採用活動に効果的なコンテンツとは?種類と活用ポイント、地方企業での事例をご紹介!
コラム
近年、採用活動の一環としてSNSを活用する企業は増えてきています。一方で、「うちの会社はSNSアカウントなんていらないかも?」「SNSアカウントはあるけどあまり活用できていないな…」とお考えの企業様もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、求職者の情報収集において「SNS」の重要性は向上しており、どの企業にとってもSNS活用は欠かせません。この記事を読むことで
- 採用活動におけるSNS活用のコツが分かる
- 場面別に最適なSNSサービスを使い分けることができる
この記事を読んで「何となくのSNS投稿」から脱却しましょう!
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2023年8月24日(木)に、「2023最新版・Instagram活用セミナー|企業向けに投稿・分析のコツを基礎から解説!」を開催します!
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目次
1.採用活動におけるSNSの重要性
多くの求職者がオンライン上で情報収集をしています。特に企業のホームページや採用ページ、SNSといった自社発信のオンライン情報はチェックされていることがわかります。転職フェアや合同セミナーといった従来の情報収集手法よりも、SNSの利用率が高いです。
(引用:エン・ジャパン「ソーシャル&スマホ時代の採用広報術」)
SNSサービス別で見ても、就職活動における利用率は増加傾向にあります。
(引用元:株式会社ディスコ「2022 年卒 10月1日時点の就職意識調査」)
利用者の特性やユーザーの使い方はSNSサービス別に異なります。「採用したいターゲットがどのSNSを使っているか?」という視点から自社SNSアカウントを運用しましょう。
2.ソーシャルリクルーティングのメリット・デメリット
2-1.SNS採用のメリット
①利用料は基本無料!低コストで手軽にスタートできる
SNSアカウントの開設・利用は基本的に無料です。アカウント開設のハードルが低く、慣れている方であればすぐに企業アカウントを開設することができます。ただし、SNSによっては「企業向けアカウント」の作成方法が個人アカウントと異なる場合があるので注意が必要です。
【2021年最新】Instagram企業用ビジネスアカウントの作り方・注意点まとめ
②拡散力が高い
SNSの大きなメリットは「拡散力」。投稿内容が良ければフォロワー以外のユーザーにシェアされ、自社の存在を知らなかったユーザーにリーチできる可能性があります。
③社風・雰囲気などソフトな部分が伝わりやすい
求人票では事実ベースの情報(仕事内容・給与など)しか伝わりませんが、SNSでは職場のリアルな雰囲気が伝わりやすいです。近年は「社風」を重視している求職者が多い傾向にあります。
(引用:サムライト株式会社「中途求職者の方が「社風・カルチャー」をより重視することが判明。就職・転職活動中の情報収集の実態を明らかにする調査レポートを公開」)
業務内容や労働環境と同じくらい「社風・カルチャー」が重要視されていることが分かります。
2-2.SNS採用のデメリット
①効果が出るまでに手間・時間がかかる
SNSは継続的に運用することが重要です。そのため、更新を担当する方にとっては時間・工数がかかります。可能であればSNS更新は複数名で担当し、ある程度のルールを守れば自由に投稿できる環境にしておくことが重要です。
②炎上のリスクがゼロではない
企業アカウントで誤解を招く内容を発信したり、個人アカウントと誤って不適切な内容を発信したりすると「炎上」してしまう可能性がゼロではありません。万が一炎上した際にどのように対応するか、会社内で合意を取っておくと安心です。
3.採用に活用できるSNSサービス
3-1.代表的なSNSサービス
採用活動で活用できるSNSサービスをご紹介します。
※以降出てくる各サービスのデータは、2019年11月時点で媒体社より発表されたものです。
※MAU=1か月あたりのアクティブユーザー数
①Twitter
日本のTwitter月間利用者数は4,500万人。Twitterは、10-30代の若年層男女に利用されており、拡散力が高い、という特徴があります。リアルタイム性が高く、どちらかというと「ゆるめ」な投稿が反応されやすい傾向にあります。
②Instagram
