企業のYouTube活用における3つの壁
「YouTubeを活用したいけど、腰が重い…」という方も多いのではないでしょうか?ここでは、企業のYouTube活用における壁と、乗り越えるためのポイントを解説します。
2-1.動画制作のリソースが不足
YouTube用の動画を制作するリソースがない、というのはメジャーな課題です。
動画の企画・制作・編集をできる人材がいない。幸い、スキルのある方がいたとしても時間がない…。こういった人的・時間的リソース不足に嘆く声は多くうかがいます。
YouTubeチャンネルを運営するのであれば、最低でも1名は専任で動画制作に取り組むべきといえます。社内で人材を確保できない場合は、外部の支援会社に依頼するべきです。
ユニークワンでは、YouTube活用に関する支援を承っております。詳しくはこちらよりご相談ください。
2-2.コンテンツの幅が限られる
個人のチャンネルと比べて、企業のYouTubeチャンネルは企画の幅が狭くなってしまうことが多いです。企業の場合、顧客・社員など、考慮すべきステークホルダーが多いためです。
しかし、企業チャンネルでもユーザーの興味を惹くコンテンツを発信している事例は多数あります。詳細は「6.企業のYouTube活用事例」をご覧ください。
2-3.YouTube運営の効果測定が難しい
YouTubeチャンネルは、登録者数・再生時間の条件をクリアすることでチャンネル単体で収益を生むことができます。しかし、企画の幅が限られる企業チャンネルにおいて収益化はかなり困難なのが現状です。
そのため、企業のYouTubeチャンネルを立ち上げたとしても「売上にどう影響してるの?」「どういった効果があるの?」と客観的に説明しにくいのではないでしょうか?
企業チャンネルの場合、「YouTube単体で直接的な収益を得よう」とすると上手くいきません。「新規ユーザーからの認知獲得」「商品・サービスへの理解促進」など、購入をアシストするチャネルだと社内で認識を合わせることが大切です。
施策を評価する際も、数値だけでなく定性的な振り返り(アンケートなど)も併せるのをおススメします。
3.企業がYouTubeを活用する5つの方法
企業がYouTubeを活用するには、主に5つの方法があります。
方法 | 内容 |
1.チャンネル自体を収益化 | ・条件を満たすと、YouTubeパートナープログラムに参加可能 ・チャンネル登録者数・総再生時間など、条件クリアが難しい |
2.YouTube広告の配信 | ・動画再生の前後・再生中に流れる動画広告を配信 ・認知拡大から成果獲得まで、さまざまな目的に対応 |
3.インフルエンサー活用 | ・影響力のあるクリエイターから発信してもらう ・インフルエンサー選びがポイント |
4.サービス紹介動画 | ・商材・サービスの紹介動画をアップロード ・営業活動の効率化につながる |
5.ライブ配信 | ・YouTubeライブでセミナー・説明会などを配信 ・アーカイブ動画を残せる |
それぞれの手法について、解説します。
3-1.チャンネル自体を収益化する
YouTubeを再生していると、動画の最初や途中に広告を見かけます。「広告が再生されれば、チャンネル内の動画も収益がもらえるのでは?」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
実は広告収益以外にも、YouTubeチャンネルを収益化する方法はたくさんあります。
収益化には「YouTubeパートナープログラム」に参加する必要があります。しかし、プログラムの参加にはいくつかの条件をクリアする必要があります。
諸条件の中で、特にハードルが高いのは「チャンネル登録者数」と「総再生時間(視聴回数)」の条件です。
(2)動画の再生時間(視聴回数)
「公開動画の総再生時間:4,000時間以上(直近12か月間)」または「ショート動画の視聴回数:1,000万回以上(直近90日間)」
(※参考:YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格|YouTubeヘルプ )
上記の(1)と(2)を、どちらも満たす必要があります。
YouTubeチャンネルの収益化については、下記コラムもご覧ください!
YouTubeで収益化する条件とは?広告収入の仕組み・企業のYouTube活用方法を解説!
この記事では、YouTubeで収益化する方法や条件、収益化を目指すためのポイントを解説します。
一般的なチャンネルに比べ、企画の幅が限られる傾向がある企業チャンネルでは、収益化条件のクリアが難しいと考えられます。次から紹介する方法も参考にしつつ、YouTubeを活用するのがおススメです。
3-2.YouTube広告の配信
短期で確実に成果を上げたい場合は、YouTube広告の配信がおススメです。
YouTube広告は、Googleのデータを用いてさまざまなターゲティングが可能。狙いたいユーザーへピンポイントに動画を見てもらいやすいです。
また、認知拡大から成果獲得まで、さまざまな目的に対応したフォーマットがあるのも特徴。詳細については、こちらのコラムもご覧ください!
