BtoB企業におススメのWeb広告手法5選|広告の選び方・ターゲティングも解説
コンテンツマーケティングとは、ユーザーに有益なコンテンツを提供して購買へと繋げるマーケティング方法。
コンテンツマーケティングを行うことによって、長期的な集客や顧客のファン化が見込めるようになります。
このコラムでは、コンテンツマーケティングの下記について詳しく解説します。
- コンテンツマーケティングの意味や種類
- コンテンツマーケティングのやり方やBtoB向けのポイント
- コンテンツマーケティングと広告やSEOとの違い
- コンテンツマーケティングを行っている企業の事例3選
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目次
1.コンテンツマーケティングとは?
まずはコンテンツマーケティングの概要から説明します。
1-1.有益なコンテンツから購買へつなげるマーケティング手法
コンテンツマーケティングとは、ユーザーに有益なコンテンツを提供して購買へと繋げるマーケティング方法。
「コンテンツ(contents)」とは、直訳すると「中身」「内容」という意味になります。最近ではIT用語として、「情報の中身」を指すようになりました。
つまりコンテンツマーケティングとは、ユーザーが必要としている情報を提供して購買へと繋げるマーケティング方法とも言えます。
1-2.長期的な集客の獲得や顧客のファン化が見込める
コンテンツマーケティングでは、ユーザーに有益な情報を与えます。継続して発信し続ければコンテンツを見られる機会が増え、長期的な集客の獲得に繋がることも。
また「有益な情報を発信している」として、企業のイメージアップに繋がり、ファンになってもらえることも期待できます。
1-3.インターネットの普及により影響力が大きくなった
コンテンツマーケティングという言葉自体は、最近聞かれるようになってきました。しかし、コンテンツマーケティングのような方法は昔から存在しています。
なぜ最近になり、コンテンツマーケティングの存在感が増してきたのでしょうか。それには、インターネットの普及が関係しています。
インターネットが普及したことで、ユーザーは自分のほしい情報を簡単にネットで探せるようになりました。その情報が有益かつ信頼に値するものであれば、情報発信している企業の商品やサービスを購入する可能性が高くなります。
もちろん、広告のように商品やサービスの良さを企業側から訴えかけるアプローチも有効です。しかし、企業が伝えたいことを訴えるアプローチのみでは、「知りたい情報を得たい」というユーザーには響きにくくなってきました。
そこで、「ユーザーが知りたい情報を発信する」というコンテンツマーケティングの影響力が強くなってきたのです。
1-4.長期的な投資が必要なマーケティング手法
コンテンツマーケティングは、広告のようにすぐに成果が出るマーケティング施策ではありません。
先ほどもご説明した通り、ユーザーに有益な情報を発信し続けることにより、顧客の獲得に繋がります。継続的にコンテンツを作成してユーザーに提供し続けることが大切です。
2.広告やSEOとの違い
ここからはコンテンツマーケティングと他の手法(広告・SEO)を比較して説明します。
2-1.広告との違いは「成果が上がるタイミング」
まず、コンテンツマーケティングと広告には「成果が上がるタイミング」に違いがあります。
広告は商品やサービスをユーザーに直接的にアピールでき、短期的な売り上げに繋がりやすい特徴があります。また、広告媒体に料金を払って広告を載せるため、費用がかかる場合がほとんどです。
コンテンツマーケティングは有益なコンテンツをユーザーに発信し、商品やサービスを間接的にアピールします。そのため結果が出るには時間がかかりますが、長期的な集客にも繋がりやすい特徴が。また、広告と違って、媒体に料金を払わなくてもよいケースが一般的です。
コンテンツマーケティングに似た広告で「インフィード広告」というものも存在しますが、2つはユーザーへのアピールの仕方が違うのです。
インフィード広告とは?【丁寧に解説】成果を出すために今すぐ試せる3ポイント
インフィード広告とは、ニュースメディアやSNSのフィード型コンテンツ間に挟まれる形で表示される広告のことです。コンテンツと同様のフォーマットなので、広告感の薄い自然な形でユーザーに表示されます。
コンテンツマーケティングと広告は違うものですが、一緒に行うことにより相乗効果が期待できます。短期的・長期的な顧客の獲得に繋がります。
