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SNSの普及により、発信力のある個人=インフルエンサーの影響力が強まっています。
なかでも最近注目されているのが「ローカルインフルエンサー」。
地域に根付いたインフルエンサーで、特定地域のファンに影響力を持っています。
企業は、ローカルインフルエンサーを活用すると
商品購入や来店などの「アクション」につながるプロモーションを行うことができます。
今回の記事を読むと
- ローカルインフルエンサーの特徴や活用メリットが分かる
- ローカルインフルエンサー活用の流れが分かる
- ローカルインフルエンサーの活用事例を知れる
インフルエンサー活用に興味のある方、必見です!
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インフルエンサー活用の種類やポイントなど、皆様の「気になる!」にお答えする内容です!
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目次
1.ローカルインフルエンサーとは
1-1.特定の地域に根付いたインフルエンサー
ローカルインフルエンサーとは、インフルエンサーのなかでも特定の地域を中心に活動している方を指します。
地域への愛着が強い人物やキャラクターであることが多いです。
同じ地域に住むファンが多く、ファンとの距離感が近いのが特徴です。
1-2.ローカルインフルエンサーの例
地域に根付くローカルインフルエンサーの例を3つご紹介します!
(1)むらびーと(新潟県)
新潟県三条市を中心に活動する5人組YouTuber「むらびーと」さん。
(引用元:「むらびーと」YouTubeチャンネル)
YouTubeチャンネルには「新潟のラーメン特集」や「新潟県民あるある」など、ローカルネタがたくさんアップされています。
新潟県在住だからこそのコアなあるあるやお店の紹介が人気を呼んでいます。
動画へのコメントや高評価も多く、地元の方からのエンゲージメントが高いといえます。
(2)ふがまるちゃん(三重県)
三重県を中心に活動する写真家の「ふがまるちゃん」さん
(引用元:「ふがまるちゃん@三重を撮る人」Twitterアカウント)
三重県内の美しい風景を撮影してアップしています。
三重県在住だからこそ知っている写真スポットも紹介しており、フォロワーは約1万人となっています。
(3)九州ドライブ(福岡)
博多在住の「まり」さんが運営するのが「九州ドライブ」というYouTubeチャンネル。
(引用元:「九州ドライブ」YouTubeチャンネル)
九州の観光スポットや温泉、グルメなどを動画で紹介しています。
一緒にドライブしている気分になれる動画が多いです!
2.ローカルインフルエンサーを活用するメリット
ローカルインフルエンサーを活用するメリットは何でしょうか?
一般的なインフルエンサー(フォロワー数万人・地域というより特定ジャンルに特化した方)と比較してみます!
2-1.ファンとの距離感が近く影響を与えやすい
一般的なインフルエンサーと比べ、
ローカルインフルエンサーのフォロワーはそこまで多くないこともあります。
しかし、地域に根付いた情報を発信していることで特定の地域内でのファンが多いです。
また、ローカルインフルエンサーは距離感が近く、ファンから共感を呼びやすいのも特徴。
「このインフルエンサーが紹介してたから行ってみよう!」とアクションにつながりやすいので、地方企業では特に活用すべきといえます。
2-2.地域特有のコアな情報を発信できる
ローカルインフルエンサーは、地域特有のコアな情報を発信してくれるのも大きなメリットです。
フォロワーが多い一般的なインフルエンサーに比べ、ローカルインフルエンサーは穴場スポットやニッチな情報などを発信する傾向にあります。
例えば隠れ家的な飲食店で、「たくさんの人に来店してほしい」というよりは「特定のエリアの人に情報を届けたい!」という場合にローカルインフルエンサーはマッチするといえます。
2-3.手軽にタイアップしやすい
ローカルインフルエンサーは手軽にタイアップしやすいのも魅力のひとつです。
事務所に所属しているインフルエンサーの場合は、手続きの面でも時間を要すことも。