【全7種類】YouTube広告の種類・出し方を丁寧に解説!費用やターゲティングも分かる
今回の記事は、YouTube広告の種類や費用、広告の出し方、成果を出すためのコツを解説します。
3-3.インフルエンサー活用
自社からの発信を強化するだけでなく、影響力のある他者(インフルエンサー)から発信してもらうのも有効です。
SNSの普及により、企業自身が発信する情報よりも一般ユーザーのクチコミが重視される傾向があります。
(株式会社オールアバウト「買い物とインターネットに関する調査」 ,2017年を参考に作成)
インフルエンサーの投稿は、商品の感想をユーザーと同じ目線で伝えることができます。そのため、企業が発信する情報よりも共感を得やすいのが特徴です。
ポイントは「商材に合ったインフルエンサーを選ぶ」こと。動画のジャンルや、視聴者の傾向からマッチするインフルエンサーを選ぶのが重要です。
ただ、インフルエンサーを自力で探すのは骨の折れる作業。「実績のある支援会社から最適なインフルエンサーを選んでほしい!」という場合、こちらからユニークワンへお気軽にご相談ください。
3-4.商品・サービス紹介動画
商品の使い方・サービス紹介の動画をYouTubeにアップする、という活用もできます。
「知らない人に知ってもらう」ためだけではなく、「理解を深めてもらう」「不明点を解消する」という目的でも動画は活躍します。ユーザー目線で満足度が高まるだけでなく、「営業活動・カスタマーサポートの効率化」と企業側にもメリットがあります。
ちなみに、チャンネルに動画を公開したくない場合は「限定公開(URLを知ってる人のみが閲覧可能)」も設定できます。たとえば、問い合わせフォームを送信した方のみに会社紹介の動画URLを送る、といった活用ができます。
3-5.ライブ配信
「YouTubeライブ」の機能を使うと、動画を生配信できます。商品紹介やセミナー、採用説明会など、さまざまなシーンで活用できます。
編集の手間が省ける一方、ライブ配信なので機材トラブル等がないように事前リハーサルは欠かせません。また、視聴者のコメントに対して丁寧に対応するのも重要です。
4.企業YouTubeチャンネルの開設・運用方法
企業がYouTubeチャンネルを開設する手順をお伝えします。
4-1.YouTube活用の目的・目標を設定
YouTubeチャンネルを開設する前に、YouTube活用の目的・目標を設定しましょう。
「目的」は「何のためにYouTubeを活用するのか?」を定性的に言語化したもの。「〇〇株式会社の認知度を高める」「〇〇サービスの内容をより理解してもらう」など、認識がずれないよう具体的に設定するのがおススメです。
「目標」は、目的の達成度合いを測る定量的な指標です。目的に応じて、適切な指標・目標値を設定しましょう。YouTube活用における主な指標は、下記です。
目的 | 指標の例 |
認知拡大 | ・インプレッション数(動画のサムネイルが表示された回数) ・視聴回数 ・ユニーク視聴者数 |
購買意欲の促進 | ・総再生時間 ・視聴者維持率(動画をどのくらい見続けたか) ・外部リンクへのクリック数 |
ファン化 | ・チャンネル登録者数 ・高評価数 |
4-2.YouTubeチャンネルの開設
YouTubeチャンネルを開設します。事前に、Googleアカウントを作成しておきましょう。
(1)YouTube「チャンネルを作成」をクリック
まず、YouTube内でGoogleアカウントにログインし「チャンネルを作成」をクリックします。
YouTube上で表示される名前・ハンドルを追記します。
これは、企業チャンネル名とは別です。「〇〇会社_管理用」などにしておくとよいです。
(2)ブランドアカウントを作成する
企業のYouTubeチャンネルは、複数名で管理するケースが多いはず。その場合、ビジネス版アカウントである「YouTubeブランドアカウント」を作成しましょう。
https://support.google.com/youtube/answer/7001996?hl=ja&ref_topic=9267586