2-2.SEOとの違いは「検索上位だけを狙っているかどうか」
SEOはGoogleなどの検索エンジンで上位表示を狙い、アクセス数を増やすことが目的のマーケティング手法。
コンテンツマーケティングはアクセス数だけでなくエンゲージメントやコンバージョンも増やして、よりコアな顧客を増やすことも目的になりえます。
そのため、SEOはコンテンツマーケティングの一部とも言え、「検索上位だけを狙っている施策」がSEOとなります。
3.コンテンツマーケティングのやり方
ここからは実際にコンテンツマーケティングのやり方を説明していきます。
コンテンツマーケティングのやり方は、主に「分析する」「ターゲットを設定する」「コンテンツを決める」「改善する」の順番で進めていきます。
3-1.分析する
まずは、自社の商品やサービスを分析することから始めます。
商品やサービスにどのような特徴やメリット・デメリットがあるかを調べ理解することから始めましょう。
分析をしなくては、コンテンツマーケティングの方向性が定まりません。
例えば、分析方法の一つに「3C分析」があります。「3C」とは、「市場・顧客(Customer)」「自社(Company)」「競合(Competitor)」の頭文字のこと。
この3つを分析することで、自社の特徴や強み、市場動向、競合の動きを把握できます。
3C分析に関しては、下記「マーケティングとは?【入門ガイド】意味や種類、Webにおける手法まで丁寧に解説」もご参照ください。
マーケティングとは?【入門ガイド】意味や種類、Webにおける手法まで丁寧に解説。
マーケティングとは、自社の商品やサービスが売れる仕組みを作ることです。マーケティングを行うことで、営業活動が効率化し、ターゲットが商品・サービスを購入しやすい流れを作ることができます。
3-2.ターゲットを設定する
「全世代の男女」のように曖昧にしてはいけません。「20代前半から30代前半の女性」「シニア世代の男性」のようにある程度ターゲットを絞り込みます。
ターゲットを絞ったら、「ペルソナ」を作りターゲット人物の解像度をより上げてみましょう。
ペルソナとは「人格」という意味のある言葉。マーケティングにおいては自社の商品やサービスを購入・利用するターゲットを実際の人物像に落とし込んだものになります。
<飲食系の口コミサイトを運営するIT企業のペルソナ例(ターゲットは飲食店経営者)>
ペルソナを作ったら、「カスタマージャーニーマップ」も作成しましょう。
カスタマージャーニーとは、直訳すると「顧客の旅」という意味です。上記で作ったペルソナが実際にどのように考えたり行動したりするのかを時系列にまとめたものがカスタマージャーニーマップになります。
カスタマージャーニーを作ることにより、顧客視点で必要な商品やサービス、それらの提供方法を考えることができます。
<上記IT企業のペルソナのカスタマージャーニーマップ例>
「ペルソナ」「カスタマージャーニー」が決まったら、KGI(経営目標達成指標)やKPI(重要業績評価指標)を設定します。
・KGI
新規顧客売上を前年比より20%アップさせる
・KPI
・認知・興味関心フェーズ…自社サイトのPV数を前年比より40%アップ
・調査・比較フェーズ…セミナー申込・資料DL数を30%アップ
・検討フェーズ…月の商談数100以上
・ファン化・行動…自社SNSアカウントのフォロワー数を前年比の倍
など
3-3.コンテンツを決める
3-1や3-2の結果を元に、最適なコンテンツを決めます。コンテンツの具体的な種類に関しては4の「コンテンツマーケティングにおける手法の種類」をご参照ください。
例えば、継続的なユーザーの流入を狙うならコラムやブログ、ユーザーに親近感を持ってもらいたいならSNSなどが挙げられます。
コンテンツは一つに絞らず、ターゲットに合えば複数の種類を発信しても問題ありません。
3-4.改善する
コンテンツマーケティングは「実行して終わり」ではありません。ユーザーの動向を見て、改善や再設定が必要不可欠です。
ブログやコラムであればGoogleアナリティクス、SNSであればSNS専用の分析ツールなどを使ってPV数などの数値を取っていきましょう。
【GA4】基本&探索レポートの使い方・特徴を丁寧に解説!
GA4には「基本レポート」と「探索レポート」という2種類のレポートがあります。従来のユニバーサルアナリティクス(以下、UA)と比べて、見た目や機能が異なるので使いこなせるか不安な方が多いのではないでしょうか?