日本のInstagram月間利用者数は3,300万人。比較的女性の利用者が多い、という特徴があります。月間アクティブ率が高く、動画や写真のビジュアルがよい投稿が反応されやすい傾向にあります。
③YouTube
幅広い世代に利用されるYouTube。特徴は一度アップロードされた過去動画でも継続的に視聴される「アーカイブ型」であるという点です。動画制作は工数がかかりますが、コンテンツをストックできるのが大きなメリットです。
④Facebook
実名登録という信頼性の高さがウリのFacebook。他のSNSに比べて利用者の年齢層が高めなのが特徴です。企業ページを作成・活用する企業が多いです。
⑤LINE
年齢問わず多くの人に利用されているLINE。コミュニケーションアプリとして多くの方が利用しており、企業としてはLINE公式アカウントから情報発信・コミュニケーションすることをおすすめします。
3-2.SNSサービス別の比較
①時間軸×コンテンツの性質
時間軸で見ると、最もリアルタイム性が高いのはTwitterです。一方YouTubeやFacebookは過去の投稿をストックしておける「アーカイブ」の性質があります。コンテンツの性質では、FacebookやLINEといった基本実名制のSNSは「誰が」投稿しているかが重要になります。一方YouTubeやInstagramには「どんな投稿か」という中身が重視されます。
②拡散性×利用者数
Twitterは匿名での利用が可能なため拡散されやすい傾向にあります。InstagramやLINEはユーザー数が多いものの、拡散性は低いです。しっかりとフォローしてもらうことが重要になります。
3-3.採用プロセス別におすすめの媒体
SNSごとに特徴が異なるため、求職者の内定までのプロセスごとに適するSNSサービスは異なります。
例えば「企業を知る」というフェーズでは、拡散力が高くフォロワー外のユーザーにも比較的リーチしやすいTwitterが効果的です。「興味を持つ」というフェーズでは写真や動画で様子を伝えられるInstagramがマッチしているといえます。YouTubeは認知から興味関心を持ってもらうまで、幅広く対応できます。応募や選考の場面ではコミュニケーションを取るのが重要になるので、LINEやFacebookといった比較的クローズドなSNSが向いています。
4.採用活動におけるSNS運用手順
4-1.ターゲットを決める
一番大切なのは、「誰に」自社の魅力を伝えたいのか、という点です。広く「求職者」といっても新卒や中途、年齢や職種によって訴求ポイントは異なります。
採用ターゲットを深堀りするには「ペルソナ」という考え方も重要になってきます。採用ターゲットの属性だけでなく趣味やライフスタイルといった細かい部分まで想像することで、より求職者像をイメージしやすくします。詳細はこちらのコラムをご覧ください!
採用ミスマッチを防ぐ!「ぺルソナ」の必要性と作り方|具体的な活用方法も
4-2.場面に応じてSNS媒体を選定する
先ほど紹介したように、SNSの特性に応じてどの採用プロセスに適しているのかが異なります。複数のSNSを使い分けることができると一番良いです。
4-3.運用者・投稿ルールを決める
SNSは長期に渡り定期的にコンテンツを発信することが重要です。できれば複数名運用者を決めるとよいでしょう。
また、投稿前のチェックフローが煩雑だと手間が増え更新が滞ってしまいます。一つ一つを細かくチェックするよりは「投稿のジャンル」や「投稿してはいけない内容」をざっくり決め、後は自由に投稿できるルールにすることがおすすめです。
さらに、コメントへの返信対応や万が一炎上した場合の対応ルールも決めておくと安心して運用できるようになります。
4-4.投稿を定期的に分析する
多くのユーザーが利用しておりビジネスチャンスにもつながりやすいSNS。手軽に始められるため、年々企業のSNS利用は増えています。
(引用:総務省 平成30年通信利用動向調査)
せっかくアカウントを作っても、なんとなく投稿している…だけでは他社の投稿に埋もれてしまいます。投稿を分析して、「どんな内容」を「いつ投稿すれば」ユーザーの反応がいいか勝ちパターンを見つけることが重要です。
ユニークワンはInstagramマーケティング分析ツール「ooowl」を開発しました!アカウントを運用する上で知りたい数字をPC上で確認でき、シンプルで使いやすいのが強み。PDFのレポートも自動作成されます。多くの法人様からお問い合わせいただいておりますのでぜひご覧ください!