[設定]>[アカウント]>[チャンネルを追加または管理する] を選択します。
[チャンネルを作成] をクリックします。
チャンネル名を設定します。これが「企業アカウントのチャンネル名」になります。
企業・サービス名がわかりやすい名前に設定しましょう。
(3)アイコン・プロフィール文などを設定する
YouTubeチャンネルの基本設定を進めます。
チャンネルのトップページから[チャンネルをカスタマイズ] を選択します。
[ブランディング] の欄からは、チャンネルのアイコン写真とバナー写真(背景画像)を設定できます。
[基本情報] では、アカウントのハンドル(チャンネル固有の識別ID)とチャンネルの説明を入力できます。
どのような動画をアップするのか、分かりやすく説明しましょう。
4-3.動画をアップロード
動画をアップロードする際は、mp4など対応する形式のファイルをアップします。動画のタイトルや説明、サムネイルを設定しましょう。
最後に、公開設定を選択します。設定は、大きく3タイプにわかれます。
目的 | 指標の例 |
公開 | ・YouTubeユーザーが誰でも閲覧可能 ・検索結果や関連動画リストにも表示 |
限定公開 | ・リンクを知ってるユーザーのみが閲覧可能 ・公開再生リストに追加されない限り、検索結果にも表示されない |
非公開 | ・自分自身と指定したユーザーのみが閲覧可能 ・チャンネルの動画タブには非表示 ・検索結果にも表示されない |
たとえば、限定したユーザーにのみ見てもらいたければ「限定公開」を設定します。
4-4.分析・効果測定
動画を公開して数週間経ったら、数値を分析してみましょう。「YouTubeアナリティクス」を利用すると、さまざまなデータを見ることができます。
チャンネル全体の視聴回数・再生時間などはもちろん、動画ごとの流入チャネルや視聴者の属性(年齢・性別など)も細かく見れます。
YouTubeアナリティクスの使い方については、下記コラムもご覧ください!
YouTubeアナリティクスで知ることができる5項目
YouTubeチャンネルの運営に欠かせない「YouTubeアナリティクス」。特に見るべき5つの項目について解説します。
5.企業がYouTubeで成果を上げる5つのコツ
チャンネル収益、という直接的な成果を獲得しにくい企業のYouTubeチャンネル。しかし、成果を上げるために工夫できることはたくさんあります。
5-1.狙いたいキーワードをタイトル・概要欄にしっかり入れる
検索エンジン・YouTube内検索で表示されやすいように、流入を狙いたいキーワードはタイトル・概要欄に必ず入れましょう。
やみくもにキーワードを入れすぎると、スパム認定される可能性もあります。あくまで自然な内容の中へ、意識的にキーワードをプラスしましょう。
例えば、上記は「Googleアナリティクス」「アクセス解析」といったキーワードを狙った動画です。ハッシュタグを付けるのも効果的です。
5-2.目を引くサムネイル画像を作成する
検索結果に動画が表示されても、目に留まらないと視聴されません。
ユーザーの興味を惹く要素として重要なのが「サムネイル画像」。検索結果やおススメ動画一覧などに表示される小さな画像を指します。YouTubeのサムネイル画像は、動画内容を一目で伝える「看板」の役割を担います。
ユーザーの目に留まるサムネイル画像を作成するコツは下記4つです。
・動画の見どころを短い言葉で表す
・人物・動物の表情は目立つように見せる
・チャンネル全体でサムネイル画像の雰囲気を統一する
サムネイル画像を作る自信がない…という方には、無料で使えるデザイン作成ツール「Canva(キャンバ)」がおすすめ。サムネイル画像のテンプレートが豊富に揃っており、初心者でもスタイリッシュな画像を簡単に作成できます。
(引用元:Youtubeサムネイルテンプレートでおしゃれなサムネ画像デザインを無料で作成! | Canva)
Canvaの使い方は、こちらの記事もぜひご覧ください!