Instagram分析・運用ツール9選を比較【2023年最新】ツール選定のポイントも解説
Instagramアカウントを企業で運用する際、欠かせないのが「分析」。反応が良かった投稿はどれなのか、自社のファンはどのような属性のユーザーが多いのかといった分析をすることで、より効果的なアカウント運用が実現できます。
「3-2」で決めたKPIやKGIを元に「立ち上げ期」段階であればコラムやブログ、動画などへの更新数をみましょう。「検討期」段階であれば商談数や購入数と、その目的や段階等で見る指数は違ってきます。
フェーズ | 見るべき指標 |
立ち上げ | ・記事更新数 ・動画更新数 |
認知 | ・サイトのPV数 ・サイトのUU数 ・セッション数 |
比較・検討 | ・問い合わせ数 ・資料請求数 |
検討 | ・商談数 ・購入数 ・成約率 |
ファン化 | ・リピート率 ・SNSのフォロワー数 |
4.コンテンツマーケティングにおける代表的な手法5選
ここからはコンテンツマーケティングの手法の種類についてご説明します。ここでは5つの手法をご紹介します。
4-1.ホワイトペーパー
ホワイトペーパーとは、企業が見込み顧客(将来的に顧客となりそうなユーザー)に提供する資料のこと。ノウハウ紹介や市場調査、サービス紹介資料などが挙げられます。特にBtoB企業においては見込み客獲得に有効な手段です。
ホワイトペーパーは有益な情報を与えるため、ユーザーの満足度が高まります。また、ホワイトペーパーは連絡先を入力してダウンロードする場合が多く、見込み客の情報を入手するのにも役立つという面もあるのです。
4-2.コラムやブログ
コラムやブログに有益な情報を投稿するのも代表的な手法のひとつ。ユーザーの知りたいこと・気になることを解決する記事を発信し続ける手法です。
ユーザーの満足度が高まり、直接的なコンバージョンには結びつかなくても「このサイトは価値ある情報を届けてくれる」と好印象を持ってもらうことで、最終的に購入してもらえる確度が高まります。
最近は「note」というメディアプラットフォームでコンテンツマーケティングを行う企業が多くなっています。
noteは登録するだけで簡単にコンテンツを作成することができ、note自体にアクティブユーザーが多いのも特徴です。
【必読】企業のnote活用・基礎知識!メリット・活用事例・運用ポイント
ここ数年で急成長しているコンテンツプラットフォーム「note(ノート)」。TwitterをはじめSNSでもnoteを紹介する投稿をよく見かけます。個人の利用はもちろん、企業が利用するケースも増えています。 広報や採用目的で活用したい!とお考えの企業もいらっしゃるでしょう。
4-3.SNS
TwitterやInstagramなどのSNSも、コンテンツマーケティングで重要な手段です。
SNSはアカウントを作るだけですぐに投稿ができます。また、投稿したものがシェアされ拡散に繋がることも。
SNSは、コラムやブログとの相性が良いのも特徴です。ホームページでコラムを更新したらTwitterにコラムのURLを貼って投稿する、という拡散方法もあります。
4-4.動画
YouTubeなどで配信される動画も、コンテンツマーケティングでは有効な手段。
動画は、文章や画像だけよりも多くの情報をユーザーに届けることができます。また、視覚だけでなく聴覚にも訴えることができ、ユーザーの印象に残りやすいのも特徴です。
4-5.メルマガ
メルマガ(メールマガジン)も有効なコンテンツマーケティングの一つです。
最近はLINEやChatworkなどチャットでやり取りするツールが主流になっていますが、ビジネスではまだまだメールを活用している企業も多いのが実情。
メルマガを定期的に送ることにより、ユーザーへの認知度が高まります。
メルマガはそれ自体で有益な情報を発信することもできますが、ブログやコラムなどの更新告知にも使えます。
5.BtoB企業におけるコンテンツマーケティング・5つポイント
コンテンツマーケティングは、BtoB向けの見込み客獲得に有効な手段。ここからはBtoB向けに行う時のポイントをご紹介します。
5-1.ユーザーに有益な情報を与える
コンテンツマーケティングは、広告のように自社の商品やサービスのアピールを訴えるだけのものではありません。
大切なのはユーザーに有益な情報を与え続けて信頼を得て、結果として顧客獲得を狙うことです。
常にユーザーの目線で「ユーザーはどんな情報を求めているか」を考えることが大切です。
5-2.長期戦で計画する
コンテンツマーケティングは、すぐに結果がでないのがデメリット。ユーザーに情報を与えて信頼を得るまでには時間がかかります。
長期的に運用することを前提で計画するようにしましょう。
5-3.コンテンツの品質を保つ