5.効果的に運用するコツ
5-1.地道な投稿+コミュニケーションでフォロワーを増やしていく
SNSの根本は「ユーザー同士が共感を持ってつながりやすい」という点。アカウント開設したてではフォロワーが少なく辛くなるかもしれませんが、ユーザーに共感してもらえるコンテンツを定期的に投稿することが重要です。
投稿するだけではなくコミュニケーションを取ることも肝心です。求職者だけでなく、他の企業アカウントにも積極的に絡んでいくのもおススメです。結果として自社アカウントのフォロワー以外のユーザーにリーチできる可能性が高まります。
5-2.記事コンテンツ・動画コンテンツと併用!
SNSサービスの多くは投稿できる文字数や画像・動画形式に制限があります。会社の様子や社員の人柄をよりリアルに伝えるためには、Wantedly・noteといった記事コンテンツや動画コンテンツを併用してSNSで発信していくと相乗効果が見込めます。
5-3.プロモーションやキャンペーンも併用
ただ何となくSNSに投稿しているだけだと、フォロワーがなかなか伸びず多くのユーザーにリーチするのが難しいといえます。自社の存在をまだ知らない求職者にも広くコンテンツを届けるには、インターネット広告やSNSキャンペーンをはじめとしたプロモーション施策も合わせて実施することが重要です。
SNSキャンペーンを行う際は、媒体のポリシーに抵触しないよう配慮する必要があります。
Instagram規約改定でキャンペーン(プレゼント企画)が禁止に?企業アカウントは要注意!
6.ユニークワンでのSNS活用事例
6-1.社員個人でTwitterアカウントを持つ
ユニークワンでは社員個人が社名を公表してTwitterアカウントを持っています!WEBマーケティング関連の話題だけでなく、プライベートのツイートも多数あります。「こんな人たちが働いているんだ!」と社員の人柄が伝わりやすく、実際に応募してくれた方のなかでもTwitterを見たという人は多いです。
ちなみにユニークワンではTwitter手当というインセンティブを用意することで、個人の情報発信を後押ししています!
社員のセルフブランディングを応援!「Twitter手当」始めました。
6-2.noteで発信
誰でも簡単に記事メディアを作成できるサービス「note」。先ほど紹介したメインのSNSとは少し毛色が異なりますが、広い意味で捉えると「SNS」の一種です。求職者向けのコンテンツとして、社員インタビューや入社後の研修、福利厚生といった内容を積極的に発信しています。
記事が更新されたら上記の個人Twitterアカウントで拡散してもらう、という流れを作り、Twitterとnoteで相乗効果が生まれています!
メリットは自社でサイトを立ち上げなくてもサービスに登録さえすれば簡単にコンテンツを発信できるという点です。またブログを書くイメージでラフな内容を書きやすいことから、初心者の方もまず始めてみることをおすすめします。
7.まとめ:SNSを活用して採用活動を加速しよう!
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると
- 若年層をメインに求職者のSNS利用は増加している
- 粘り強く定期的に発信+コミュニケーションをとることが重要
- プロモーションやキャンペーンを活用して多くのユーザーにリーチしよう
ユニークワンは自社社員30名程度の規模でありながらWEBを活用した採用活動で年間800名の応募を獲得した実績をもとに、「採用プロモーション」「採用ブランディング」のトータル支援も行っております。ぜひお気軽にご相談ください!