Canva(キャンバ)の使い方を【初めから丁寧に】解説|初心者でも無料でプロ並みの画像が作れるツール
この記事では、Canvaの始め方・使い方を初心者向けに解説!スタイリッシュな画像を作成するコツもお伝えします。
5-3.チャプターを使って分かりやすく
サービス紹介など、長尺な動画は「チャプター機能」を使うと良いです。動画の内容に目次を付けることで、見たい情報をスムーズに閲覧できるようになります。
概要欄にて、上記のように「タイムスタンプ(00:00)」と「見出し(内容)」をリスト形式で並べると、チャプターが生成されます。設定によっては、自動的にチャプターを生成することも可能です。
チャプター機能については、下記へルプをご覧ください。
動画チャプター|YouTubeヘルプ
5-4.YouTube以外のチャネルでも広く活用する
YouTubeのプラットフォーム上に動画を載せただけでは、なかなかターゲットには届きません。YouTubeチャンネル以外にも、様々なチャネルでも動画を活用しましょう。
たとえば、当社では採用目的のブランディング動画を「採用サイト」に埋め込んでいます。
Webサイト以外にも、メルマガやSNSなど多様なチャネルから動画を閲覧できる環境を整えましょう。
5-5.YouTubeショートも活用する
近年、縦型のショート動画に特化した「YouTubeショート」を利用するユーザーが増加しています。
世界では毎月 20 億人以上のログインユーザーが YouTube を視聴しており、そのうち 15 億人以上が YouTube ショートを楽しんでいます。YouTube ショートの1 日当たりの視聴回数は 全世界で 300 億回と、2021 年比で 4 倍になっています(*1)。
(引用元:登録者 10 万人以上のチャンネル数は前年比 30% 増で 7,700 超、コネクテッドテレビや YouTube ショートなどシーンが広がる|Think with Google ※太字は当社で反映)
YouTubeショートは、若年層を中心に人気を集めています。通常動画よりも、サクサク進むカジュアルな動画が好まれる傾向にあります。ターゲット・商材的に相性が良ければ、ぜひ活用を検討してみましょう。
6.YouTubeを企業で活用している事例
ここでは、企業がYouTubeを活用している事例を3つご紹介します。大手企業ではなく、中堅中小企業の中からピックアップしました。
6-1.片付けトントン(株式会社 中西)
「片付けトントン」は、株式会社 中西が運営するYouTubeチャンネル。不用品改修や部屋の片づけ、遺品整理などを請け負うサービスを展開しています。
特長は、片付けサービスの内容が伝わる動画。お客様宅で実際に片づける様子をアップロードしています。
一見かなり散らかっている部屋も、プロの手によってキレイに片付け・清掃されるのがわかります。さらに動画の編集レベルも高く、早送りやBGM、字幕など細かい工夫が随所にちりばめられています。
その他にも、片付けノウハウなどの動画も公開。愛知県にある一企業ですが、チャンネル登録者数は25万人(2023年2月現在)と驚異的な数値です。
動画への好意的なコメントも多く、認知拡大からファン化まで幅広く効果が生まれていると考えられます。
6-2.施工管理チャンネル(株式会社ライズ)
「施工管理チャンネル by 株式会社ライズ」は、建設業界に特化したチャンネル。「建設業界の労働環境」や「施工管理技士検定の情報」など、業界に関わる人なら思わず気になるコンテンツが多数アップロードされています。
株式会社ライズは、IT業界・建設業界に特化した人材会社。サービス内容をストレートに紹介するのでなく、業界ノウハウ・トレンドをコンテンツ化して人気を集めています(チャンネル登録者数1.54万人・2023年2月現在)。
動画タイトル・概要欄・サムネイルも工夫が凝らされており、VSEOにも効果があると考えられます。
6-3.ユニークワン
最後に、このコラムを運営する当社(株式会社ユニークワン)もご紹介します。
ユニークワンのチャンネルでは「チャンネル単体での収益化」は目指していません。「YouTube広告」や「セミナー動画の配信」でYouTubeを活用しています。
たとえば上記の動画は、会社紹介動画を15秒に編集。認知拡大を目的に、YouTube動画広告を配信しています(2023年2月現在)。
また、Webセミナーのアーカイブ動画を限定公開にてストック。視聴申し込みのあった方にのみ動画URLを送付する、といった活用もしています。
チャンネル自体の収益化は難しくても、このように取り組みやすい活用方法はたくさんあります。
7.まとめ:マーケティング施策の一つとしてYouTubeを活用しよう!
今回は、企業におけるYouTube活用について解説してきました。
- YouTubeを活用すると幅広い世代にリーチできる
- チャンネル単体の収益化以外の活用方法も検討すべし
- YouTube活用には戦略設計が重要
- YouTube以外のチャネルも活用して、全体で最適化を図る
多くの企業にとって、YouTubeチャンネル単体で収益化するのは、かなり厳しいといえます。YouTube広告による成果獲得や、サービス紹介動画による営業活動の効率化など、マーケティング活動の一環としてYouTubeを上手く活用するのがポイントです。
ユニークワンでは、動画活用・YouTubeチャンネル運用に関するご相談も多く承っております。詳しくはこちらよりお問い合わせください。