一方ローカルインフルエンサーは、フリーで活動されている方もたくさんいます。
そのため一般的なインフルエンサーに比べてスピーディに依頼できることも多いです。
3.ローカルインフルエンサー活用までの流れとポイント
3-1.施策の目的とターゲットを明確にする
まずはプロモーション施策の目的とターゲットを明確にしましょう。
【例】
・10-20代の若者の来店数を増やしたい
・子育て層に商品の認知を拡大したい
目的や商材、ターゲットによってインフルエンサーはもちろん、適切なメディアも変わってきます。
3-2.適切なローカルインフルエンサーを探す
次に、プロモーション施策に適切なローカルインフルエンサーを探します。
ここが肝心なポイントであると同時に、ローカルインフルエンサー探しは意外と難しいです。
事務所に所属しておらずフリーで活躍されている方が多いので、
インスタやTwitter、YouTubeなどで地道に調査して候補者を調べる必要があります。
キャスティング会社へ依頼する方法もあります。
しかし、まだローカルインフルエンサーに対応する会社は少ないのが現状です。
エリアによっては対象外の地域もあり、手数料を含めると予算が高くなりがちなので注意しましょう。
3-3.ローカルインフルエンサーと契約する
依頼する方が決まったら、企業とローカルインフルエンサー間で契約を締結しましょう。
契約締結における特に重要なポイントはこちらです。
・インフルエンサーへの報酬
・投稿への修正依頼可否
・インフルエンサーの投稿の使用範囲(広告利用の可否など)
・コメント対応などの手順
上記を事前に認識を合わせておくとよいでしょう。
3-4.プロモーション施策を実行する
プロモーション施策を実行します。
キャンペーンや媒体の種類によってはポリシーを遵守した運用が必要になるので注意しましょう!
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3-5.施策を振り返る
プロモーション施策を実行したら、定期的に施策を振り返って成果を確認しましょう。
目的に合わせた指標で予め目標を設定し、達成度合いを測るとよいです。
例えば、来店目的→来店数、認知拡大目的→指名検索数などです。
4.ローカルインフルエンサーの活用事例2選
ローカルインフルエンサーを活用している事例を2つご紹介します!
4-1.富山myroute推進協議会
一つ目は「富山myroute推進協議会」。
県内でお出かけする際に便利な「my route(マイルート)」アプリの利用を促進しています。
アプリのプロモーションにあたり、富山県内で活動する「とやまる子」さんとタイアップしています。
とやまる子さんはアンバサダーとしてタイアップYouTube動画を投稿しています。
(引用元:「アンバサダー『とやまる子さん』 第6回my routeタイアップ動画 公開!」)
動画内では、富山県内のグルメ・観光スポットを紹介しながら、時折「my route」の利用シーンがあります。
「アプリはこんな風に便利なんだ!」と自然に伝わりやすい内容です。
4-2.UkiTrip
続いては、熊本県宇城市の情報メディア「Uki Trip」。
公式アンバサダーを募り、ローカルインフルエンサーを含めた一般の方からもSNSに投稿してもらえる仕組みを作っています。
アンバサダーの中でも「広崎みさ」さんはフォロワー1.3万人を誇るインフルエンサー。
(引用:「広崎みさ」Instagramアカウント)
熊本県内や九州のお出かけスポット・フォトスポットを紹介しています。
コメントやいいねも多く、ファンからのエンゲージメントも高いです!
5.まとめ
今回の記事は、特定の地域に根付いたローカルインフルエンサーについて詳しくご紹介しました。
- ローカルインフルエンサーは共感されやすくアクションを生みやすい
- 上手く活用するにはローカルインフルエンサーの選定がカギ
インフルエンサー活用には、PRの目的や商品の特性に応じて最適なインフルエンサーを選ぶことが重要になります。
「ローカルインフルエンサーの選定」ですが、適切な方を探して依頼するのは意外と難しく手間もかかります。
ユニークワンでは、Webマーケティングの知見をもとにローカルインフルエンサー検索ツールを開発しました。
「インフルエンサーを活用したPRを実施してみたい!」とお考えの方は、ぜひご相談ください!