コンテンツマーケティングは有益な情報の配信でユーザーを獲得します。肝心のコンテンツに一定以上の品質がなければ、ユーザーが集まりません。
しかし、コンテンツの作成に手間がかかり、更新を断念してしまうケースも少なくありません。コンテンツマーケティングで成果を出すには、プロに依頼するという手もあります。
5-4.Web広告(短期施策)も並行して行う
コンテンツマーケティングはメリットが多い反面、先ほど書いた通り短期的な顧客の獲得がしにくいのがデメリット。
短期的に顧客獲得が見込めるWeb広告を一緒に行うことにより、より大きな効果を狙えます。
5-4.プロに任せる
長期間の運用や一定以上の品質のコンテンツなど、自社のみでコンテンツマーケティングを行うには膨大な手間と時間がかかります。
コンテンツマーケティングはマーケティングに強いプロにお任せするのもおススメです。
ユニークワンはインターネット広告専業の代理店として、コンテンツマーケティングも含め800社以上のお客様を支援した実績があります。コンテンツマーケティングに関するお悩みなら、ぜひこちらからご相談ください。
6.BtoB企業におけるコンテンツマーケティングの活用事例3選
企業では実際にコンテンツマーケティングをどのように活用しているのでしょうか。BtoB企業の活用事例をご紹介します。
6-1.サイボウズ株式会社
(引用元:サイボウズ株式会社ホームページより)
サイボウズ株式会社は東京に本社を置く「Mailwise(メールワイズ)」や「kintone(キントーン)」などを販売しているソフトウェア開発会社です。
2012年より「サイボウズ式」というオウンドメディアを運営。コラム記事はもちろん、時には漫画を用いてコンテンツを配信し、自社の認知向上に貢献しています。
(引用元:サイボウズ式より)
クラウドサービス製品「kintone(キントーン)」では、漫画風のコンテンツを公開。Twitterアカウントも運用し、ユーザーに独特のインパクトを与えています。
(引用元:ホップ ステップ きとみちゃん 《合言葉はがまんしない!》)
また、noteでも情報発信を展開しています。
6-2.freee株式会社
(引用元:freee株式会社ホームページ)
freee株式会社はスモールビジネス系のクラウド会計サービスを展開している会社。Twitterのフォロワー数は5.9万人、YouTubeのチャンネル登録数も2万人を超えています。
ホームページでは「バックオフィスの基礎知識」というコラムを展開。「会計の基礎知識」や「確定申告の基礎知識」など、バックオフィスの役に立つ情報を更新し、ユーザーに有益な情報を配信し続けています。
(引用元:freee株式会社「バックオフィス基礎知識」)
6-3.株式会社ユニークワン
(引用元:株式会社ユニークワンホームページ)
株式会社ユニークワンは新潟県に本社があるWeb広告代理店。主にWebマーケティング支援やWebメディア運用を行っています。
ホームページではマーケティングやSNSに関するコラムを更新。月1回セミナーを行うなど、ユーザーに対して情報を配信しています。
自社ホームページで展開しているコラムは月間30万PV、月間リード獲得数は350件。コラムをスタートした2020年10月度と比べると、PVは15倍・リード数は7倍に増加しました。
(引用元:株式会社ユニークワン/コラム)
note株式会社との合同セミナーを行うなど、他企業とのコラボの発信も積極的に行っています。
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その実績により、全国でも数少ない「note proセールスパートナー」にも選ばれました。
(引用元:株式会社ユニークワン公式note)
7.コンテンツマーケティングで長期的な集客を狙おう
今回はコンテンツマーケティングについて解説してきました。
- 有益なコンテンツから購買へつなげるマーケティング手法
- 長期的な集客の獲得や顧客のファン化が見込める
- 長期的な投資と質の高いコンテンツが必要
- 広告とは「成果が上がるタイミング」、SEOとは「検索上位だけを狙っているかどうか」が違う
- ホワイトペーパーやSNSなどいろいろな手法がある
コンテンツマーケティングは長期的な計画と質の高いコンテンツが不可欠。そのため企業のみでコンテンツマーケティングを行うのは難しい可能性があります。
ユニークワンはインターネット広告専業の代理店として、800社以上のお客様を支援してまいりました。
自社のコラムやnoteで培ったノウハウを元に、コンテンツマーケティングに特化した案件も数多く支援しています。
特にnoteでは、2022年9月全国でも数少ない「note proセールスパートナー」に認定。
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